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補足:海外のWEBコンテンツ制作界隈はどんな雰囲気なのか?

コンテンツマーケティングについての2013年の現状をまとめたスライドを、ContentMarketingInstituteが出していました。

現状、北米を中心としたマーケターの間でどのようにコンテンツによるマーケティングが行われているか。

その把握として便利な資料ではと思いましたので、記事としてシェアしたいなと思います。

2019/09追記:2016年版までCMIで公開されていますがその後は分かりません。2016年の時点で当然ですが加速していたので、今や重要性をあえて語る必要もないかもしれません。(中山)

1.元のスライドはこちら

元のスライドはこちらです。SlideShare。こちらもぜひご覧下さい。

このスライドの中から10項目少々を取り出してご紹介していきたいと思います。

2.具体的なポイント

では早速、それぞれのグラフとともにご紹介していきます。

2.1.B2Bマーケターのうち91%が「コンテンツ・マーケティング」を行っている

B2Bでマーケティングを行っているエージェンシーのほとんどが、コンテンツマーケティングを行っているようです。

程度問題までは分かりませんが、すでに視野に入れていて当たり前のものになっているのだなと感じます

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2.2.B2Bマーケターは平均して12のコンテンツマーケティング施策を行っている

企業規模が大きければ、行う施策は増えていきますが、慣らすと平均11の施策を行っています。

どのまとまりを「ひとつ」と考えているのかについては次の項目で掲載しています。

「事例掲載」「ソーシャル活用」などもそれぞれ1とカウントしているので、11という数字は実際はそれほど多くは無いとは思います。

ですが、既に色々なことに手をつけるのは当たり前という状況であるということは、押さえておくべきかと思います。

Voila_Capture445.png

2.3.実際にどんな施策を行っているか?

これは、グラフが載っていますので、下記画像をご覧下さい。

Voila Capture446

コンテンツマーケティングを行う際の種になると思いますので全て抜粋します。

普段コンサルでおすすめしているものは、太字にしています。

  1. ソーシャルメディア活用
  2. 自社(オウンドメディア)において、記事による情報発信
  3. ニュースレター
  4. ブログ
  5. ケーススタディの掲載
  6. 動画コンテンツの作成
  7. 他のウェブサイトへの記事提供、寄稿
  8. 本人出演のイベントを開催する(セミナーなど?)
  9. ホワイトペーパーの公開
  10. ウェビナー(Webinar)の開催
  11. 調査レポートの公開
  12. マイクロサイト(Tumblerなど?)
  13. インフォグラフィックの作成と公開
  14. 自社開発のツールの公開
  15. モバイル向けコンテンツ
  16. Ebook作成、公開
  17. 印刷物の配布
  18. 書籍の発行
  19. ビデオ会議
  20. Podcast
  21. コンテンツシンジケーション
  22. モバイルアプリケーション(スマフォアプリ)
  23. デジタルマガジン
  24. 印刷されたニュースレターの配布
  25. 定期的な何かのレポート公開
  26. ゲーム、ゲーミフィケーション

2.4.昨年と比べてコンテンツマーケティングは確実に行われるようになっている

2011年と比べて、特に「調査レポートの公開」「動画コンテンツ」「モバイル向けコンテンツ」「ビデオ会議」が大きく伸びているようです。

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2.5.どの施策を「効果的だ」と考えているか?

では実際に施策を行ってみて「効果があったな」と感じられているものは何か。

上位から並べると「本人が出演するイベント」「ケーススタディ(事例)」「ウェビナー」「ブログでの情報発信」「動画コンテンツ」が上位5位でした。

こうしてみると人間性や人間味が絡んでくるものが多いですね。そして、ソーシャルメディアがこの中に入って「いない」事も興味深いです。

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2.6.マーケターはどのソーシャルメディアサイトを使っているか?

Voila_Capture449.pngこれは日本と海外の差でもあると思いますがLinkedInが1位です。2011年も1位でした。

全体的に増加傾向にあります。

動画コンテンツが効果的という声とも呼応して、YouTubeを活用する割合が結構増えていますね。

Google+も順調に増えているようです。

Flickrだけちょっと落ち込んでいますが、共有という部分であまり強くないせいかもしれません。画像ギャラリーのようなイメージかなという印象です。

2.7. コンテンツマーケティングの目的は?

これは、順位そのものと言うよりは「コンテンツマーケティングってそもそも何の目的で行うのか」を知るために有益なグラフです。

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コンテンツマーケティングにおいて、最も大切なものの1つで有り、悩むことの1つでもあるのが「何を目標にしたら良いの?」です。

これについては以前に「何を目的に「コンテンツ」を作ったらいいの?悩んだ時の10個の例 」に詳細を書きましたので、興味のある方はご覧下さい。

そしてこのデータとしては

  1. ブランド認知
  2. 新規顧客獲得
  3. リード創出(見込み客の獲得)
  4. 顧客化(既存客へのフォロー)
  5. リーダー的な存在というイメージを作るため
  6. エンゲージメント
  7. サイトへの送客
  8. 見込み客フォロー
  9. セールス

の順番でした。直接的なセールではなくそこにいたるまでの課程に活用している様子が見えてきます。

2.8.インハウスとアウトソースの両方を使うか、インハウスのみが一般的

完全インハウスが56%、アウトソーシングのみがほぼ0、両方が43%ということです。

自社のことを分かっているのはやはり自社なので、コンテンツ作成がまず自社オンリーで、インハウスではじまるのは自然な流れです。

ただ、私としてはアウトソースできる部分はアウトソースしないと、見込み客や潜在客の期待するものを満たすことができないのではないかと思っています。

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2.9.一番悩ましいのはやはり「コンテンツ作り」

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そして、コンテンツマーケティングを行うにあたり困っていることについてです。

これはやはり「コンテンツを作ること」「相手と対話できるコンテンツを作ること」など、コンテンツを作ることが以下に大変かという内容となっています。

インバウンドマーケティングがいまいち前に進まない理由がここにあると思っています。

やはり、コンテンツを作るのはそう簡単ではないんですよね。

ここを補完するサービスが出てこないと、なかなか世界は変わらないのです。

十分な品質のコンテンツを、手軽に作れるようにならないとPDCAのDにも至りません。

終わりに

こうしてみると、海外もまだ様々に試行錯誤している段階だなと感じます。

コンテンツマーケティングやインバウンドマーケティングにおける大切なポイントの1つに、「相手が欲しがる情報をできるだけ先出しする」があります。

これは、日本人が得意な部分だと思っています。おもてなし・空気を読む・心遣いをする。そういったものと繋がっていると感じるからです。

その意味で、日本がマーケティングで逆転する日が来るのかもしれません。(そのお手伝いができるように、色々動いています)

この記事も、そのお役に立っていれば幸いです。

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