ラウンドナップ・コンサルティング公式ブログ 代表中山陽平が記事執筆。コンサルのノウハウ進化のための情報収集の一部を発信中。2004年〜開始。

カバー画像は見られてない?担当者必見、新Facebookページ視線分析5つの結果

20120404_timeline-eyetracking.jpgFacebookページがタイムライン化して4日目、見た目は新仕様にしたけれど、運用はどうしようか…と悩んでいる方も少なくないはず。そこで今回はその大きなヒントになる、アイトラッキング分析で分かった事実についての記事です。

アイトラッキング分析をした結果、事前の予想とは異なる動きが明らかになった

SMI-eyetracking_usability_mobiledevices_HED4月の頭から強制タイムライン化したFacebookページ。

そのアナウンスが出された3月の中頃から、新しい仕様について、その詳細と、新しい仕様で大切になるであろうポイントなどの記事が、たくさんWEB上に広がりました。

恐らく多くの方は、それに沿ってタイムライン化を行ったのではないかと思います。

しかし、実際にタイムライン化を行ったFacebookページを「SimpleUsability」がアイトラッキング分析した所、事前の想像とは異なる結果が出ました。

記事はこちらです。
▼Eye Movement Study Reveals Six Must-Know Things About Facebook Brand Pages

アイトラッキング分析とは?

アイトラッキング分析とは、実際のユーザの視線を追いかけて、どこに注目がいっているかを調べる分析のこと。

つまり、ユーザが実際に新仕様のFacebookページで注目している所が分かる分析です。

ユーザビリティテストでよく使われる分析です。

具体的には5つのポイントが明らかになった

具体的には以下の5つのポイントがあげられていました。

これは、Facebookページの仕様という観点もありますが、それに加えて現時点での一般的なFacebookページ運用の問題点でもあります。

なので、Facebookページを運用されている方は、この結果を元に、タスクのプライオリティを変えるべきかもしれません。

  1. カバー画像は思っているほど重要ではなかった
  2. タイムラインはブランディングには有効
  3. タイムラインは、ブランディング以外では不評
  4. ユーザがFacebookページで何か行われているのか知る主な手段は、友だちの「いいね!」や行動を通じてのまま
  5. アプリケーションはめったに使われない

ここから、それぞれについて元記事を噛み砕いて書いていきます。

1.カバー画像は思っているほど重要ではなかった

最も重要であると考えられていた、最上部のカバー画像ですが

  • ユーザはカバー画像をほとんど無視していた
  • ユーザはカバー画像を「ただの広告スペースみたいなもの」として認識していた

という結果が出たそうです。

ユーザは、Facebookページを開くと、すぐにスクロールを始め、カバー画像をスルーし、プロフィール画像もスルーし、アプリの画像もスルーしていた

そうです。

ほとんど無視していたというのは、Facebookのガイドライン的に、派手なことが出来なかったせいもあるかもしれませんが、予想外だなと思います。

ましてや「広告スペース」だと思われているということは「企業のブランディングを促進」するために設定したスペースとしては、まだうまくいっていないと言わざるを得ません。

無意識のアイデンティファイ効果はあるのでは?

とは言え、画像というのは、意識的に見なくとも、目の端っこに映っているだけで何らかの効果を上げるものではあります。

他のFacebookページとの無意識の差別化、無意識のアイデンティファイという効果は恐らくでているのではないかなと推測しています(裏付けはありません)

2.タイムラインはブランディングには有効

企業のブランドを伝えるという意味で、タイムラインは「企業のホームページの企業紹介のページより優れている」とのことです。

  • タイムラインは、ブランディングのためにとても有効
  • ユーザは、企業のホームページよりFacebookページのほうが簡単に、その会社について知ることができた、とのべた

タイムラインは、企業を人格化して、企業と個人を直接つなげるという意味で、たしかにその目的をきちんと果たしているようです。

引き続きタイムラインを通じて、エンゲージメントを高めていくのは、有効だと考えていいのではないかと思います。

3.タイムラインは、ブランディング以外には不評

タイムラインは、2番で書いたように、ブランドを追いかけるという意味では効果を発揮しています。

しかし、情報を集めるという観点だと

  • TimeLineをさかのぼって見た情報が、期限切れなのかもしれない…いや違うのかな?という悩みを、多くのユーザが抱えた
  • ブランドの歴史を知りたいという人以外は1月以上遡ることは、まれであった

という結果だったようです。

これを考えると、ブランディングではなく、例えばセール情報やクーポンといった実利的な情報が欲しいユーザに対しても、混乱なく情報を提供できる道筋を作る必要があるのではと思います。

例えば、

  • 上部固定記事で、現在有効な情報へのリンクを記載する
  • 記事の中に期限をきちんと書く
  • 賞味期限の切れた記事をページから非表示にするなど、整理することを必要に応じて行う

ということが、必要なのです。

4.ユーザがFacebookページで何か行われているのか知る主な手段は、友だちの「いいね!」や行動を通じてのまま

これは、見出しの内容そのままです。

フェイスブックページに来るきっかけ自体は、引き続き、

  • ◯◯◯さんが×××をいいね!しました
  • ◯◯◯さんが×××××について言及しました

といった、友達関係の近況アップデートなどがメインのフックになっています。

フェイスブックページに来て、情報を取りに来る、という流れには、まだなっていないようです。

5.アプリケーションはめったに使われない

アプリケーションはめったに使われないようです。

これらをアピールするためには、タイムラインで知らせていくことが必要と言えそうです。

ただ置いてあるでけでは使われないよ、ということは押さえておくのがいいのです。

終りに

このように、実際にユーザテストをしてみると、想像とは異なる部分が現れてきます。

これから、どんどんとこういう情報が出てくるのではないか?と思いますので、引き続き、どうしたら企業と個人が、お互い楽な形で触れ合うことが出きるのかについて、考えていきたいなと思います。

今回の記事が、運営の参考になれば幸いです。

 

Photo by caseorganic

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