“Googleが悩んできた事”を知ってGoogle対策を楽にする

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Googleがどのようなことを悩みながら進んできたのか。それを知ることはこれからのGoogleの方向性、そしてその上での検索エンジンマーケティング策の方向性を考える上で、重要な情報です。

Googleが検索機能を進化させる際に悩んできたことについての記事が「Search evaluation at Google」というタイトルでGoogleオフィシャルブログにありました。

ただ、昔の記事、4年前の記事です。

検索エンジン周りでは1年以上前の情報は役に立たないとされています(なので海外のSEO担当は1年現場を離れていたらビギナー扱いだそうで)

Googleの方向性を考えるのに良記事

しかし、この記事の中にあるGoogleの悩みは、今でも重点的に改良が続けられている項目だと思思われますし、実際そう感じます。

そこで、今回これを取り上げてみようと思います。

「Googleがどのような悩みを抱えていて、それをどうやって解決してきた、あるいは解決していこうとしているか」

を知りたい方は、ぜひご覧下さい。

まとめた画像はこちらです。

Googleが困っていること_IMAGE_03.jpghttp://www.7korobi8oki.com/kiji_image/Google%E3%81%8C%E5%9B%B0%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8_IMAGE_03.jpg
 

Googleが当時抱えていた4つの悩み

元記事はGoogleOfficialBlogの「Official Google Blog : Search evaluation at Google

Googleが検索エンジンの仕様変更をする際に、どのような議論を行いどのようにローンチしていくかといった内容が主です。

その中で「検索エンジンに対して行った変更点の良し悪しを測ることをとても難しい」という文脈で4つの悩みが書かれています。

それが先程作った画像の内容ですね。

それぞれについて、要点の抜粋とそれに対しての感想、及び注意点などを書いていきたいと思います

悩み1:キーワードだけでは検索ユーザのニーズをすくいきれない

"「ebay」や「orbitz」のような検索をした人は、そのオフィシャルサイトを求めていると考えていいだろうただ、例えば「オリンピック」で検索した人は、一体何を知りたいのか掴みきれない。それは、ニュースかもしれないしメダルの数かもしれない、歴史かもしれないし…"(同記事)

前提として…Googleはキーワードを目的別に分類して把握している

Googleはキーワードをいくつかの種類に分類していると言われています。

Googleの考えるクエリ分類それは「ナビゲーショナルクエリ」と呼ばれる、特定のサイトに行くことを目的としたクエリ(キーワード)、それから「インフォメーショナルクエリ」と呼ばれる、何かの情報を収集するために行うクエリ、最後は「トランザクショナルクエリ」で、これは何かの目的を達成するために入れるクエリです(「激安 テーブル 購入」など)

それぞれによって、検索結果での順位はチューニングされています。例えば引用にあるような、特定のサイト名なら「ナビゲーショナル」だから、公式を優先させようとします。

「インフォメーショナルクエリ」だと判断されれば、キーワードにもよりますが、それがたとえ実は何かのブランド名であっても、Wikipediaなどの情報系でオーソリが高いサイトが上に行ったり、あるいはそれに関する口コミブログが上に行ったりと、幅広く関連情報をだそうとします。

しかしそれも限界がある

そうやってGoogleは検索エンジンのクエリごとに目的を結びつけて、出す結果をコントロールしているのですが、それも限界があるということだと考えられます。

それに対してどう動いていくのか?

GooglePlusこれは推測ですが、キーワードに対してどんな情報をユーザは求めているのか、

それを知るための大きな1つの手段が「SNSからの情報収集」です。

元々はTwitterの情報、今はGoogle+というSNSの情報をもとに、Googleは

  • キーワードごとのニーズをより精緻に把握
  • 時間的な変化、地域ごとの変化も把握

し、対応していこうとしているのかなと思います。

なので、基本的にはこの辺りのユーザの頭の中関係は、Googleプラスを通じてブラッシュアップしていくのだと思っています。

そして、もう一つのキーワードが「パーソナリゼーション

そうやって得られたデータに追加して、個人個人の趣向を把握した上で味付けをしていくのです。

GooglePlusをより推進し、パーソナリゼーションを一緒に推し進める

のではないかと思います。

 

