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適切な表現方法を選ぶことがキラーコンテンツ作成の第一歩。押さえるべき24パターンとは?

コンテンツ作成
この記事は約21分で読めます。

今の時代コンテンツを作れば集客できる…あるいはコンテンツを作らなければどうしようもない、と言われることは少なくありません。ところが、

  • 現実的にいざ「コンテンツを作ろう!」と思っても、いったいどんなものをつくればいいのか分からない、
  • いざコンテンツを作ってみたけれども、全然反応がない…SNSでの言及なんて全然されない…

悩む方も少なくないのです。

この記事を書いた人

中小企業・小規模事業者の方々に向けて、ウェブの活用やホームページの戦略などについてWebコンサルティング、施策代行実施などを行っている、株式会社ラウンドナップ代表取締役の中山陽平です。中小企業のWeb活用をサポートし、そこからの反響獲得を実現させています。

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その時の1つの処方箋として「コンテンツの見せ方を知る」ということがあります。見せ方を知ると、それに結びついてコンテンツのアイディアが湧いてくることがあります。

また、「見せ方」を考えることで、いまいち反応がない…と悩んでいたそのコンテンツは、大きく魅力的なものに変わる可能性があります。

そこで今回はCMI(Content Marketing Institute)の記事から、「24種類のコンテンツのカタチ」についての記事をご紹介。このリストは、今のコンテンツ形態をひと通りさらえているのでは?と思います。(私が積極的、ないしこっそりと使っているものもあります)

この記事を読むと、コンテンツのアイディアや、魅力的な見せ方が分かるようになります。

※関連記事

また、このサイトの特集でも、別の切り口で同じような事を語っていますので、是非こちらも合わせてご覧ください。

 特集:【保存版】戦略的WEBコンテンツ制作・作成術(コンテンツ・マーケティング)
 記事:【動画セミナーあり】まず押さえるべき「16種類のコンテンツ形態」- 特集:戦略的WEBコンテンツ制作

「コンテンツの種」というものは意外と思いつくものですが、それを形にするとなると難しいのではないでしょうか。

コンテンツには様々な表現方法があります、ただ、それぞれ特徴があります。そこで、

  • コンテンツの概要と使い所
  • 強い所、使い所
  • 注意点

その解決のきっかけになるのではと思います。

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コンテンツの種類:目次

元記事はこちら「Content Marketing Playbook: 24 Epic Ideas for Connecting with Your Customers

まずは目次です。

  1. ブログ記事
  2. メールマガジン
  3. ケーススタディ(事例・お客様の声)
  4. ビデオ・動画
  5. ゲスト投稿(全文引用ではない)
  6. ブログではないサイト(コーポレートサイトなど)に作ったコンテンツ
  7. イベント
  8. ホワイトペーパー(いわゆる「白書」)
  9. オンラインスライド(SlideShareなど)
  10. ウェビナー、ウェブキャスト
  11. 調査レポート
  12. マイクロサイト(分家サイト、サブサイト)
  13. インフォグラフィック
  14. ブランデッド・コンテンツ・ツール(要は便利ツール)
  15. モバイルアプリケーション
  16. モバイルコンテンツ
  17. eBook(PDFとか)
  18. 印刷した冊子(出版する市内にかかわらず)
  19. 書籍
  20. Podcast
  21. デジタルマガジン
  22. 紙のニュースレター
  23. 年次レポート
  24. ゲーム/ゲーミフィケーション

たくさんですね…この中には日本では使いようが難しいものも入っています。また、簡単にできないものもあります(書籍発行など)元記事でも、それぞれの項目について、深いところまで触れているわけではないので、

お客さんのことを考えて、適切なものを選ぶ…料理と同じ

ちなみに、できるだけたくさんの種類作ればいいというものではありません。あくまで

  • お客さんのことを考え、
  • 伝えたいメッセージを考え
  • 手持ちの食材を使って
  • どんな料理を作ったら一番喜ばれるか

という観点で、選んでもらうことをお勧めします。

では、ここからは、経験上、それぞれのコンテンツについて「利点」や「気をつけないといけないこと」などについて。

ブログ記事

概要・使い所

最も一般的な情報発信媒体となった「ブログ」これは、もはや企業としては持っておくことが必須な時代かなと思っています。

もちろん業種業態によってそうではないケースはあるでしょう。すでに取引先が決まっている狭い業界なら、ブログで情報を先出しして新規顧客開拓を行うなどは、時間の無駄になる可能性も大きい。その場合は、リアルでのお付き合いにリソースを割いたほうが懸命です。

