「ブラックハットPPC」とは?BlackHatはSEOだけじゃない

ブラックハット」と言えばSEO、オーガニック検索の部分でのSEOというように思われがちです。

ですが、PPC広告においてもブラックハット行為がされています。

その手法の1つを、Mike Boudet氏がSearchEngineJournalにて紹介しています。

ご自身の体験を記事にしたものですが、読んでいて、うーんいやらしいと思いました。

記事はこちら。

Exposing Black Hat PPC Techniques: Stealing Competitor’s Trademark Traffic in Google Adwords
Read more: http://www.searchenginejournal.com/black-hat-ppc-techniques-stealing-competitors-trademark-traffic/31055/#ixzz1SYF15unw

▼Exposing Black Hat PPC Techniques: Stealing Competitor’s Trademark Traffic in Google Adwords

Adwordsで「最近妙に反応が悪い…」などと悩んでいる方は、この方向も考えてみたほうがいいかもしれません。

自然検索におけるブラックハットSEOは、間接効果を考えれば被害はありますが、他のユーザにダイレクトに被害を与えることは基本的にはありません。

ですが、PPCにおけるブラックハットはダイレクトです。

今回の例も

  • あるクライアントのCPAが2倍になってしまった
  • 実際に獲得できるCVも半分になってしまった

という状態になったそうです。

問題発生まで

クライアントのCPAがどんどん上昇している時、筆者は「おかしい」と思ったそうです。

なぜなら、基本的にキーワードが、会社名や製品名、URLなどのブランドキーワードだったからです。

ブランド名やサイトのURLは勝手に使ってはいけないようにAdwordsの規約で決まっており、違反していればその広告はAdwords側が出稿停止にします。

なので、ほとんどの業種であまりブレないKWDのはずです。

でもCPAはどんどん高騰しCV数は悪化の一方でした。

その手法とは

ではどのようなことが行われていたかというと、単純に言えば、表示URLと実際のリンク先URLを別にしていたんですね。コアは単純です。

これは本来行ってはいけないことで、Adwordsのロボットが見つけ次第出稿停止にします。

ただ、当然ばれないようにいろいろしておりまして、

  • リンク先URLを、極めて長い文字列にして、パラメータのようにしてユーザが気付かないようにした。
    筆者のサンプルでは「&adurl=http://someredirectdomainwithalotofcha racterssothatitlookslikeparametersintheurlinsteadofaredirectdomain.eu/track/61/
  • その先でシンプルなURLにリダイレクトさせて、怪しまれないようにした。
  • 相手にばれないように、その地域のIPアドレスに対しては、正しくその企業のURLにリダイレクトされるようにしていた。
  • GoogleBOTのIPアドレスに対しても、正しくその企業のURLにリダイレクトされるようにしていた。
  • IPアドレス単位で履歴をとっていて、24時間以内に同じIPからアクセスがあった場合は、正しくその企業のURLにリダイレクトさせるようにしていた

など、人間とGoogleを欺くように仕込みを入れていたんですね。

Googleは気付けなかったのか?

Googleに調査を依頼したそうですが、結果としては

「ちゃんと表示URLのサイトに最終的にリダイレクトされていたから、問題はない」

という回答だったそうです。

Google側もすべての広告を目視チェックするわけにいかないですので、どうしてもBOT頼りになります。

このブラックハット業者は、先ほどのようにBOT対策をしていました。

単純な対策ではありますが、Googleが本格的に人的な調査をしなければ、十分効果的です。

BOTのIPをどれだけ変えても、収集用に安い広告を別途たくさん出し、そこで収集するなど、それなりに把握する術はありますよね。

この記事のコメント欄でも「いちばんこの方法が恐ろしいのは、Googleがおそらく気づけないということだ」というコメントがあります。

また、同じようなことをしているところは他にもたくさんあるというコメントもあります。

この記事の場合は、実際の画面の動きを動画にとって、それをGoogleに送ってみてもらうことで、2~3ヶ月後にこの広告がやっと止まったそうです。やっかいですね。

PPCは自衛&改善の意味も込めて、レポーティング必須

今のところ完全にこれを止めるのは難しいと言わざるを得ません。自衛しかありません

とは言え、PPCを運営しているなら遅かれ早かれ数値の悪化に気づくはずです。それがままならないとすれば、ブラックハット云々に変わらず、やり方としてよくない状態です。

SEOも技術の発達によって、ブラックハットを行う敷居がどんどんあがっていますから、PPCに逃げ道を求める業者が増えるかもしれません(一時期Googleマップがひどかったように)

自社と見込み客をつなぐチャネルは、きちんと自社でモニタリングしていかないといけませんよね。

この記事が、その発端となれば幸いです。

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