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【経営者のWeb活用】最新版発表された中小・小規模事業者白書から見る「Webという観点での「第一歩」とは?

みなさんこんにちは、ラウンドナップの中山です。

何だか暑くなったり寒くなったりですね。花粉がだいぶ減ったのはありがたいですが、まだまだ油断はできません。

さて、4月20日に、最新の中小企業白書・小規模企業白書が公開されました。みなさんご覧になりましたか?PDFで無料ダウンロードできるので、ぜひご覧下さい。

中小企業庁:2018年版「中小企業白書」「小規模企業白書」を公表します
http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/180420hakusyo.html

今回のメルマガでは、概要版にある10コのポイントの中で、Webと絡んでくる部分をピックアップしていきます。

こうやってポイントとしてあげられている項目は、そうではない項目に比べると、当てはまる企業が多いということです。

従いまして、まずこの中で、自社でできることに取り組むと効率が良いと思います。


前提としての10のポイント(中小・小規模事業者白書概要から)

  1. 中小企業の景況感は改善傾向にある一方、大企業との生産性格差は拡大。
  2. 未来志向型の取引慣行に向けて、下請取引は着実に改善。
  3. IT導入等を行う上でも、業務プロセスの見直しは生産性向上の大前提。
  4. 幅広い業種で多能工化・兼任化の取組が進展。生産性向上にも寄与。
  5. IT導入のきっかけとして重要となるのは、地元のITベンダーなど身近な相談相手。
  6. 業務領域や一企業の枠を超えて連携することでITの効果は飛躍的に高まる。
  7. 生産性向上のためには前向きな投資が重要。引き続き投資を促進する必要。
  8. 事業承継等を背景に、中小企業のM&Aは増加し、生産性向上に寄与。 今後はマッチング強化が課題。
  9. 小規模事業者では、経営者に業務が集中。IT導入等による経営者の業務効率化が急務。
  10. 小規模事業者へ施策を浸透させる上では、支援機関の役割が重要

この中で、Webと言う観点で重要なのは以下です

3.IT導入等を行う上でも、業務プロセスの見直しは生産性向上の大前提
4.幅広い業種で多能工化・兼任化の取組が進展。生産性向上にも寄与。
9.小規模事業者では、経営者に業務が集中。IT導入等による経営者の業務効率化が急務。

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企業規模によって「効きやすい」施策は異なる

端的には「生産性向上による本業への注力」を実現するために、いろんなことしようよということですね。

この「生産性向上」とても重要です。中小・小規模事業者にとって特にです。なぜなら、小さい企業ほど「効く」からです。

中堅とまでは行かないまでも、30人などを越えてくると、なかなか企業の仕組みをがらっと変えることは難しいです。費用もかかりますし。時間もかかりますし。何より年間プロジェクトとして、経営者含めしっかり取り組まないとダメです。

対してそれ以下の小さめの企業ですと、変えようと思えばがらっと変えられるんですね。先ほどの外洋に出てくる事例でも、大きめの企業はM&Aや多能工化の話、小さめの企業は、POSレジ導入や業務見直しによるIT導入などの話です。

明確に分かれるわけではないでしょうが、規模によって「効果が即時出やすい」物は違ってくるんです。ある程度大きいところだと細かい改善をしてもインパクトは薄くなりがちですし、小さな所でM&Aなどはあまりないでしょう。

それぞれの項目に対して、Webという観点での「第一歩」

「3.IT導入等を行う上でも、業務プロセスの見直しは生産性向上の大前提。 」

我武者羅にやってきた会社さんや、現場第一で「とにかく売上あげれば何とかなる」式で前に進んできた経営者の方は、往々にして仕組み化が後回しに。

歴史的にうまくいっていた会社はNo2が強いといわれますが、突き進む経営者の後ろを整えてくれる人がいるかが大事。

ただなかなか、そういうケースは多くないので、1度立ち止まって考えることをお勧めしたいです。攻めることを止めることに恐怖があるかもしれませんが、今の一時の立止まりが、来年以降の大きな加速装置になるとしたらどうでしょうか。

IT導入というのは堅苦しいので、仕組み作り位の感覚で押さえて下さい。

私としてはIT = Information Technology なこともあって、イコールシステム導入みたいな印象があるので、使い方が難しいなと思う所です。システムは必須ではありません。入れた方が良ければ入れる、くらいのものです。