また、スタートアップ時のソフトウェアやツールなどは、導入事例を作ることが一番大事なので、ある程度事例ができて、ホームページだけを見て問い合わせが来る段階になってから、見込み客集めのためにブログをはじめる方がいいですね。

強い所、使い所

ただ、一般的な業種、すでにある程度マーケットが出来上がっている業種については、

  • お客さんが必要としているコンテンツを先出し
  • 担当者の顔や業務風景などを出すことで、信頼感を与える
  • コーポレートサイトなどと異なり、何ページも見てもらいやすいため、見込み度アップに貢献する
  • 自然とさまざまな関連語や共起語がコンテンツに入るため、ロングテールでアクセスアップしやすい

などが有ります。

注意点

  • ブログ、というかCMSは簡単に更新できるため、どうしても内容が「軽く」「書きたいことを書く」状態になりがちです。
  • 常に「お客さんや将来のお客さん」そしてソーシャル時代で大切な「あなたの会社を応援してくれる人」に見られている、という感覚を持ち続けることをお勧めします。
  • 更新は定期的に行わないと、すぐに固定読者はいなくなります。
    スケジュールを立てて定期的に更新しないと、失ったものを取り返すのは大変です。
  • 必ず独自ドメインで、コーポレートサイトと下部のディレクトリで運用するのがベストです(SEOやブランディング、ユーザー体験のことを考えると)無料ブログ丸出しのようなものは、やめたほうがいいです。

メールマガジン

概要・使い所

メールマガジンは、WEBマーケティングの世界では「古参」に属するツールです。

スパムメールがはびこって、何度も何度もメールマガジンは効果がなくなる、メールマーケティングはもう死んだと言われていますが、相変わらずメールはお客さんとの重要なチャネルなことに変わりはないです。

特に、あまり普段ネットに接しない人は、メールマガジン、よーく見ています。この業界に属していると、どうしても一般人の感覚を忘れがちですが、まだまだ、そしてこれからもメインストリームの1つであることに変わりはないと、考えてます。

ただ、相手がきちんと納得していないと、送るたびに心象を悪化させるツールになります(楽天さんなど)

強い所、使い所

  • こちら側から情報をプッシュすることができます。大事なのは相手のニーズや気持ちに合っているかどうかであって、好ましい情報ならメールマガジンは喜ばれます。
  • 開封率やリンクのクリック率などを測定すると、お客さんのツボを知ることができます。最適化が行えます。件名や内容のA/Bテストを行えるツールもあります。お客さんに喜ばれる内容にするためのブラッシュアップが行えます
  • 仕組み化が容易です。ステップメールの仕組みは、大概のツールに備わっています

注意点

  • 相手のことを考えないで、ただ「自慢」「自分の言いたいこと」を送りつけるメールは、もはやスパムメールです。相手目線がとにかく必要です
  • きちんとリスト管理をしておかないと、クレームに繋がります。どんなに配信数が少なくともツールを使うべきです。配信解除からフォーム作成まで、オールインワンでやってくれるツールは日本でも海外でもたくさんあります。間違っても手元のメーラなどでやるのはおすすめしません。昔良くCCで全員のメルアドを入れてしまって、大惨事…なんていうことがありましたね。
  • 出すことが目的ではないです、成果につなげることが目的です。開封率測定やクリック率測定をするのが理想です。HTMLメールが難しければ、テキスト形式でもいいですが、パラメータなどをつけて、メールからの流入測定を行うことは必須です

ケーススタディ(事例・お客様の声)

概要・使い所

事例は特にB2Bでは重要です。もちろんB2Cでも重要ですが、B2B系のサイトでは事例がないと「お話にならない」と考えるべきです。

大概のサービスや商品は、それによってどんなものが得られるかを正確に想像するのは難しいですよね。そんな時に、同じような規模感・業種、あるいは同じような趣味の人の感想やレビューというのは非常に参考になります(故に、レビュー系はいろいろありましたが…)

