ホーム » podcasts » Webデザイン » 第3回:マーケティングにおける「視線誘導」の基本

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今回の内容について

みなさんこんにちは。ラウンドナップコンサルティング代表の中山です。今回のテーマですが、前回のポッドキャストを聞いていただいた方からの質問を掘り下げていきます。

前回話の途中で、人間の顔が、非常に人間の視線や感覚を誘導するといった話がありました。ここをもう少し突っ込んで話してほしいということでした。ここはWEBマーケティングというよりは、どちらかというとデザイン、インターフェイスといった話になってくるのですが、いくつかの実際の経験や実践的なことをお伝えしたいと思います。

顔写真、これは赤ちゃんの動きなんかを見ても本当にそうですよね。とにかく人間は、人の顔というものを最初に見るようにできています。

例えばあるサイトのアイトラッキング分析、つまり最初にどこを見て、そのあとどこを見て・・・というものを分析すると、ほぼ100%まず顔にいくんですね。

それは人の顔の場合もあれば、動物の顔とか、生き物系の顔の場合もあるのですが、まず顔のところにいきます。もう少し言ってしまうと、点が三つある顔っぽいところに、人間の目はいきやすくなります。顔ではなくても顔っぽいところにいったりしますね。

これを利用して、ロゴなんかをちょっと顔っぽくして、ロゴのところに目線をいかせて、それによってロゴの認知度を上げて、ブランディングを行っているような企業もあったりします。どこというのはちょっとお伝えできませんが。

ということでまず、そもそも顔というのは非常に人間の目線を惹きやすい、というところは必ず押さえておいてください。

じゃあ顔なら何でもいいのかというと、さらにもう一歩あるんですね。それは目の、目線、どっちを見ているか。人間は目線に誘導されます。

例えばWEBサイトの左端に、右側を向いている人の写真が載っていたら、人はまずその写真の人の顔を見て、そして右側に視線を自然にもっていきます。つまり、みんなが見ているほうをあなたも見るんですね。

適当なサイトで試してみてください。目をぎゅーっとつぶって、パッと開けて、最初にまずどこを見るのか。1回で分からなければ、2回でも3回でもやってみてください。顔写真があればほぼ確実に顔、顔というよりは鼻の上あたりの、人間の顔の中心部分を見ていると思います。

そのあとに、その写真がもし右側を見ていればスッと、これは本当に無意識に近いのですが、右側を見ていると思います。これを応用すると、こういうことができると思います。

つまり、読んでほしい文章の左側に、右を向いている人の写真を載せると、その文章を読んでもらいやすくなるんですね。これはキャッチコピーなんかでよく使われます。

つまり右側にキャッチコピーを置いて、左側にそのキャッチコピーを見ているような人間を置く、これは結構よくある構図ですよね。あとポスターとかでもよくありますよね。

なので、この目線というものを意識すると、アクセス者の目線をうまくコントロールできるようになります。このパターンでよくある間違いがあるのですが、それは例えば左端に人間の画像があって、その左端の人間が左側を向いてしまっている。

つまり画面の外を見つめてしまっている。こういうケースが結構あります。これはもう一番ダメなんですね。つまり、目線がどこかへいってしまうわけです、スーッと。

もちろん何もないわけで戻ってくるのですが、そのあとまた泳いでしまうわけです。理想的には、アクセス者の目線をどんどん誘導して、自分の意図するCallToActio、反応装置のところまでもっていく、それがデザイン的ユーザーインターフェイス的なゴールです。

なので目線をぜひ意識して使ってみてください。あと真正面というのはまた少し違った意味があります。真正面に関しては、その写真について非常に大きな印象を与える効果があるので、例えばコンサルタントなどは真正面を向いているほうがいいです。

私の著者情報を見ていただければ、まあ若干外していたりはしますが、ほぼ真正面のものを使っています。それは私の顔を覚えてもらいたいからです。

そうではなくて、例えばラウンドナップコンサルティングのサービスサイトのほうを見ていただくと、またちょっと違う写真になっています。「ラウンドナップコンサルティング」で検索をしていただくと出てくると思うのですが、メインビジュアルの部分は真正面で、みなさんのほうを見ているはずです。

これは私の顔を見て、安心してもらいたいというところですね。そしてその周囲にあるWEB解析士マスターとか、Googleの認定資格とか、名前、そういうものをまとめて印象づけるためにやっています。

ただその下のコンテンツ部分については、セミナー中の写真を切り取っていますが、これは少し右側を向いています。なぜかというと、右側にある「中小企業専門支援の理由」という部分を読んでもらいたいからです。

 

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中山 陽平

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