悩み2:検索ユーザ全てに満足してもらう変更は不可能だ

"with any algorithmic change you make to search, many searches will get better and some will get worse.(どんなアルゴリズムの変更をおこなっても、以前より使いづらくなったと感じる検索者は必ずでてしまう)"

Googleは日々たくさんの箇所を変えていますが、そのたびに賛否両論吹き荒れます。

これに関してGoogleとしてはある程度は仕方ないという考えです。これはいたしかたない部分です。

ただ、Googleとしてはその「使いづらくなったユーザ」をできるだけ減らすということを考えているとのことです。

Googleの検索エンジンとしての進化は、ある程度成熟段階に入っていますので、今後は大きなブレイクスルーというよりも細かい進化の積み重ねが主な修正になるのでは?と考えられます。

そうなると、今後は「特定のユーザだけのテスト」「特定の国だけでまず開放」といったような、現場でのテストが増えていくのではないかと思います。

Googleの変化をいち早く察知するるためには、そういったβローンチ情報にアンテナを張っておくといいのではないでしょうか。あるいは海外でのみローンチされているもの(Search Plus Your Worldなど

悩み3:ただキーワードに対して関連したページを出すだけではダメだ

But today's search-engine users expect more than just relevance. Are the results fresh and timely? Are they from authoritative sources? Are they comprehensive? Are they free of spam? Are their titles and snippets descriptive enough?
(今の検索者は、関連性のある情報を出すだけ以上のものを期待している。検索結果が新しくタイムリーなものか?きちんと権威のある情報源からのものか?包括的な情報か?スパムではないか?スニペットは分かりやすくなっているか?)

WEBという世界が広がっていき情報量が爆発的に増大していくと、必要のない情報に接する時間が非常に嫌なものになります。

それが検索結果にも影響しており、検索をする人は「いかに短時間に必要な情報にたどりつけるか」という点で、見る目がどんどんと厳しくなっています。

これに関しては、Googleとしてはアルゴリズムを洗練させたり、先程2番で述べたような改善活動をしていくのかなと思います。

ただここで大事だなと思うのは、

その検索結果から来たユーザが次に見るのはあなたのサイトである、ということはサイトの情報もできるだけ、短時間にその価値が伝わりやすいようにしておかないと、反応がどんどんこれから落ちていく一方だ

ということです。

悩み4:全世界、多言語対応を行うのはとても大変だ

For example, we explicitly measure the quality of Google's spelling suggestions, universal search results, image and video searches, related query suggestions, stock oneboxes, and many, many more.(例えば、キーワードサジェストの効果を多言語できちんと計測して改善していかない溶けない、それは画像や動画でも同様だし、株式についても、それから関連キーワードについても…など、たくさんたくさんある)

日本に様々な変更が導入されることが遅れている一つの要因が「2バイト文字」だからということがあると言われています。

また、そういったシステム的な問題もあれば、特定の国と他の特定の国では、同じ意味のキーワードであっても、全然他の付帯的意味があったりするなどの、文化的な部分でのチューニング必要という、問題もあると想像します。

ここは非常に難しい問題だなと思います。なので、

Human evaluators. Google makes use of evaluators in many countries and languages. These evaluators are carefully trained and are asked to evaluate the quality of search results in several different ways. (Googleは各言語や地域ごとに、エバリュエータ(評価者)を置いている、彼らは注意深くそれぞれの地域の内情に基づいて検索結果の品質をチェックする)

というように、やはり人間の頭を使って補正を行なっているようです。

これは、これからも変わらないのではないかなと思うことに加えて、人的な補正も入っている(あくまで大きな視点からの)ということは、把握しておいたほうがいいのでは、と思います。

まとめ

2009年当時にGoogleが公式に「悩ましい」と思っていたこと、それは決して諦めていたことではなく「難しいがやるべき」と考えていることです。

だとすれば、この4項目について引き続き改善が繰り返されていると考えて問題ないと思います。

現実として、まだまだこの4項目は素人目にも完全には遠い状態。

システムの変更を全世界同時に行えない、パンダ・アップデートも漸次投入なまま、アルゴリズムの変更点はむしろどんどん増えているなどのことは、その傍証ではないかと思います。

このGoogleの方向性を見据えた上で、今後の検索エンジンからの集客を考えると、ある程度安心した状態で、マーケティングのリソースが割けるのです。

その際のご参考になれば幸いです。

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