あくまで必要なのは

  •  現状どのように会社が動いていて
  •  どこに改善する部分があるか、どこを改善すればもっと入り口から出口までスムーズに動くようになるか

を考え、図などにし、数値を出して「見える化」することです。

その上で必要に応じて、モニタリングツール、顧客管理システム、入れれば良いです。慌てて入れなくて良いことも多いです。数値管理をするだけで変わるからです。

こういった見える化は、なかなか自分だけでは…というケースも多いので、1度商工会などにも相談してみて下さい。個別相談の枠が空いていれば専門家派遣受けられますし,そうで無くてもアドバイスもらえます。

また、うちの場合はホームページ作成で、そこの棚卸しも一緒にやることがあります。なぜなら、とっても良いタイミングだからです。

商売の棚卸しをして、

  • 何が他社と比べて選ばれる理由になっていて、何が問題なのか?
  • お客さんはどのような声を寄せてくれているのか?
  • 見込み客はどのような判断基準で物探しをしているのか?

HPという営業支店を作るときに、自然と全部考えるんです。がっつりHP制作+半年コンサルみたいなことをやると、自然とやるべきことや自分の会社の良いところ分かります。

ご興味ある方はお問合せ下さい。

「4.幅広い業種で多能工化・兼任化の取組が進展。生産性向上にも寄与。 」
「9.小規模事業者では、経営者に業務が集中。IT導入等による経営者の業務効率化が急務。 」

商売の変化や流れがとっても速くなっています。機動力のある部隊が、状況に合わせて変化していけるかどうか、それが大事です。その観点で多能工への需要が高まっています。

以前から「まずはスペシャリストではなくジェネラリスト」だと書籍でも書いていますが、Webの世界でも同様。最初から専任だとどうしても他部署と切り離されてしまいコミュニケーションが取れません。

そうではなく営業やCSなどお客さんに触れる部隊に分散配置して、現場の状況や声をしっかりキャッチしながら、柔軟に動ける方が良いです。

その際大事なのが、無理に専門知識を深めることに時間を使わせないこと。それよりは幅広くセールス・マーケティング・システムなどを浅く触っていき、その上で「必要十分なスペシャリストをその場その場で外注でお願いする」という形を目指すことをお勧めします。

最初からスペシャリストを育てようとすると、世界が閉じてしまってうまくいきません。まずは視野を広く持ってWebの世界と会社を繋いでいけるようなジェネラリストを育てていく事をお勧めします。

経営者の方が全部やっているような場合はもっとそうです。経営者には経営者のやることがあります。誰に何をどのように頼むか、だけ考えればいいようになることを目指すことをお勧めします。あるいは、そういう判断をできる人をそばに置けるようにした方が、いいでしょう。

「10.小規模事業者へ施策を浸透させる上では、支援機関の役割が重要」

これ、地味ですが大事です。最近あまり効かなくなりましたが、一時「インハウス化」といって、自社できちんと全部やることが企業として目指すべき姿であるという流れがありました。

結論から言えば、Webチームをかかえられるような会社でないと、無理ですし効率が悪いです。今徳にWeb業界人材不足ですから、なおさらです。フリーだった人も、どんどん引き抜かれていて、市場に人材がいないのです。

繰り返しになりますが、外に依頼することは全く悪いことではありません。「餅は餅屋」です。役割分担をきちんと行っていくことが、一番効率が良いのです。なのでみなさんとしては、適切な相手に、適切な費用で、適切な内容を依頼し、適切に検収できる、というところをまずは体に沁みつけて頂ければと思います。

半年位、コンサルで質問をしまくって頂くと、結構早くそこに行けると思うので、よろしければご検討下さい。Chatworkでどんどん返事しますので。

それでは今回のメルマガは以上です。

例年白書関係はフォローしているのでPodcastやもしかしたらブログでも拾うかもしれません。ご購読していない方は、よろしければ。Podcastでは質問も受け付けています。

ではでは、またメールしますね。

中山

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速いところでは昨年末から、書籍が店頭に並んでいます。池袋のジュンク堂とリブロ(今は三省堂?)だけ行ったのですが、幸い並んでいました。

Amazonは常にあります。既に中古があったりと、物の循環がとても速くなった今という時代を感じます。

さて、この本は、企業のウェブ担当者・経営者などの方に伝えたい内容がメインです。フリーランスでマーケターとしての腕を上げたい、SEOや広告のテクニックを学びたいという方向けの本ではありません。

Amazonだと中身が見られないので、そこだけ気にして頂けると、ミスマッチも少なくなるかなと思います。

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