他の人の口コミやレビューは常に「客観性」を持っているものとして、重宝されます。

強い所・及び注意点

そしてその事例は、ただ事実を羅列するのでは意味がありません。

なぜなら、事例をみてもらうこと、それ自体が目的ではないからです。

  • 事例を見てもらい、自分の企業に導入した時の姿を想像してもらい、メリットを感じてもらう
  • 他の企業が導入して成功している姿を見せて、安心感を持ってもらう
  • 実際の導入までの流れ、その後のサポートなどのイメージを持ってもらう
  • 自社のいいところを、お客様の口を借りて「客観的に」アクセス者に伝えて、興味を持ってもらう

というのが「本当の目的」です。

これを実現するためにひつようなことが、ケーススタディには揃ってないと、意味がありません。

極端な話、名前と会社と、200文字程度のコメントでは意味が無いということです。これ以上はちょっと書けない部分もありますが、まずは先程のポイントを押さえることを、ぜひお勧めします。

ケーススタディは、手段と目的が入れ替わりやすいコンテンツの代表格です。

ゲスト投稿

概要

海外では「Guest Blogging」と呼ばれます。日本ではあまり使われないものですが、一部のメディアで似たようなことは行われています。全文転載系などは問題にもなりましたが、IT系では少なからずあります。

基本は「まだオーソリティがない、世に出ていない、しかし良い文章が書ける」という人物に、人々に見てもらえる場を提供する代わりに、コンテンツを書いて提供してもらう」というものです。

強い所・使い所

  • 良いパートナーが見つかれば、良質なコンテンツが自然と集まるようになります。サイトの品質向上を効率良く行うことができます。
  • 自分自身以外の目線でのコンテンツが加わることで、ターゲット層を無意識のうちに狭めてしまっていた場合、それをうまく拡大することができます。
  • これから伸びる人材とリレーションを作ることができます

注意点

  • 英語圏ではあまりゲストブロギングはSEO的には歓迎されていません。なぜなら、無審査でゲストブロギングを募集し、そのゲストブロガーがバックリンク獲得のためだけに適当な品質の低い記事を書くという問題が起きているからです。
  • なので、品質をきちんと高く保ち、そのために、きちんと内容のチェックは行う必要があります。
  • そのコンテンツが盗用やコピーではないか、そこは掲載者としてもチェックすることをお勧めします。リスキーです。
  • いつそのゲストブロガーがでていってもいいように、と考えておく必要があります。でないと、最悪ブロガーに頭を下げて、居残ってもらうことになり、パワーバランスがおかしくなります

ウェビナー・ウェブキャスト(動画・ビデオ)

概要

一般過程の回線速度が飛躍的にアップしたこと、また、スマートフォンが普及したことで携帯でも動画が見られるようになったこと、YouTubeやVimeoを中心とした動画共有サイトが一般的になったことで、敷居が大変低くなりました。

制作も、簡単なものなら下手をすればiPhoneでも作れる、ちょっと凝ったものでも、10000円程度のソフトでも作れる、そんな時代です。

以前なら動画を作るということはコスト面でNGだったのですが、今や非常に身近な表現手段だといえます。

※ウェビナーと動画は、人がメインか否かの差なのでまとめて扱います。

強い所・使い所

  • 画像と違い、動画は「生々しい」あるいは「生々しく見える」ものです。従いまして、ヒトケや人となりといった、文字や写真のみでは伝えられないものを伝えるのに適しています。
  • 例えば、士業やWebコンサルタントが自己紹介をすることで、ある程度「実際に会っている」ような気持ちになります。
  • 文字では伝えられないニュアンスを伝えることができます。従いまして、後述するウェビナーなどを行うと、文字だけで説明するより、相手にきちんと情報を伝えることが出来るようになります
  • 一度、こういった距離感の近いコンテンツで「好き」になってもらうと、その後ずっとファンでいてくれる確率が高いです。反面、文字だけでファンに成った人は、簡単に非ファンになってしまいがちです。

注意点

  • 距離感が近いコンテンツです。文字ではよくも悪くも伝わらない、非言語的なイメージが伝わります。そのため、例えばしゃべり方であったり、立ち振舞であったり、見格好であったりと、「感覚的」「生理的」な部分を意識しないと、不快感を与えてしまいます。
  • 例えば、しゃべる時にクチャクチャ音がする、ずっと下を向いて俯いてしゃべる、モゴモゴと何を言っているかわからない、などは非常に大きなマイナス要因となります。従いまして、ある程度の訓練と馴れは必要です。
  • 簡単になったとはいえ、編集は文章を書くほどには簡単になっていません。ある程度「覚える」必要があります
  • 場所を用意する必要があります。いかにも自宅!あるいはいかにも職場の片隅!のような背景は、それだけでマイナス印象です。ある程度の非日常感があるといいですね。

