ホーム » メルマガ » この会社のホームページまだTV対応していないの?と思われる日が来る

さておき、今回はGoogleのブログから、動画の今後についてのネタです。

ブログはこちら。GoogleなのでYouTubeだけの話ですが、現時点でいえば検索エンジンがGoogleとYahoo!とニアリーイコールなのと同様に、動画うんぬんといったらYouTubeと考えてよいですね。

YouTubeが楽天などのショッピングモールだとしたら、VIMEOは自社ECサイト、ニコニコやビリビリなどはニッチだからです。で、その前提でこの記事です。

「テレビでYouTube」が月間 2,000 万人に急成長中ー  Think with Google
https://www.thinkwithgoogle.com/intl/ja-jp/marketing-strategies/video/yt-ctv/

今やリビングTVはリビングモニターになっている、想像以上に

「2021 年 3 月時点では日本で月間 2,000 万人以上がテレビ画面で YouTube を視聴。このうちログインユーザーの 20 % 以上は、ほぼテレビ画面のみの視聴で、視聴時間の 90% 以上」
というデータです。

また、スマホやタブレットで見るのではなくTVで見る理由を調べると

  • 「大画面のほうが迫力がある」
  • 「手間を掛けずに見られる」
  • 「楽な姿勢で見られる」
  • 「他のことをしながらついでに見られる」
  • 「他の人と一緒に見られる」

といった動機が上位を占め、またリラックスした姿勢で楽しめるテレビは「ながら視聴」にも向いているため、モバイルや PC よりも視聴時間が 60% 長くなる傾向にあったそうです。

この記事はYouTube広告への案内という流れなので、多少そこは割り引いて考えるとしても、これは傾向として正しいと実感します。

テレビメーカー側もネットアクセスを楽にせざるを得なくなっている

一昔前のTV(とは言っても4−5年前のものでも)と今の新しいTVだと、何が違うってYouTubeなりプライムビデオなりNetflixなりへのアクセスがとても楽なんですよね。

私が10年前くらいにTVにはじめてネット回線をつなげてYouTubeを見ようとしたときは、アプリの起動に時間がかかるわ、コントローラーの反応は悪いわで、正直めんどうでした。

しかし今はニーズがあるためでしょうね、もうワンタッチで高速起動します。プライムビデオであればFireStickで一瞬ですね。そこからYouTubeのアプリも起動できますし、レスポンスも早いので入力もそんなに苦ではない。

とてもシームレスです。ケーブルテレビ大国なアメリカでも、解約相次いでケーブルテレビかなり厳しいそうです。

ドンキホーテのNHKが移らない…というかTVチューナー自体がなくAndroidTVが入っているスマートTVも

ドンキホーテのスマートTV CM動画(音が出ます)
https://youtu.be/UI-oG5sEG0s

本来は民放各局NHKに忖度すれば、ネットアクセス強化はおおっぴらにやりたくないと思いますが、各社そんなこと言ってられないですし海外製品も強いですから、そうも言ってられないのでしょう。

特に注目すべきは「みんなで見ている」「手間をかけずに見られる」というアンケート結果

先ほどのアンケート結果の中で注目すべきは、「みんなで」「手間をかけずに」と言っている点です。いや、YouTubeにしても、自分の趣味趣向とかあるのでスマホで見ている面があったと思うんです。

でも、もうみんなで見る行動が当然になってしまっている。家族アカウントなど作っているのですかね。

米実際うちも「特定の昔から見ている番組と、ニュース以外はほとんどプライムビデオかHuluあたりです。

そうなると、これネットへの入り口として見逃せませんよね。

今のTVはカジュアルコンテンツにおいてYouTubeに勝つのは非常に困難

私がYouTubeが特に強いなと思うのは、時間を超えられること、言い換えるとアーカイブ性です。

基本的には投稿されたものは未来永劫保存されますよね。なので、もちろん玉石混交なわけですがどんどんコンテンツはたまりますし、Googleの自然検索と同様にアルゴリズムが進化していけばよいコンテンツが見つけやすくなるはずです。

このアーカイブ性が例えば30年経ったら、どうでしょうか。YouTubeには30年分のたくさんのコンテンツが溜まります。TVは無いですよね、いろいろな制限があるのでTVerなども限界があります。

下手したら一人の有名人のライフログができたりするわけです。

「非同期に閲覧可能な、高速で地層を積み上げていく」動画プラットフォーム、今までのTVは「時間と同期的に消費するプラットフォーム」どっちが趣味趣向の多様化していく時代にマッチするかと言ったら前者ではないでしょうか。

検索ネイティブとリビングモニターが当然の世界で起きること

この流れを前提にすると、動画コンテンツの重要性ってとても高いですよね。

TVというべきかでかいリビングモニターというべきかはともかく、検索するという行動になれた人が、何か調べ物をしようと思ったら、手元のスマホかTVになる。

そうしたら、会社名なりサービス名で検索されたときにコンテンツがないとマズいですよね。少なくとも期待外れになります。企業のチャンネルは必須ですし、今後もYouTubeはGoogleマイビジネス(ビジネスリスティング)のように、強化していくのではないでしょうか。

動画活用というと、オーガニック検索で上の方に出ると集客力があるから作った方がよいとか、ホームページに置いておくと、文字では伝えられないものが伝えられるとか、今はそういう文脈が多いですね。

それはもちろん事実なのですが、軸足がパソコンなりスマホにある議論です。

これが、TVモニタに軸足が移動してくると、私は予測しています。

「この会社まだTV対応していないのかよ」と思われる日が来る

そして広告(CM)だって、外部サイトに飛ばすようになります。だとすると、動画コンテンツだけではなくホームページだって、TV対応の重要性が増してくるわけです。

少し前まで「このホームページ、まだスマホ対応してないのかよ」と思われていたと同じように「この会社まだTV対応していないのかよ」と思われる日が来る。

コンテンツが膨大で、検索しづらいので、おそらく意思決定の最初のほうか、それか一番最初で、ブランド名検索がメインになる。

そこに焦点を合わせて、いろいろ準備しなければいけない。

とは言え何ヶ月で来るという話ではなく、もう少し中期の話ではあると思います。

急いだところでまだまいた種の収穫ができる訳では無いと思いますが、少なくとも動画コンテンツを自社でサクッと出せるようにしておくのは今でも大きなプラスです。そして先を見ると、やっておかなければいけない素地となるのではないでしょうか。

※一つ不安は、VIMEOみたいにビデオの上書き更新ができないと、ちょっときついということ。YouTubeどうするという感じです。

と、ばらばらっと書いてしまいましたが、何かのきっかけになれば幸いです。

では、今回は以上です。


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中山 陽平

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