第35回:Mousetrapping(マウストラッピング)、強引に引き止めても逆効果

Mousetrapping(マウストラッピング)という手法があります。あまり最近は聞きませんが、まだ時々遭遇します。

具体的には例えば

  • 他のページに行こうとすると「本当にいいんですか?」のような、ポップアップが画面上に出る
  • ページを開くとしばらくするとページの上に覆いかぶさるようにバナーが表示され、Closeボタンなどを押すまで消えない

など、強引に何かを見せたり行動を起こさせようとする試みのことです。

昔はもっとひどく、

  • ブラウザが全画面表示になってコントロールバーが無くなる
  • 戻るボタンが効かなくなる
  • 何度もポップアップが出る

といった、もはや悪質なブラクラとしか思えないようなものもありました。今はこういった事態を踏まえて、ブラウザ開発会社各社が、自動的なポップアップを禁じたりウィンドウサイズの変更を禁じたりすることで、悪質な事例は収まりました。

しかしそれでも、その抜け穴を通して、なんとか無理矢理にでもクリックさせよう、メルアドを入力させようとなども試みをするサイトは跡を絶ちません。

なんのために行うか?「一度の訪問での成果を最大限にするため」

なぜこんなことをするかというと、綺麗な言葉で言えば「一度の訪問での成果を最大限にするため」です。

こういったサイトは2度3度訪れられることはありません。来たいと思う人は居ないでしょう。

それを前提とした上で、少しでも多くの人に

  • 広告をクリックしてもらって、広告報酬を得よう
  • メールアドレスを入力してもらって、メールを送れるようにしよう

ということを考えている結果です。

今は嫌われてもいいし、もう一度来なくてもいいから、今の結果を求めるという姿勢です。

割りきってしまっているので、サイト自体も広告だらけであったり、誤クリックによる広告クリックを狙うようになっていたりと酷いサイトが多いです。

こういったことは今は「完全にNG」

こういったやり方は、もしかしたら多少のCVRアップに繋がるかも知れません、広告収入のアップに繋がるかもしれません。

しかし、公に企業としてサイトを運営するのであれば、絶対にNGです。

ポップアップ自体がもはやNGだと考えるべきです。

今やどの業界においてでも、同業他社が存在し、検索エンジンによって簡単に人々は比較検討を行える時代時になっています。

そんな中で、いかにも露骨に売り込みを行なっているサイトを選ぶ人はいません。それを帳消しにする圧倒的な強みがなければ駄目でしょう。

そもそも売り込み自体がNG

売り込みをしている、申し込ませようとしていると「過剰に」感じさせることは、いい結果に繋がりません。なぜなら

  • 必死で売らないといけないほど、切羽詰まっているんだな
  • 自分の企業の売り上げのことしか考えていなさそうだな
  • あまりこちらの気持ちを考えてくれなさそうだな

といった印象を、相手が無意識に持ってしまうからです。

こういった印象を持った相手と、何か取引をしようと思うでしょうか。

思わないですよね。

お客さんに「選んでもらう」ことが大切

今はいかに「お客さんに選んでもらうか」が大事です。インバウンド・マーケティングやパーミッション・マーケティングなどがそれに類する領域です。売り込むのではなく「向こうから、欲しいと手を上げてもらう」のが大事なのです。

従いまして、今のサイトでもしこういったマウストラッピング的なことをやっているとしたら、すぐにストップすることをおすすめします。

トータルで考えれば、その方が確実にいい結果に繋がりますので。

 

それでは今回は以上です。

この内容がお役に立てば幸いです。

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