スライド(オンラインスライド)

概要

端的に言ってしまえばSlideShare、かもしれません。オンライン上でPowerPointなどに代表されるようなスライドを見ることができます。

音声など入れられないのですが、複数枚のスライドを自分のペースで見ることが出来ます。

強い所・使い所

  • エッセンスを端的に伝えるのに適しています。もともとスライドはエッセンスをスライドに書き、それを言葉で補足するようなものです。なので、自然とエッセンスだけを伝えることができます。
  • スライドだけでは不十分だという方に対しての追加オファーのきっかけにできます(セミナーを収録した動画ファイルなど)
  • 基本はPPTやPDFなどをそのままアップするだけなので、コンテンツの作成は一瞬です
  • SlideShareには固定客が居るので、SlideShareに上げるだけで、ある程度見てもらえます

注意点

  • 何かしらエッジが立っていないと、なかなか見切ってくれません。途中で飽きられてしまいます
  • 事例など、公開してはいけないものは予め隠しておかないとまずいことがあります
  • 使い方、見方がわからない人には、まず見てもらえません(クリックしたら次のスライドに行くというのがわからない)
  • スライド自体にアクショントリガーを仕込んでおかないと、その後のマーケティングプロセスに繋がりません

調査レポート

概要

調査レポートはつまり自身が調査を行って、それをまとめてコンテンツにしたものです。他の情報によるもの(二次情報)ではないというところが特徴です。うまく出すことができれば、様々なところから参照され続ける可能性を秘めたものです。

海外だとeMarketerなどが、うまくやっている印象です。

強い所・使い所

調査レポートの強いところは「定量的な情報の、一次情報源となれる」ことにあります。

ネットの世界では、定量的な一次情報というのは重宝されます。なぜなら大半の情報は

  • 経験などに基づく、感覚的・定性的な一次情報(体験記、個人の感想など)
  • 一次情報をもとにした2次情報(他の人物や出来事、ニュースの内容を元にしていたり、まとめ記事だったり)

だからです。

一次情報は、独占的な情報ですし、きちんとニーズに合わせて作ればその情報を元にした二次情報記事がたくさん作られたり、あるいは一次情報だということで、恒常的にアクセスが集まる、参照される可能性も高いです。

注意点

きちんとニーズを捉えないと、誰も興味を持ってくれません。興味を持ってくれないことには一次情報だろうが二次情報だろうが意味がありません。

また、例えばアンケート調査などを行ってその結果を定期的に発表する、といったケースの場合は「統計学」に基づいて、問題の無いように作ることをおすすめします。そのために、調査する母集団はできるだけ大きく取ることをお勧めします。でないと、そこでツッコミを入れられ、コンテンツ自体の信頼性が疑われることになってしまいます。

インフォグラフィック

概要

インフォグラフィックは、あっという間にネット上に広がりました。元々は「難しい情報をグラフィックにして、簡単に分かりやすく伝える」ことを狙った画像のことです。例えばNewtonなどの挿絵、といったらイメージがつかみやすいかもしれません。

強い所・使い所

インフォグラフィックは、興味をひきやすいです。これまで文字中心だったインターネット上のコンテンツ。そこに殴りこんできたようなものです。画像というのは、うまく作れば、複雑なことも直感的に表現できる素晴らしいコンテンツ形態です。

人間、眼から得られる情報は大きい。そう考えると、視覚にフォーカスしたインフォグラフィックは、とても有用です。特に、情報が飽和しているネット上では、素早く咀嚼できるコンテンツは非常に好まれます。

インフォグラフィックに限らずとも、画像はそういった意図で、様々に使うべきです。

注意点

どんな魅力的なコンテンツ形態であろうと、そもそもの情報自体が「魅力的ではない」のなら、意味がありません。

「魅力のない情報」に色を付ける、装飾するためにインフォグラフィックを使うとしたら、それは一種の騙し行為。

また、画像にすればいいというものでもありません。「相手にスッと情報を取り入れてもらうためには今回はインフォグラフィックがベストだな」と考えた上で、使うようにしないと、ただの粗製乱造になってしまいます。

