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『SNSの枠を越えたGoogle+の有効な使い方(後編)』

ml_bn_catch配信日:2011/09/27

 

こんにちは、中山陽平です。

前回は、Google+がTwitterやFacebookなどと異なるSNSの域を越えたSNSであることをお伝えしました。

今回は、それを踏まえて何をどうするべきか、という内容です。

結論から言えば

“Google+でロングテールキーワードを拾え!”

です。

 

ではまずロングテールキーワード(KWD)狙いについて、簡単におさらいしていきたいと思います。

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『ロングテールキーワードは山ほどある』

GoogleAnalyticsの「キーワード」の欄を見たことがある方は実感としてわかるのではないかと思いますが、

ロングテールの組み合わせKWD、これ

全部見る気がしない程多い

ですよね。コンテンツが多ければ多いほどそうです。

それはつまり、それだけ検索ユーザが使う言葉は多種多少だということに他なりません。

ロングテールKWDは、量が膨大です。

拾っていければ低コストでアクセスを増やすことができますが、きちんと拾っていくのは、とても手間がかかり大変です。

『今までのロングテールKWD手法は、いずれNGになる』

今までは、微妙にキーワードを変えただけのページを量産するなどのSEO的にはグレーなやり方が多く行われていました。

しかし、このやり方は明らかにパンダアップデートによってブラックになってしまうようなやり方です。
※パンダアップデートは公式には日本には未導入

パンダアップデートはリカバリが非常に難しいです。

▼関連:パンダ・アップデートからのリカバリに成功するためには?
http://www.7korobi8oki.com/mt/archives/2011/06/panda-update-recovery/

これからは完全にNGです。

『とにかくコンテンツがたくさん必要』

ではどうすればいいかというと、

もう真面目にコンテンツを作るしかありません。

コンテンツがたくさん必要です。

それも

  1. ロングテールキーワードと関連キーワードが入っている
  2. オリジナルな内容
  3. ワードサラダなどではないきちんとした文章

であるコンテンツが必要です。

さらに、そこからの別サイトなどへの誘導を考えた場合「信頼感のある内容」でなくてはなりません。

ブレイクダウンすると

4.見た目のきれいさが及第点(突出していなくてもいい)

5.なぜそのサイト(人)が情報を出しているかが明確

6.この情報なら信じてもいいかなと思える

です。

基本的には最終的に、自社サイトなどの他のページにそこから誘導したい場合がほとんどでしょうから、

先ほどの1〜6は必ずクリアしなければいけない

とお考え下さい。

そしてこの状況を前提とした時おすすめなのが「Google+」というマーケティングツールなんです。

『Google+ロングテール戦術の6原則』

ではGoogle+の場合どのようにやっていくのでしょうか。

具体的にはこのようなイメージです。
#番号は先程の番号と対応しています。
1.ロングテールKWDと関連KWDが入っている

サーチマーケで狙っているKWDを入れながら、ある程度自由にGoogle+上で書く。基本的にはこれです。

ただ、Google+に書く人はサイトのコンテンツを書く人、これは別にするか、難しければ肩の力を抜いて気軽に書くことが大事です。

いかに“偶然にも”ロングテールキーワードを入れられるか、がポイント。意識するとうまくいきません。

また、書く人はできるだけターゲットユーザに近い人がいいです。

 2.オリジナルな内容

3.ワードサラダなどではないきちんとした文章

サイトからのコピペを行わず、自分でタイピングしてコンテンツを書く。それだけでクリアできるはずです。

文字数は最低200文字、できれば400文字くらい書いてしまっていいと思います(SNSとしてみたら多いですがそこはバーターです)

それくらいは書かないとなかなか伝えたい事は伝えきれません。

4.見た目のきれいさが及第点

Google+上であれば、携帯でもスマートフォンでもPCでも勝手にGoogleが綺麗に見せてくれます。しかもメンテもGoogleがやってくれます。

これは実は結構ありがたいことなんです…。

5.なぜそのサイト(人)が情報を出しているかが明確

6.この情報なら信じてもいいかなと思える

Google+のアカウントは現在ビジネスアカウントは使えません。

なので、会社の中で役職が付いているような人を前に出すことをお勧めします。

見る人が

「あぁ、こういう会社、立場のこういう人が言ってるなら納得」

と思えること。

これが非常に大事です。

良くも悪くも情報は発信者のオーソリティで判断されます。

なので、ここで納得してもらえないと、どんないいことを言っても、思うように伝わりません。

きちんとコンテンツを書いているのに…という相談の多くは、この「納得感」「信頼感」の演出に失敗しています。情報にオーソリティがないのです。

『例として1つ』

業種によっていろいろなやり方になると思いますが、例えば飲食店なら

  • サイトのメインで狙っているキーワード(例えば、”所沢駅 焼肉”とか)に関するコンテンツを、できるだけお客さんに近い人に書いてもらう
  • 具体的には例えば、アルバイトに今日仕事中にあった良いできごとなどを書いてもらう
  • 400字程度、俗語なども含め文章に手を入れるのは最低限に留める
  • 投稿のどこかに、店名や連絡先、地図やURLなどの次のアクションに繋がるものを置いておく

などがいいのではないでしょうか。

言葉をあまりいじらないのはある意味怖いかもしれませんが、単語の使い方はターゲットとする年代によってかなり変わってきます。

できるだけいじらないのがおすすめです。品位を落とすような場合は別ですよ。

画像を添付できるので、身近なリアルタイムもカバーできます。

応用としては「Spark」で関連情報を引き抜いてきて…というのもあります。

『ブログの更新とどう違うの?』

これなら、店員ブログの更新と変わらないじゃないか、そう思う方もあるかもしれません。

しかしそれはちょっと違います。一言で言えば

「Google+は既存のブログ+のSNS」の効果

だからです。

今更ですが、Google+はまず第一にSNSです。

「ファンが付きやすい」んです。

商売にとって「ファン」はとても大事です。

ブログやWEBサイトは少し遠いところにあるイメージなので、そこで交流を行ったりすることは難しい。

ブログだって、なかなかそこで交流なんてできません。そういう雰囲気がないからです。

でもSNSは違います。

そもそも交流すべし!という雰囲気があるので、対話しやすいです。その結果として「ファン」を作りやすい。この辺りはいわゆるソーシャルメディアマーケティングの強みそのままです。

そこがブログとSNSでもあるGoogle+の違うところです。

『最後に』

このように、Google+でサイトはそのブログとSNSの合いの子のような存在であるため、うまく使えばとても強力なツールになります。

他のSNSと大きく違うのがここです。サーチマーケとソーシャルマーケの両方に使えるんです。

今までブログなどでそのあたりをカバーしてきた方は、Google+に漸進的に移行することをお勧めします。

ブログは、Google+の投稿をアグリゲートする場所にしてもいいでしょう。

今までやっていなかった方は、Google+で、まずは本サイトで拾えなかった細かいキーワードやアクセスを集めることから始めてみてください。

やり方自体は業種業界、ターゲットさまざまにあります。

Google+、エキサイティングです。

ぜひ使ってみて下さい。

次回は、前回のメールマガジンを含めていくつかの質問を頂いているのでそちらへの私の感想などをお伝えできればと思っています。

引き続きお付き合い下さい。

またメールしますね。

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