ホーム » podcasts » マーケティング・セールス » 第179回:壮大なマーケティング実験場であるDMとチラシをチェックしない手はない

今回の内容について

今回は、DMやチラシの活用法です。ウェブのことだけを考えていると、自然とウェブとリアルを分けて考えてしまいがちです。

しかしながら、人を動かすという観点でも両者に違いはありません。また、いずれユビキタス的な社会に入りますので、もはやリアルの方がウェブに包含されると言って良いでしょう。

そんな中で、リアルの世界で揉まれてきた反応媒体を検証しない手はありません。壮大な実験のプロセスの中に様々な気づきがあるはずです。

詳しくはPodcastをお聞き下さい。

エピソード詳細

まずは新元号について、令和ということになりました。

れいわ…れいわ…どこにイントネーションをつければいいんでしょうか…昭和世代の私としては、令和が一番がピンと来ます。個人的には非常にシュッとした感じで、気持ちいい元号なのではないかなと思っています。

改元で避けて通れないシステムケア

大変なのがシステムケアの対応です。

集中的にコントロールできるクラウド型のものを中心に業務を動かしてる方にとっては、そんなに問題はないでしょう。

しかし、まだまだ会社の中で基幹系のシステムが動いていますし、あるいは個人個人のパソコンの中にあるソフトが古い場合には、その移行が結構大変だという話があります。

例えば Office 2010やその辺かなりまずいみたいで、令和という文字が出ない、クラッシュするとか昔の人が作ったアプリケーションが動かないとかそういうことが起きて来るらしいので、ぜひベンダーさんのサポートを受けながらアップデートを早めに検討しないと間に合わないかもしれないです。

Microsoft が行った新元号切替に関するセミナーは、400席ぐらいあったらしいですが、あっという間に満席でした。

どうやっても最終的に認証が電話でしかできなくて社内にあるもの全部を電話認証しなきゃいけないのかとか、さまざまな危機的な状況があるということです。

中小企業の方々は、自分の会社だけは何とか後で直せばいいかなというふうに思われるかもしれませんが、他の会社と連携している何かがあったりする場合、他の会社に迷惑かかってしまうこともあります。そうすると巡り巡って自分のところにしわ寄せが返ってきたりします。

あと1ヶ月もないというところで大変なんですが、この機会にシステム側の刷新を行っていただければと思います。

情報システムやその辺りは、中小企業では専任の担当者をおくわけにもいきません。いつも使っているものがそのまま使えればいいということであれば、どこかと保守契約を結ぶというものもなかなか出来ないところでしょう。大変ではありますが、ここは自社のリスク部分だと考えていただいて、経営者の方々はきちんと問題として把握しておいてください。

消費税増税に向けて押さえておくこと

それから本題に入る前にもう一つ、今年消費税が上がります。

上がること自体は、システムとかそういうことを考えると数字を変えればいい話になってしまうんですが、中小企業の方々にとっては、今回、軽減税率が入るというところがシステムやWebに関わる大きな部分です。

「自分たちの売っている物はそれほど多品目ではないので、8%と10%を分ける必要はない」と軽く思われている方ももしかしたらいらっしゃるかもしれません。

ですが、皆さんいろいろなものを仕入れするわけです。それに対して消費税を支払って、差し引きをして消費税を納めていますから、仕入れの中に軽減税率対象のものもあれば軽減税率対象じゃないものもあるということになります。

そうすると帳簿の付け方もそうですし、帳簿を付けるのにシステムを使っていればシステム側の対応など、様々なものが必要になってきて他人事ではありません。

うちも軽減税率の対象になるようなものは扱っていませんが、買うときにはいろんな物を買います。食品であればお客様が来た時に出すようなものありますし、仕事上で資料として買うものもありますから、全く他人事ではないということです。

これも例えばクラウド型のシステムを使っていれば、そちらで対応して貰えます。とはいえオペレーション部分でチェックする見方を変えなきゃいけないとか、いろいろやることがあります。

また、手元のパッケージソフトや、あるいは独自の何かシステムを使っている場合には、そちらの改修が確実に必要になってきます。

これに関しては、10月か11月…今ぱっと出ませんが、その辺りまでには絶対にやらなければいけないということです。

軽減税率対策補助金も活用して

軽減税率に対する、軽減税率対策補助金というものが出ています。

原則2/3補助、いち事業部あたり200万ぐらいまでは出るのだったのではないでしょうか。

例えばレジを購入する、 POS レジを回収する、それからこの機会にモバイル型の端末、またはアンドロイドのタブレットや iPad、そういったものと組み合わされた軽減税率対象のモバイルのPOSレジを入れる、あるいは券売機を入れる、既存の券売機を差し替える、などいろいろあるでしょう。

また、今使っているレジのPOSなどのマスターの設定を変えなきゃいけないのでお金がかかりますとか、それから受発注の部分で受発注システム部分の改修を行いますとか、請求書の方の管理システムや、その改修や新規の導入などについてもやらなければいけません。

こういった一式は軽減税率対策補助金というものが出ます。

これは経済産業省ですかね…「軽減税率対策補助金」で検索をしてみてください。国の方のホームページ、http://kzt-hojo.jp/ というところで出てきます。ここにフリーダイヤルなんかもありますので、相談してみてください。

これをクラウド型にしてしまって、少なくともシステム側は勝手にやってくれるような状況になっていれば、オペレーション側をある程なんとかすればいいので、負担が楽なんです。

早めにこちらに切り替えたという方は、それなりに気が楽だと思うのですが、昔からやっている方はまずは国の方に相談していただくとよいのではないでしょうか。メーカーも積極的に情報を出していますので、そのあたりチェックしてみてください。

大変ですね、今年は元号も変わって。こういう時はあまり無理に変な動きをしない方がいいような気もします。

DMやチラシは定常的に見る習慣をつけておくべき

それでは今回のテーマに移っていきたいと思います。
今回はDM と折込チラシの世界です。これについてチェックしないのは損ですよ、というところです。

続きはPodcastでお聞きください。


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中山 陽平

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