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今回の内容について
今回は中小・小規模事業者がコンテンツを作成するときに必ずおさえておきたい「ストーリー」の話です。
コンテンツは「今」だけを切り取っただけでは、反応が頭打ちになりがちです。
そうではなく、「過去」そして「未来」まで含めて作る事ができると、属人的・定性的なサービスはもちろん、型番商品であっても反応アップが見込めます。
今回はその理由と、最初の一歩についてお伝えしています。
詳しくはPodcastをお聞き下さい。
エピソード詳細
今回のテーマですが、ストーリーというところですね。
これはうちが戦略を立てる時にも、ホームページのコンテンツを作る時にも特に意識している部分です。
中小企業はストーリー性を重要視するべき
基本的にすべてのものに対してストーリー性を持たせる、あるいは感じさせるというところを、中小企業の方々は特に重要視した方がいいです。基本的にはすべて行ったほうがいいですね。
例外としては、本当にスペックとか、そういったものだけで完全に評価されるような商材を扱っている場合ですね。例えば、ITの部品、パソコンの部品ですとか、性能だけで判断されるようなものであれば、ストーリー性を出したところであまり効果がないという意味で、別にやらなくてもいいかもしれません。
そうではなくて、一般的な人間が絡む、定性的な要素が入ってくるサービスですとか、それから定量的な部分が大きくても、他社との競争が激しい業界などであれば、ストーリー性を盛り込んでいくことはプラスに働きます。
では、なぜストーリー性を持たせることが重要なんでしょうか。
まず1つは、単純に、分かりやすい・伝わりやすいっていうところです。これだけでも大きなメリットですね。
もう1つは、そもそも買う側・情報を受け取る側としては、その「前後」、「ストーリー」というものを知りたいっていう欲望があります。
なのでストーリー性を持たせるっていう事は、実に効果的です。
過去と未来を意識するとストーリーがついてくる
そもそもストーリー性を持たせるというのは、どういうことでしょうか。これは、私が考えるイメージとしては、ストーリー性が無いものは「現在」なんですね。
時間軸で言えば過去・現在・未来というふうに一般的に分かれますけれども、その中の「現在」だけを切り取ったものがストーリー性が無いもの、と考えてもらうのがわかりやすいでしょう。
それに対してストーリー性があるものというのは、最低限、「過去」があって現在がある。そしてできれば「未来」ですね。未来に関してはちょっと入れづらいこともあるとは思います。
最低限でも過去の時間軸が組み込まれているか。その商品なりサービスなり、皆さん自身なりを説明するときに、時間軸まで意識してその情報を出しているか、っていうところですね。
今を切り取っただけの説明では評価が難しい
さっきの2つの項目に戻りますけれども、分かりやすいっていうのはどういうことなんでしょうか。
例えば、ある商品とかサービスが、昔こういうことをやっていて、こういう風になっていて、お客さんからこういう要望が多いから、今はこういう形のサービスになっているんですよ、と過去を含めて説明します。
色々な改良を経てこういう状態になっているんですよとか、あるいはその定型的なサービスじゃない場合にはこういう生産体制になっているんですよとか、それから型番商品を売っているにしても取り扱っている商品の幅とか、ラインナップとか、それから対応する体制とかに対しても、昔はこうなっていてこうだから今こういう風になってるんですっていう形で、過去を見せていきます。
一方、今という瞬間のスナップショットを取っただけの商品説明、これこれはこういうもので、こういうスペックでこういうものです、という所だけ書いてあると、それぞれの評価が難しいんですね。
それがいいものなのか悪いものなのか、その特徴や押しているポイントが、本当に価値があるものなのか、そういうのがわからないんです。
売る側からストーリーを出して、情報伝達を完結する
もちろんいろいろな比較検討する中で、自分で過去を調べてくれればいいですね。昔のこういった類の製品というものはこういうところが課題で困っていたんだけれども、どこも解決していなかったのが、最近はここの会社がそれに対してこういう解決策を提示したと。それでできたのがこの製品だよ、みたいなことを自分で調べてくれればいいわけなんですけれども、そこまでやってくれる人は少ないです。
そこまでやってくれない人に対しても、自分たちの中できちんと情報の伝達を完結させてあげられないと、なかなか裾野が広がっていかない、販売先が広がっていかないっていうことになりますよね。
続きはPodcastでお聞きください。