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「同期生活から非同期生活への急速移行」とは?

明けましておめでとうございます、ラウンドナップ中山です。

今年は三が日と土日が重なったので、あまり特別感がなかったようにも思います。これを書いている今、しんしんと雪が降っていて、近所の子ども達が雪遊びをしています。コロナというもはや「戦争」が始まってから初めて雪が積もっているのではないでしょうか。

真っ白になった近くの畑を見て、マスクをしていなかったあの頃を思い出しています。心身共にあの時に戻りたい物です。

そんななか、新年から警視庁の自殺者の統計を見ていました。総数で言うとバブル崩壊後に比べれば少ないのですが、気になるのはずっと横ばいだった10代の部分が増えていることですね…。

https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/jisatsu/R03/R02_jisatuno_joukyou.pdf

これだけダメージを受けているということは、自殺をしないまでも感受性の強い10代の方は相当生き方が変わってくるはず。大人として何をすべきなのか、その世代を内包した社会で、商売として何をすべなのか。考えさせられる日々です。

さて、2022年初回ですので、2021年を振り返ろうと思うのですが、SEOやらWeb戦略やら個別の話題を話しても、他にやっている人もいるしなと思うところです。

ただ、改めていろいろな事象をまとめて考えてみると、一つ大きな流れとして

「同期生活 から 非同期生活 への急速移行」

というのがあると感じています。

そしてこれが、生き方もそうですし、ビジネスにおいても重要だなと思うんですね。

電話からチャット・メッセンジャーへというのが最初に思いつきます。

もちろんそれだけの話ではありません。

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2021年は同期生活 から 非同期生活 への急速移行

非同期生活が当たり前になった一例

まず、非同期型生活が生活に浸透した一つの大きな原因は、サブスク系でしょう。

よく聞く話としては

「ドラマの話がしづらくなった」

なぜなら

「昔みたいに昨日の○○見た?というのが当たり前ではなくなった」

からと。

要するに、リアタイで見ている人だけではないわけです。

後で配信で見る人や、サブスクのシーズンのイメージで一気見するまで貯めている人、今は良いけどそのうち見ようと思っている人など、人によってバラバラになっているんですね。

なので、迂闊に話をしてしまうと「ネタバレ」になってしまう。ネタバレがどれだけ嫌われるかは、SNS等を見ていれば分かります。なのでドラマの話を昔みたいにやると「事故」が起きる。事故は起こしたくないので、話がしづらくなった。

わけです。

そして、このような変化が「当たり前」「違和感なし」になりつつあります。サブスクという、恐ろしく安く大量のコンテンツを消化できるサービスの発展の結果。

ただ、それを避ける未来もあったはずなんです、やっぱりみんなで一緒のタイミングで見て、コミュニケーションするのが楽しいじゃない、と。

しかし現実、そうはならなかった。世の中「非同期」なのが当たり前になっている。もしかしたら「同期型生活」は特殊な生活様式だったのかもしれません。私たちは当たり前に思っていますが…。

この流れに乗った生き方、商売をしなければなりません。

【2.2】場と人のつながりは緩んでいく

そして、場と人を繋ぐ物が、どんどん無くなっています。

家の中でも、1人1台スマホを持って、それぞれの時間を過ごすのが当然になりました。それが正しい、正しくない、良い悪いという話ではありません。別の問題ですし。それが当たり前の世界になっていくということです。

非同期に親和性がない物はマッチしない。

PrimeVideoには、みんなで一緒に同じ映画などを見る「ウォッチパーティ」Appleも同様のSharePlayという機能を出しています。ただ、名前の通り、パーティなんです。そっちが特別なんです。

昔は逆でしたよね。

基本的に人間の生活は、周りと非同期なのが当然になっていくでしょう。

そして同期を求められるとストレスである、という空気が2022年も進むと思います。

ビジネスもその前提で動かさないと

ビジネスをその前提で考えると、どうなるでしょうか。

売り手側のアクションを見てみましょう。何がウケそうでしょうか。

まず、ライブチャットは強いんですよね。

人を張る必要があるのですが、24時間でやれたら相当良いんですよ。

18時に窓口閉まるというのが、だんだんストレスになっていく。

通話だと罪悪感があるのですが文字ベースだと、人間観が薄まるので、受け入れやすい。

Webマーケティング目線では?

動画もいいんですよ、絶対に営業されることなく、一方的にいつでも相手のコピーを召喚することができる。

Webサイト・ホームページは、できるだけ情報を連絡することなく得られるなら、良いです。

ただ、情報量が段違いですから、欲しい情報をいかに分かりやすい所に、適切なコンテンツ形態で配置できるかが、より一層大事になるでしょう。

買い手は、探したいわけじゃなくて、知りたいことをすぐに手に入れたいだけなので。

100のパワーを持つサービスが、見つかりづらい・分かりづらい説明しかないせいで、10%しかその魅力を伝えられなかったら、30のパワーを持つサービスが50%の魅力を伝えてきたら、負けてしまう。

その辺りの整備をどれくらいできるかが、今後重要になるように思います。

昔ながらのローラー作戦コンテンツSEOサイトは、こういうのに弱いんですよね。そして、最終的に目指すところは、判断を良い意味で放棄してもらえるブランド作りであることは言うまでもありません。

SEOで最終的に狙うのはビッグキーワード1位ではなく、ブランド検索だけで食っていける状態になることです。

働く人の目線では?

働く側も同じです。

時間も場所も、同期型が嫌われているのはリモートワーク分断で明らかです。とは言え今までの管理の仕方は同期型前提です。評価精度や人事もそうですね。

でも、働く側が好むのは、非同期型を受け入れてくれるところです。どんどん労働力は少なくなっていきます、少子化ですし。それで回せるように会社を変えていけるか。それは、会社を継続させるという観点で2022年が一つの山になるのではないでしょうか。

都合の良い外注としか付き合ってこなかった企業は危険

大企業は分権しないと厳しいように思います。中小企業は、規模によりますが大きくする事のデメリットが増えそうです。パートナーシップ企業の連合体のような形が増えるように思います。

そうすると、「都合の良い外注」としてしか外部と接してこなかった会社は沈むでしょう。お金を払っているんだから、自分たちの要望を通すべきだという文化の会社は潜在的に多いように思います。

何年も前から、下請けイジメには国も毎年タレコミを募集して取り組んでいますが、まだまだ多いですね。
#うちも、最近ありました…。

さておき、裏返せば、いろいろなところにドッキングできるように、特徴や得意技を作ってアピールしておくことも大事です。

まとめ

いろいろと思いつくままに書きました。

コロナのせいもあり、この2年で大きく変わったと感じています。そしてコロナという戦争はまだ終わっていない。

未成年への影響は計り知れない、今後の「働く」人材の生き方も変わったはず。たくさんのことを体験してきました。体験したというのは大きいです。行動すると、分かる事ってたくさんありますよね。そして、ここ2年くらいで、いろいろ行動してしまったんですよね。

しかもグローバルで。日本だけではなく世界中で。

それに合わせて、私たちは価値観の改修が必要と考えています。

その一つの分かりやすいトピックスが、冒頭の

「同期生活 から 非同期生活 への急速移行」

だと思います。

まずはこの辺りから、変化を考えてみてはいかがでしょうか。

だだらな内容で申し訳ありません。

今回はこんな感じです。

ではあらためて2022年もよろしくお願い申し上げます。

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