平均ページビュー以外にも重要な「追加ページビュー」

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アクセス解析ツールが出す指標の一つに「平均ページビュー」があります。

平均ページビュー(以下平均PV)は、訪れた訪問者がサイトのコンテンツに興味を持ってくれているか、あるいはコンテンツのページ間ナビゲーションがうまくいっているかなど、サイト全体のトレンドとしての良し悪しを判断するのに、とても有用な指標です。

同じような指標として「平均滞在時間」がありますが、こちらはちょっとした要因で数字が大きく変わるので扱いが難しいです。

例えば、偶然、「サイトを見るのを中断してお手洗いに行く人が多かったり」すると、値が大幅に大きくなってしまいますし、タブブラウザを使っていると実際の利用動態と全く会わない数字を出してしまう、などの問題があります。

特に母集団(≒ページビュー)が少ないサイトでは顕著です。

対して、平均PVは平均滞在時間ほどのぶれがすくないので、確度の高い指標として有用です。

平均PVだけ見ていても分からないこと

ただ、サイトのパフォーマンスの良し悪しや、それに伴う問題発見をする際、平均PVの数字だけ素直に見ていても分からない、あるいは判断を誤ることがあります。それは例えば以下のような場合です。

サイトAとサイトBを見比べると、一見サイトAの方が良いサイトに見えます。

 『サイトA』
  PV :3,000/日
  Visit:1,000/日
  直帰率(トップページ):50%

 『サイトB』
  PV :2,500/日
  Visit:1,000/日
  直帰率(トップページ):75%

ややこしくなるので、前提として、ほとんどのユーザはサイトのトップページからランディングしてくるとします。
ないし、トップページからランディングしてきたユーザを対象にアドバンストセグメントなどでフィルタリングしたデータだとします。

この場合、サイトAの平均PVは「3.00」それに対してサイトBは「2.50」。
しかも直帰率もサイトAの方が断然良いので、サイトAの方がパフォーマンスが良いということになります。広告などでスプリットテストをしているなら、Aを取ることになると思います。

直帰しなかったアクセス者だけに目を向けてみる

ただ、ここで目線を変えて、直帰せずに残ったユーザにだけ目を向けてみます。

そのユーザがどのような動きかというと、直帰したユーザはPVとしては「1」なので

 『サイトA』
  PV :3,000/日
  Visit:1,000/日
  直帰率(トップページ):50% = 500visit

  残アクセス者のPV :2,500/日
  残アクセス者のVisit: 500/日

  
→ 残アクセス者の平均PV = 「5.00」

 『サイトB』
  PV :2,500/日
  Visit:1,000/日
  直帰率(トップページ):75% = 750visit

  残アクセス者のPV :1,750/日
  残アクセス者のVisit: 250/日

  
→ 残アクセス者の平均PV = 「7.00」

となり、残ったアクセス者の動きとしては「サイトB」の方がいい、ということになります。

問題がどこにあるのか?を知るために

上の数字は、言い換えれば、

 「サイトA」は、トップで直帰しなかったアクセス者は追加で4ページ見てくれた。
 「サイトB」は、トップで直帰しなかったアクセス者は追加で6ページ見てくれた。

ということです。個人的にこれを「追加PV」と呼んで、指標にしています。

この数字は、全体の平均PVと合わせると、サイトの問題がどこにあるかの箇所の絞り込みに有用です。

サイトのパフォーマンスとして、一番最初の集客の部分に焦点をあてると、ざっくりと

「集客がうまくいっているか」→「集めたユーザはターゲットとして狙っているユーザか」→「サイトのコンテンツはターゲットの心に響いているか」

といった流れがあります。

これを先ほどの二つのサイトに当てはめると、例えば、今度の改善点として、

 ・サイトAは「ターゲットユーザはそれなりに集められているが、サイト内のコンテンツに魅力がまだ少ない、従ってコンテンツの充実が次の課題では」

 ・サイトBは「ターゲットユーザを集められていないが、サイト内のコンテンツはターゲットユーザにとって魅力的になっている、従って集客のやり方を変えて適切なアクセスを集めることが次の課題では」

といった仮説がざっくりと立てられます。

そうしたら、後は他の指標(アクセスKWごとの動きとか)などを見ながら、ドリルダウンしていけば良いと思います。

もちろんこの例は、かなり大雑把で、実際にはもっともっと色々な要素が出てくるのでそれらを考慮しながら行わなければいけないです。

アクセス解析が出す情報を加工すると、もっと面白い数字が出る

ただ単純にアクセス解析ツールがダッシュボードに出しくれる情報だけを見るのではなくて、それを元に数字を加工して行くと、また有用な情報が見えてきます。

その一つの例として、今回「追加PV」の話を出してみました。

みなさんも、面白い指標があったら教えてくださいっ。

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