まとめると

  • インフォグラフィックにすべき内容なのかきちんと考えて、インフォグラフィックがベストの時にだけ使う
  • 元々の情報に色を付けてはいけない、ブーストしてはいけない、元々の情報を「食べやすくする」ために使う

ことを押さえておくといいのではと思います。

後は、やはりグラフィックスなので綺麗さですね…、適当にPowerPointなどで作ると、ただの図表と思われてしまったりします。そこは自分で作るのが難しければ専門家へ。

ブランデッド・コンテンツ・ツール(お役立ちツール)

概要

ターゲットとするユーザが「便利だな」と思ってくれるようなツールを開発し、ホームページ上で提供することです。広い意味では、ダウンロード型のものも含まれるかもしれません(マクロ付きエクセルなど)

強い所・使い所

日常的に使ってくれるツールを作ることができれば、単純にターゲットユーザへの接触頻度を上げることができます。

従いまして

  • ツールの中にプロモーションエリアを設け、興味喚起する
  • ツールをペラページにせずにサイトの中の1ページとして作ることで、自然とサービスに関心を持ってもらう
  • その分野に関して、便利サイトとしてのオーソリティを得ることができる

などの効果が期待できます。

細かい数字は言えまえんが、定期的にアクセスが有り、しかも一定の割合で他のページも見てくれています。バックリンクもあります(あまり気にしてないので、どのくらいかは未確認)

注意点

当然ですが、開発工数がかかります。また、運用の手間があります。何かのAPIなどを使っている場合には、そのツールがブレイクした時にAPI制限に引っかかって、殆どの人が使えないなんていう状態に陥る可能性があります。

そうなった時にどう対処するのかは事前に決めておくといいですね(皮算用ですが)

シンプルなツールならあるほど「コピー」されて、他の人が似たようなものを作られるリスクが有ります。とは言え、何らかの法律で守らない限り、避けるのは難しいです。ほんとうに大事にしたいなら、リリース前にその辺りを押さえておくことをお勧めします。

良いツールだからといって、年に一度しか使われないようなツールでは意味がありません。そのツールを作る目的などをマーケティング的にきちんと押さえて、それを達成するために設計する、そんな流れが必要です。

eBook・印刷物系冊子(書籍含む)

概要

eBookは、主にPDFで配布されるものです。多くの場合、メールアドレスを含むある程度の個人情報と「引き換えに」手に入れることが出来ます。多いのは「◯◯する時に大切なポイントをまとめたガイドブック」「◯◯ができる!無料ハンドブック」などでしょうか。

日本でも、10年前から「無料レポートスタンド」などをスタート地点として、リスト取得の手段として使われていました。今も使われています。

海外でも同様です。例えば、HubSpotなどはかなり活発にやっています。さまざまなeBookあるいはミニマムツールを、フォームに情報を入力することでダウンロードできるようになります。これは、見込み度の高いリストを取得するために行っています。

複数のeBookを用意しているのは、どのeBookをダウンロードしたかによって相手のニーズを知り、それに合ったセールスアプローチをその後にかけていくためです。

強い所・使い所

市場がそれほど拡大しなくなっている現在において、既存顧客の奪い合いという場面は多いはず。その中で重要なのは「いかに定期的に接触できる機会を作ることができるか」です。

現状それはさまざまにありますが、最も使いやすいかつ受け手としても慣れているのは「メール」です。

つまり、メールマーケティングを売り手が行う、そのためのリスト獲得手段としてPDFを無料フロントエンドとして用意します。

今のところPDFのようなeBookが最も「メールアドレスと引き換え」にしてもらいやすいです。

また、PDFで冊子を作ること自体はWordでも書き出せば出来ますので、コストが掛からない、増刷などを考えなくてもいいというメリットも有ります。

注意点

とにかく、個人情報を渡してもいいと思ってもらえるようなものを作る必要があります。メールアドレスを貰えればあとは野となれ山となれ、といったような「薄い」内容では、その後の取引に繋がりません。

あくまで、eBookは通過点にすぎないので、その次に繋げられるような「濃く」「役に立つ」内容である必要があります。

また、体裁も重要です。先ほどWordでも簡単に作れると書きましたが、とは言えいかにも文章をザクザクと書いてそのままPDF化した表なものは「プレミア感」に欠けます。

