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ヘルプフルコンテンツアップデートであぶり出されるもの…とは?

こんにちは、ラウンドナップWebコンサルティング中山です。

暑いには暑いのですが、日差しが秋めいてきたように思います。こうなると、なんとなく寂しいものです。

さておき本題に入ります。

SEO界隈はヘルプフルコンテンツアップデート(Helpful Content Update)の話題で持ちきりです。

ただ、変動が殆ど見えてこないこと、そもそも名前やアップデートの説明が曖昧なこともあって、願望と感想が渦巻くカオスになっています。

いろいろ言われているけれど、結局どうなの?とお悩みの方もおおいのではないでしょうか。

そこで今回は、

  • おさえて頂きたいポイントと、取って頂きたい行動について
  • こういう情報発信源には気をつけて

という2点をお送りします。

情報は「何が」も大事ですが「誰が」も大事ですよね。なぜなら信頼できるかに直結するからです。

それを選り分けるのにSEO界隈は良い状況にあります。

※中山だけを信じてという内容ではなく、信じられる人をたくさん探して欲しいというニュアンスになります。素晴らしい方、きちんとした人、たくさんいます。

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ヘルプフルコンテンツアップデートっていったい何?

公式から引用すれば

「検索エンジンのためではなく、ユーザーのためにコンテンツを作成して下さい、その方が評価されるようになります」

と言うニュアンスです。

そして

  • アップデートについては、Googleも1ページの発表ページを出しただけ
  • 展開しているのは英語圏のみ
  • 英語圏でもまだ目立った変動はみられていない

です。

特に、日本にはまだ関係ない事にご注意下さい。

大事なところなのですが

これ…「わざわざ特別なアップデートとする意味が分からない」と思いませんか?

Googleがずっとやってきたことですよね。

Googleは細かいアップデートやコアアップデートを通じて、ヘルプフル=役に立つコンテンツを上位に出す為のチューニングをずっとしています。

アップデートはほとんどがそこが主目的とも言っていい。

その中で「ヘルプフルコンテンツ」のアップデートをする!と言われても…

例えるなら「空気清浄機の、空気を清浄能力を重視する改良をします!」のようなもので、「それはそうでしょう…」と困惑しますよね。

現状の結論としては私はこの名前自体には深い意味がなく、何か話題に上がってから気にすれば十分なアップデートだと思っています。

対処法も従来通り、特別な事は何も無し

今回の公式発表を、DeepLやGoogle翻訳で読んで頂ければと思います。3000文字もありません。

この中でしっかり

「私たちの長年のアドバイスと ガイドラインに従うこと」が大事と

あります。

そのアドバイスとガイドラインは以下のページにリンクが張られています。

  1. 質の高いサイトの作成方法についてのガイダンス  |  Google 検索セントラル ブログ  |  Google Developers
    https://developers.google.com/search/blog/2011/05/more-guidance-on-building-high-quality
  2. ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン) | Google 検索セントラル  |  ドキュメント  |  Google Developers
    https://developers.google.com/search/docs/advanced/guidelines/webmaster-guidelines

この2つのページは、コンテンツを作る際に最も重要な指針であり、昔からあるものです。

 

つまり結局「今まで通り」です。

特別なことをして頂く必要はないのです。「緊急セミナー!」を行う種類のことではないのです。

 

ただ、裏の目的があるのでは?それは近年のトピックスである「あれ」

ただ私としては、Googleの動きやSNSでのジョンミュラーの動きを考えると裏の意図があると考えています。

この辺りは、前に出したPodcastの後ろ半分でしゃべっています。
推測ではあるので、そこはご容赦下さい。

 

情報発信者のスタンスを見極めるチャンス

繰り返しになりますが「今は3,000文字弱の中身の薄い公式発表以外何も情報が無い」状態です。

そのため、情報発信源の見極めのチャンスでもあります。
良い情報源を知り、イマイチな情報源を省くことで判断の正確性を上げられますよね。

 

2022年8月29日段階でTwitterで「ヘルプフルコンテンツアップデート」や「Helpful Content Update 」で検索すると色々とツイートが引っかかります。また、検索エンジンでも文章やら動画やら出てきます。

このあたりから、情報発信者のスタンスをうかがい知ることが出来ます。

今回は、代表的な2つの「避けるべきケース」についてです。

 

1.公式発表や他の人の発言を「都合良く解釈」して断定的に発言する

例えば

  • 「弊社のコンテンツサービスは一つ一つ人間がしっかり書いているから大丈夫です!」
  • 「ブロガーの復権!コタツ記事や、似たような○撰の上位独占が終わる!」
  • 「機械翻訳はスパム扱いでバンされる!人間の時代が来ました」

などなど…(フェイク入れています)

ただ実際は、どれも憶測というか祈り・願いです。

Googleは具体的に今回特別な要素を追加していません。前述の通り従来のガイドラインに沿ったことしか言っていません。大きく変わる可能性は低いです。そもそも日本ではアップデートはリリースされていないので、大丈夫かどうかも分かりません。

個別に反論すれば

  • 人間が書いているのかAIが書いているのかGoogleは判別できないとジョンミュラーは言っている
  • 翻訳は自動だからダメなのではなく「一般的に自動翻訳は質が悪くなりがちだからダメ」であって、自動翻訳がスパムになるなんて誰も言ってない。人間でも質が悪ければダメ
  • 役に立つかの基準はユーザー、コタツだろうが○撰だろうが結果として役に立てば上位に出る
  • コタツ記事だから下がるというのは表面的な話、問題は内容と構成

など。

最後の4点目に関して補足します。

今回のヘルプフルコンテンツアップデートと同じ方向のアップデートである「プロダクトレビューアップデート」、このアップデートが適用された英語圏でも相変わらず上位に「○撰」的な物はたくさんでたままです。これは英語圏の検索結果を見ていれば分かります。コタツならダメというわけでは無いです。

この辺りはSEOに携わっていれば分かってなければならない内容です。

なので、そういう情報発信元は「事実より祈り」ベースで発言していると考えて頂いた方が良いのではと思います。

 

2.Google公式や大手海外メディアの情報をそのまま流しているだけ

特にYouTubeに多いのですが、スピード勝負と言うんでしょうか…公式発表の内容をそのまま「ヘルプフルコンテンツアップデートを生き残る○個の対策」などとして流している物が結構あります。

事前に翻訳ツール経由で良いので、公式ブログをチェックした上で聞いて見て下さい。

新たな情報が無かったな、どっかで聞いた内容ばかりだな、オリジナルっぽいところは全部推測だなと感じた場合は…「他人から聞いた話を自分が言ったかのように話す人」と捉えた方が良いでしょう。

 

中には、自社の独自のデータや過去のアップデートの流れ、海外の細かい動きを捉えた上で、丁寧に配信している方もいるので、そういう方をぜひフォローして頂くことをお勧めします。

公平性のためにアカウントは出しませんが、ちゃんとした情報発信者はちゃんとあります(念のため)

 

まとめ

今回のメインテーマは以上です。

あまりこういうネガティブな内容は良くないのですが、今回少々気になる部分もあったためメルマガとしてまとめました。

実際としてはリリースが完了する9月半ばくらいまではどうなるか分かりません。同じ方向のアップデートで英語圏にのみ適用されているプロダクトレビューアップデートは結構揺れましたので、これから何か起こる可能性は十分にあります。

Podcastでもお伝えしていますが、

どちらにしても、私としては「ローンチが終わるであろう2週間程度はこの話題をスルーする」事をお勧めします。

日本に来るのはまだまだ先の可能性が高いですし、焦る必要はありません。

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