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2017年白書要点1 「人材面のサポートとWebを越えたサポートの必要性」

こんにちは、ラウンドナップ・コンサルティング代表取締役の中山です。

1ヶ月ほど前に2017年度版の中小企業白書と小規模企業白書がでてきました。Podcastですでに先週触れていますので、まだの方は先にこちらを是非お聞き下さい。

Apple Podcats 内のラウンドナップ・コンサルティング 代表 中山陽平「中山陽平の ノンスペシャリストのためのWebマーケティングPodcast」
https://itunes.apple.com/jp/podcast/zhong-shan-yang-pingno-non/id750899892

第108回ですね。

iTunesがお勧めですが、それ以外にも「 Android | Email 」あるいはWebページからも聞けます。

今回は、その辺りを補足していきます。事業者側の方は自分たちの周りはこのようになっているのだという状況把握のために。支援する側の方は、こんな苦労してるんだというお客さまの立場に立つために、ぜひご覧下さい。

原文はこちらからたどれます。

2017年版中小企業白書・小規模企業白書をまとめました(METI/経済産業省)
http://www.meti.go.jp/press/2017/04/20170421001/20170421001.html

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2017年は事業承継が重いテーマ

内容としては今回とにかく事業承継がまず目立ちますね。今回の小規模事業者持続化補助金も、代表が60歳以上の場合は事業承継の計画書を出すことになります。昨年はなかったですから、今年から本腰を入れ始めたと考えても良いでしょう。

実際、この中小企業の後継者不足というよりは、後継者を育成することから逃げ続けてきたと言っても良い状況は10年前くらいから危険視されていました。今「後継者がいない!」と経営者の支援者側の人間が驚くというのは、少々不味いです。

無理に続ける必要はない、続ける意思があるところを徹底支援すれば良い

x事業承継ができない場合はM&Aの検討ということが白書にも書かれていますが、多くの家族経営のような企業がM&Aできるかというと、難しいでしょう。実質、恐らく債権を持っているか相談を受けた銀行などが提案しているのだと思います。

何か突出した技術や伝統的な物、あるいは魅力的な顧客台帳がないと、事業の買い手がつかず、廃業というケースが実際はほとんどでしょう。

ただこれ、実際、無理に延命させる物でもないわけです。

たたむところはたたむ、二代目経営者が頑張るなら支援する、社長を連れてくるあるいはM&Aして立ち直るならそれを支援する。無理に全てを守るのはよくありません。価値を提供し続けられている会社は、もはや創業者と共に生き死にすべきではありません。

次世代が頑張るも、人材がキーポイント。ここを助けるのが支援者の役目

経産省のページには、小規模事業白書のポイントが記載されていますが、その中にこうあります。

「売上拡大に向けた取組については、小規模事業者の中には、顧客ニーズや自社の強みを把握し、PR活動を行いながら、新市場開拓や新商品開発に取り組むことで売上拡大につなげている事業者もいること、小規模事業者ならではの柔軟性を活かし、女性やシニア等の多様な人材を活用する、また内部の経営資源にこだわらずアウトソーシングにより外部の経営資源を活用すること等により、持続可能な発展を遂げ、成長につなげていくことが重要である」

顧客ニーズや自社の強み把握、PRなども、今まで行ってきていなければ外部の助けが必要です。商工会なども助けてくれると思いますがキャパシティに限界はあります。何せ圧倒的に事業者の方が数が多いのですから…。

後者はそのままですね、BPOといわれるような単純作業系を振るのはもちろん、仕事に対する考え方を変えなくてはなりません。厳しい状況であればあるほど、小さな会社が従業員という形で時間とコストを取って会社を回していくのは固定費の増大を招くのでキャッシュフローの面でリスキーです。

それよりは、要所要所で外部の力を借りる方が良いでしょう。派遣なども結局結構かかりますから、例えば事務系理系や制作系などは、外部に定額で月6万〜9万位で固定業務ではなく、柔軟に、まるで外に社員がいるように、いろいろなことを依頼できるサービスがどんどん生まれています。

例えば

ChatWork アシスタント:秘書・一般事務・人事総務・サイト運用・CSなど

制作秘書:Web制作から動画編集やDMなどPC系作業

などが良い感じです。ウチも外注さんに頼むのが忍びない細かい物など中心に、ちょっと使ってみようかなとも思ってます。

これそのまま、いきなり導入というのはIT系慣れている会社さんじゃないと厳しいと思いますが、こういうのもセットで提案していけるようになることは、支援者側は大事なことです。

今、ニーズはそっちにあります。ウチもそういうご相談が多いです。

ただのWeb支援では生きていけない時代

こういった状況ですから、既存のウェブ慣れしているレッドオーシャンで戦い続けるという企業はさておき、そうではなくもっと幅広く人を助けたいという方は、Web領域だけでお客さんに価値提供するのは難しい時代です。

私も、Webという枕詞を外したサービスに転化しつつあるのですが、その方が喜ばれます。ぜひみなさんも、そういった方向も考えて頂けると、良いのでは無いかと思うところです。

それでは、今回のメルマガは以上です。

社会情勢的にもこういった国内事情的にも、ひとつの大きな波が来ています。ここを抜けて、うまくやっていきたいものですよね。


■オススメの一冊

今回のオススメの一冊は、また有名所ではあります。So What ? Whay So ? で論理の飛躍を無くす方法や、MECEの使い方、論理パターンなど役に立つことがいっぱいです。

ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)
照屋 華子
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私も今まさに、執筆中なので時々読み返しては書き直しています…。なんでもまずは基礎・基礎・基礎というのが私のスタンスです。

それでは、本日のメルマガは以上です。

またメールしますね。

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