ラウンドナップ・コンサルティング公式ブログ 代表中山陽平が記事執筆。コンサルのノウハウ進化のための情報収集の一部を発信中。2004年〜開始。

Googleのユーザインターフェイスが変わったその背景

昨月末からGoogleのデザインが変わりましたね。

PCの方もそうですが、iOSなどのモバイルデバイスのほうでも変わっています。

これから数ヶ月くらいをめどにして
日々手を入れていくようです。

Googleデザイン変更のわけしかし、Googleの様な「使ってもらってなんぼ」のサービスにとって、見た目・ユーザーインターフェイスの変更というのはかなり大きなイベントです。リスクも大きいです。

それでもおこなったということは、そこには何かの明確な目的や意思があるはずです

ここは、とても興味深いところです。

Googleという極めてビジョナリーな会社の行うことは、その表面だけではなく、裏にある思想もぜひ注目すべきです。たくさんのビジネスのヒントが隠されています。

 

そこで今回は、OfficialGoogleBlogから、1つ記事をご紹介したいなと思います。

▼Evolving the Google design and experience
http://googleblog.blogspot.com/2011/06/evolving-google-design-and-experience.html

目標は、より「シームレスで一貫性のある」ユーザエクスペリエンス

ここからは基本的に元記事の翻訳です。

意訳も多いので、実際のニュアンスを確認したい方はぜひ原文をご覧ください。

 

まずは序文。

The way people use and experience the web is evolving, and our goal is to give you a more seamless and consistent online experience—one that works no matter which Google product you’re using or what device you’re using it on.

WEBの世界のユーザエクスペリエンスはどんどん発展しているが、私たちが設定しているゴールはもっともっとシームレスで一貫性のあるユーザエクスペリエンスだ。どんなGoogleのサービスを利用していても、それに携帯でもパソコンでもなんでも、どんなものから使っても同じように使えることなんだ。

これを実現するに際してGoogleは3つのポイントをかかげています。

それは 「focus, elasticity and effortlessness

 

1.Focus(余計なことを考えなくていい)

検索しているときやメールをしているとき、地図を見ているとき、ユーザは自分のほしいもののことだけを考えていればいいのが理想だ。

私たちがやりたいのは、ツールや機能を簡単にすばやく使ってもらえるようにすることなんだ。

今回のデザイン変更でそれがよい方向に向かうと考えている。

罫線を加えるだけだったり、ボタンの色を変えたり、ナビゲーションを必要と思われるときまで出さないようにする、といった細かい積み重ねが大事だと思っている。

Whether you’re searching, emailing or looking for a map, the only thing you should be concerned about is getting what you want. Our job is to provide the tools and features that will get you there quickly and easily. With the design changes in the coming weeks and months, we’re bringing forward the stuff that matters to you and getting all the other clutter out of your way. Even simple changes, like using bolder colors for actionable buttons or hiding navigation buttons until they’re actually needed, can help you better focus on only what you need at the moment.

2.Elasticity(融通が利く)

今はまだ、ユーザのほとんどは似たようなパソコンとモニターでGoogleのサービスを使ってくれている。

だけどこれがもう10数年もすれば、パソコンだけではなくモバイル端末であったりタブレットであったり、高解像度のTVであったりと様々なものから使われるようになる。

その時に、どんな端末から使われても同じようなユーザエクスペリエンスを提供できるように、フレキシブルで融通が利くようなデザインにしたかったんだ。

In the early days, there was pretty much just one way to use Google: on a desktop computer with an average-sized monitor. Over a decade later, all it takes is a look around one’s home or office at the various mobile devices, tablets, high-resolution monitors and TVs to see a plethora of ways to access the web. The new design will soon allow you to seamlessly transition from one device to another and have a consistent visual experience. We aim to bring you this flexibility without sacrificing style or usefulness.

3.Effortlessness(苦労がいらない)

Googleのデザイン哲学は、力とシンプルさの結合だ。

サービスの見た目はシンプルですっきりさせたい。

裏方のシステムとしてはHTML5やWebGLなどの最新の技術や、速いブラウザを作って、簡単にWEBの強大なパワーをみんなが使えるようにしたいんだ。

Our design philosophy is to combine power with simplicity. We want to keep our look simple and clean, but behind the seemingly simple design, use new technologies like HTML5, WebGL and the latest, fastest browsers to make sure you have all the power of the web behind you.

終わりに

このような考え方をより実現するにはどうしたらよいか。そこから逆算して導き出したのが今回のデザインということですね。

こういった、アイディアオリエンテッド、フィロソフィーオリエンテッドな作り方というのは、そのアイディアの質次第ではあるものの、非常に魅力的な作り方ではあります。

もちろん、こんな作り方をさらっとできてしまうのは、Googleという会社が、強力な頭脳とそれに基づいて開発する仕組みを持っていることが大きいので、単純に真似しろといっても難しいところではあります。

しかし、まずは周りを見て、今のお客さんと将来のお客さんがどんなものを求めているのか、それを考えて考えてからプロジェクトの方向性をきちんと定めることが、とても重要だなと感じます。

Googleのサービスそのものに着目するだけではなく、こういった「考え方」にも注目するとおもしろいですよね。
Googleに限らずお勧めです。

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