Webを武器にしたい中小企業の方の外部の専門家!戦略立案・行動計画、HP制作・コンテンツ・SEO・広告・オフライン施策やシステム選定などワンストップ丸ごとサポート

コンテンツに力を入れる前に、まず売ろうとしている商品を疑え

コンテンツを作る前に、先に考えておいたほうがいいことがあります。

それは「そもそもその商品は今の状態で、コンテンツを使って売れるような商品がどうか」です。

最も大事なのは「商品」です。

そして、「商品がしっかりしているなら伝え方の問題」です。

コンテンツはその伝え方の所でその本領を発揮するものなので、そもそもの商品が駄目だと、どうしようもありません。

これはコンテンツうんぬんにかぎりませんが、コンテンツを作ろうとする前に、一度やっぱり自社の商品を見なおして見ることをお勧めいたします。

その前提で、ブログで数百万ドルを稼ぐRamit氏のインタビューから、今度はランディングページ、セールページの作り方のコツについての記事をご紹介します。

元記事はこちらです。
https://problogger.com/ramit-sethi-exposed-how-he-earns-millions-blogging/

Ramit氏の実績

インタビュー記事内で示されている情報によれば、Ramit氏は

  • ほとんどの時間を商品開発とオファーの作成に注いでいる
  • セールスページからのコンバージョンレート(CR)は68.7%
  • 一般的にはCRは2〜4%なので驚異的

と、恐ろしいCRを叩き出しています。野球で言うと打率9割並の恐ろしさですね。 もちろん、その裏には、セールスページにたどり着く頃には買うことを決めた状態になっているような、「売れる仕組み」が構築されているはずですが、しかし恐ろしい数字です。

これに対してRamit氏は

「あなたの商品が価値あるもので、でもそれを買ってもらえないなら、その価値を上手くお客さんに伝えられていないからだよね」 「それを解消するには、もっともっとお客さんのことを知るのが一番早いと思うよ」

と答えています。 暗に「商品が最も大事」「商品がしっかりしているなら伝え方の問題」と言っています。 その上で幾つかのコツを教えてくれています。

商品のネーミングは大事

セールスページにおいて、最も大事なのは「商品のネーミング」。既存商品を売っている方にはちょっとどうしようもない内容かもしれませんね…。 ポイントは2つ

1「ネーミングで夢を見させてあげること」 2「その商品が実現を助けてくれる目標を、明確にしてあげること」 

例えばRamit氏の商品の「Earn 1k」は

“この商品は、あなたが副業で毎月1,000ドル稼げるようにすることをサポートしてくれるものだよ”

ということが伝わるネーミングです。 また、他には「Find Your Dream Job」という商品もあります。これも同様です。 この商品のキモは「Dream」という言葉

誰しも、食に就きたいのではなく、意識しているにせよしていないせよ「自分にあった素晴らしい夢の様な仕事」を探したいと思っているはず。 調査結果からRamit氏はそう判断してこの商品名にし、大ヒットを生んだそうです。

… もちろん商品の中身が伴っていなければいけません、名前と一貫性が取れていなければいけません。なので、そこまで含めて先にプランニングする必要があります。 しかし、これが合致すれば大きな効果をあげられるということです。

※商品ではなくコンテンツの観点では?

サービスではなく、見込み客や顧客を育成するためのコンテンツでも、同じことが言えます。

  • 読者のニーズを深く探り
  • そこに対してダイレクトに斬り込んでいく、読んでいる人がアクションを起こしたくなるような気持ちになる
  • あるいは「あぁ、そうだ、そういうことがしたかったんだよ」と思う

ようなものを作ってあげられると、読者は喜んでくれます。 そしてそこに、それを狙って次のコンテンツであったりオファー、フロントエンド商品を置いておけば、次の購買ステップに進めてあげることができます。 どなたの言葉か忘れてしまって恐縮なのですが、

「本当の意味で誰もが思いつかないような商品、は売れない。 その商品を見て、あぁそういえばこういうのあったらいいなって、思ってたんだ、そう思ってもらえるような商品は売れる」

