52年続いたサービスの終了と、台風の空の共通点

みなさんこんにちは、ラウンドナップの中山です。まだまだこの不安定な天気は続きそうですね。急な雨、通過する地域の方は恒常的な雨にご注意を。

外を見上げると、空の雲の動きが速いですね。

そんな中、アルバイト求人「an」が今年の11月25日で終了というニュースを知りました。リリースされたのは8月1日のようですね。

理由としては、「顧客からの期待に充分に応えていくのは難しい」ということですが、端的に

• Indeedのようなアドテクノロジー満載の求人媒体
• 無料で掲載できるGoogleの仕事検索
• 後発でユーザーニーズを取り込みつつ成長しているバイトルなど
• 成果報酬のマッハバイトなど

など、に対して、アドバンテージのあるサービス提供ができない、あるいは投資対効果がイマイチ、ということではと推測します。

私がアルバイトをしていた20年位前も、フロムエーに先を行かれるポジションで微妙なまま来ていたのですが、この20年でさらに競争が苛烈化しもうこの戦場で戦う価値がないという決断をしたのでしょう。

アルバイトに関しても、ブラックバイト問題を初め、求める情報が大きく増えており、求人掲載側からも、バイト側からも要望が多いのでしょう。

今後は、テンプスタッフなどにリソースを回すようですね。

競合が増えるということは、直接的なお客さんの取り合いということだけではなく、他社のサービスを通じてお客さん（Customer）の意識や価値観、判断基準が変わってしまうと言うことも注しなければなりません。特に、インパクトのある新サービスが具体化して現れると、恐ろしいです。

今の業界の変化の速さや、業界の垣根を越えた参入の多さは大きな組織にとっては、厳しさを増しています。ここで、うまくやれている大企業は、スピード感を保ってお客さんとの表面積を維持するなり増やすなりして対応しています。

中小・小規模事業者はそもそもピボットの速さやお客さんとの表面積のもともとの広さで、そこに気づいた企業は、足りない部分を外から補強しつつうまくやれています。

逆に、今までの組織や、やり方を変えられないままきてしまった大企業や中堅企業、自分たちの強みに気づかず、ウェブにまだ手をつけていない中小企業は、苦労しています。

台風による空の雲の速さは、ただ見あげて収まることを祈るしかありませんが、ビジネスの流れの速さは、収まるのを待っていたら、世界から置いていかれてしまいます。

うまく順応していけるかどうかが，とても大事ですね。

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メソッドをマスターすればきっと、今回の激しい風の中もグライダーで飛んでいけるはずです。

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[1]UCC上島珈琲、商品パッケージにQRコードを印字し「味覚マップ」を提供　店頭での珈琲選びに活用可能
http://bit.ly/2YB0yDQ

これは面白いなぁという印象です。パッケージに印刷する場合と、POPで使う場合と違うと思いますが、POPであれば売り場の限られた面積でより多くの情報を伝えるという観点では、様々な使い道があるように思います。

YouTubeの動画に飛ばしても良いですし、この記事のように比較コンテンツに飛ばして、購買を促進できる可能性は強いですよね。また、自分に合った物を手に入れられた方が顧客満足度は上がりますのでリピート率も上がります。

小売りって売り場面積との戦いでもありますし、今一番ネットに橋渡しする楽な手段はQRコードです。ARとか言われても分からないですし。

パッケージに印刷する場合のメリットは、売り場でフィーチャリングされなくても、その商品があればそれなりにQRコードからの追加情報オファーをアピールできる点。メーカー向き施策です。

[2]弁当のほっともっと、１９０店を閉店へ　赤字転落見込み – ライブドアニュース
http://bit.ly/33norxl

人件費高騰が主原因。直営店911店舗のうち2割程度に当たる190店を閉店。これ自体は今後のより上がっていく人件費対策や、そもそも粗利率の低い商売をどうするかという見直しに入るためと思われ、それほどマイナス感はないです。

今後どういう方向に行くのか。ほっともっとは安い価格で美味しい物を出しているというのが私の印象です。ただ立地が結構不便な所にあるなとも感じます。オリジンは駅前中心に展開しているのと対照的です。

弁当屋の場合、弁当屋としてみせるなら、他のコンビニなどと比べるなら「やっぱり弁当屋の弁当は美味しいな」と思わせるしかありません。

だがその判断軸がどこまで「保つ」のか。弁当専業だからこそできる付加価値を提供していかないと、難しいかなと。あるいは顧客を絞り込むとかですね、大盛りが凄い安いとか…。

個人的に情勢に注目しています。

[3]コンテンツマーケティングで売上は上がる？ ECにおけるコンテンツのあり方と今からやれること
https://eczine.jp/article/detail/6914

会員登録しないと最後まで読めませんが、1ページ目だけでも概要は伝わるかと。ECに関わらず「コンテンツってうちの業種で役に立つのでしょうか？」というご質問は少なくありません。

私の答えは「お客さんと話す中で成約率や商談率が上がるなら、ネットに掲載する価値はある」です。

その前提で、コンテンツに対して検索エンジンなどのネット集客はもちろん、リアルの情報提供（メールやらチラシからQRコードやら）をしていくのが基本です。

コンテンツが多ければ良いというわけではありません。長く話せばクロージングできるかというとそうでは無いのと同じです。セールストークの流れはたくさんあるはず、それに沿って道筋を作って行くという考え方をお勧めします。

 

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さて、この本は、企業のウェブ担当者・経営者などの方に伝えたい内容がメインです。フリーランスでマーケターとしての腕を上げたい、SEOや広告のテクニックを学びたいという方向けの本ではありません。

Amazonだと中身が見られないので、そこだけ気にして頂けると、ミスマッチも少なくなるかなと思います。

是非読まれた方はブログやAmazonなどでレビュー書いて頂ければ幸いです。

今後の配信コンテンツの方向性を決める上で、是非生の声を頂きたいです。

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あとがき

一般的なお盆が今週ですが、お盆は毎年忙しく、毎年ずらして夏期休業期間にしております。具体的には来週、再来週の頭がお休みです。なぜ忙しいかというと、恐らく経営者の方が通常業務を離れて一気に動き出すからではと(^_^;

それだけ、経営と現場とウェブとを一気にやるのは難しいということですね…。そういう企業の方々の助けになれるように、いろいろなサービスを展開していきたいと思う所です。

私自身のHPもなんとかせねばですし…時間がいくら合っても足りません(^_^)