これは、商品をコンテンツに置き換えても成立します。 そしてこの差は、どこまでターゲットの脳みそに入り込んだかどうか、です。

その他

その他は細かいことなので箇条書きでまとめていきますね。

  • A/Bテストは悪いことじゃない。 ただ、もっとプライオリティが高いのは商品の見直しだ。
  • ターゲットとしている見込み客や顧客は、どんなものが欲しいのか?同じ商品ベースでも、高価格なコンサルや、ビデオ教材ではなく、低価格なトランスクリプションが欲しいのかもしれない
  • McDonaldは、子供用のセットを用意することで、ファミリーのニーズに答え、売上をを大きくアップさせた
  • そういったことにまずは時間を使うべきで、細かいボタンの色などは最後でいい
  • 平均的な価格感はこんな感じ ・ブログの記事:金を払おうという人はいないよね… ・PDF/e-Book:27〜97ドル(※1,780円〜7,800円くらいですかね) ・オーディオ、ビデオ教材:497〜997ドル(39,800円〜79,800円くらいですかね) ・上に加えて、ライブコンテンツ(Webminarなど?):それプラスいくらか ・一対一コンテンツ:それ以上 悩んだら市場価格(書籍なら800円〜1200円位が最安値かなぁ、とか)を見ようとのことです。
  • 返金保証をした際の返金率は10%を目安に。それを越えるなら商品を見直すサイン。 もし2%程度など、思ったより低ければそれも危ないサイン。 もっと値段を高くしても売れるということだから、価格を見直す。
  • 返金は「満足頂けなかったらご返金します」ではなく、もっと具体的に「これで3社と契約が取れず、ご満足頂けなかったらその旨ご記載下さい、返金致します」の方がいい。

終わりに

原文を読んでいただいた方には分かるかもしれませんが、かなり駆け足でエッセンスを抽出してきました。できれば原文をゆっくり参照いただきたいです。

【元記事はこちら】https://problogger.com/ramit-sethi-exposed-how-he-earns-millions-blogging/

主に、コンテンツというよりはセールスの話でしたが、商品をコンテンツに置き換えれば、そのまま通用します。

まとめ。

  1. 商品が最も大事
  2. 商品がしっかりしているなら伝え方の問題
  3. ネーミングで夢を見させてあげること
  4. 返金保証をした際の返金率は10%を目安。高ければ商品の見直し、低ければ価格の見直し

eラーニングのススメ

eラーニングメソッドの中でもコンテンツとその周辺について詳しく解説しています。ぜひご覧下さい。ウェブ活用全体について、実際に中小・小規模事業者の方々へのコンサルティングのベースになっているノウハウを動画で配信しています。

コンテンツ関連音声セミナー

Webコンサルタント中山陽平の「中小企業を強くする」実践ウェブ戦略Podcast

iTunes公式ディレクトリ他でも配信している無料音声セミナー(ポッドキャスト)でもコンテンツに関して扱っています。まずはコンテンツ関連の回から、そしてその他の回もぜひチェック下さい。

お問合せはこちら
お問合せはこちら
Googleマップ レビュー
  • これまでいろいろなWeb関係者の方と随分お会いしてきました。その中においては間違いなくレベル感の高いエッジのきいたお仕事をしていただき自社のWeページをはじめとても満足しています。中山さんは基本とても誠実で几帳面なお人柄であるために、自分のビジネスにおけるパートナーとして安心してご相談にのっていただけるので絶対におススメです。 本当はあまり人気が出すぎると独り占めできなくなるのでいやなのですが、どんな相談にもわかりやすくご説明いただき本当に助かっていますので感謝の意味を込めてあえて書かせていただきました。
  • 中山様に、遠隔コンサルを1時間いただきました。コンサル前から、当方業界の概要を調査し、具体的な提案を複数いただけるなど、親身にクライアントのビジネスを本当に盛り上げたいという中山様のプロフェッショナル精神が伝わってきました。6か月のコンサルティングをお願いすることになりました。こういったプロの視点がなければ気づかなかったことを多く発見することが出来、ビジネスを盛り上げるにあたり大きなサポートをいただいています。
  • 新規事業のプロジェクトで、中山さんにコンサルティングをお願いしました。約10ヶ月、ウェブマーケティングの本質的なところから、営業ツール、LP制作といった広い範囲まで指導して頂きましたが、その経験は今でも大きな財産です。自信をもって紹介できる数少ない、コンサルタントだと思います。
  • 昨年よりWebページの改築に伴いご相談させていただきました。結果としては見送りとなりましたが、マーケティングや営業と連携したウェブページについてご案内いただきとても参考になりました。引き継ぎ、ポッドキャストや書籍を通して勉強させていただきます。今後の配信も楽しみにしております。また機会があればどうぞよろしくお願い致します。
  • 無料のニュースレターを申し込んだら、グーグルマップにコメントを残して欲しいというチラシが入ってました。 ポッドキャストでも、グーグルマップやマイビジネスのローカライズを重要視されていました。 活動や理念に、一貫性があるのは素晴らしいと思います。 ポッドキャストはオススメです。
中小企業専門特化・ラウンドナップWebコンサルティング