そのPDFは、もしかしたら印刷されてお客さんが手元で読むかもしれません。そう考えて、ある程度恥ずかしくないようなデザインにすることをおすすめします。

自分で作れればそれがベスト、難しければクラウドソーシングなどで格安で作ってもらうか、知り合いに表紙だけでも作ってもらうことをおすすめします。

悲しいかな、見た目はとても大事です。また、名前も重要です。興味を持ってもらえるようなタイトルにして、誘導バナーをきちんと作る、それだけでダウンロード率は大きく変わります。逆に言えば、いかにも雑なものは、誰もダウンロードしてくれません。

繰り返しになりますが、定期的にお客さんと接点を持つためにとても有用なツールです。特に2ステップ系の商売の場合は「必須」とかんがえることをお勧めします。

印刷物(紙の冊子・ニュースレター・書籍)

概要

紙は、ネットとは無関係だと思われがちです。しかしそこに穴があります。紙媒体はネットと組み合わせることで、大きな効果を発揮します。PCで見るのと手に持ってみるのでは大きく印象が違います。また、感じる価値も変わります。

紙系のほうが「手がかかっている分、しっかりしている」と思われる傾向があります。なぜなら、紙のほうが作るのが大変だと、みんなわかっているからです。

強い所・使い所

住所を手に入れたならば、ただペラの案内を送るのではなく、ノウハウをまとめた冊子を送るというのは効果的です。

B5かA5程度のコンパクトなものにすれば、持ち運びも簡単ですし中とじで16P程度なら、プリンタで割付で印刷して自分でホッチキス留めで作ることもできます。内容にも寄りますが、ペラの紙より冊子の方が人から人に渡りやすいです。到達率も高い傾向があります(経験値)

また、既存顧客に紙のニュースレターを送るというのは、いまだからこそ離反防止としても、オーソリティの確保としても重要です。ペーパーレスが歌われている今だからこそ、紙は目立ちます。また、なんだかんだ紙は読みやすいです。特に年齢層が高い顧客を抱えているなら、冊子のニュースレターというものは有効です。一緒にいろいろ同封できますし…

注意点

こちらもやはりクオリティです、そして、PDFとは違いもう少し技術と時間が必要になります。なぜなら、ただ文章を書けばそれっぽくなったeBookとは異なり、それなりに雑誌っぽい作り方をしないといけないからです。InDesignなどまで使いこなす必要はありませんが、Wordで作るにしても「それっぽさ」はやはり重要です。

また、内容はとことん「お客様のためになる情報」に絞る必要があります。自慢や売り手目線の内容では。新聞のチラシのようにすぐ捨てられてしまいます。WEBコンテンツと同様、お客さんの目線で作ることが必要です。

紙媒体だからといって、何でもOKというわけではないです。銀の弾丸でも魔法の杖でもありません、紙は。

書籍は、出せたらいいですね。ただ、最近は出版点数が多いので、それなりに売れても寿命は半年程度と言われています。

その後は、出版したということをうまくブランディングに使うことが中心になると考えたほうがいいですね。

モバイルアプリ

概要

これは使いドコロが難しいですが、ハマると大きいものでもあります。今、情報を収集する媒体はモバイルにどんどん移っています。そのユーザにアプローチする時に最も「特等席」となるのは、定期的に起動してもらえるようなアプリです。これは将来の「リスト媒体」とも言えるかもしれません。

強い所・使い所

うちでもiOS版でアプリ「WEB戦略情報」を出していますが、閲覧者の平均ページビュー(アプリなので正確にはスクリーンビュー)は、WEB経由の3倍以上になります。出しているものはWEBで見るものと同じなのですが、アプリ特有の「興味集中」的な部分がプラスに働くようです。

使いどころとユーザニーズに合えば、大きく力を発揮します。

例えばWEB制作会社がWEB担当者に便利な機能を持ったアプリを出したり、あるいは通販もやっている雑貨店が、自分の店で扱っている商品を使った毎日の占いアプリを出す…などは、アリです(今考えたものなので、あまり突っ込まずに…)

注意点

とは言え、アプリがマッチしないケースも多いですので、無理に作る必要はありません。例えば新築一戸建て系の工務店がアプリを作るとして、何を作ればいいのでしょうか。さっと思いつきませんが、自社の施工事例アプリを作っても、恐らく興味は惹かないのです。向き不向きがあります。

開発自体も費用と時間がかかります。また、アップデートを行わずとも固定費としてAppStoreなら開発者の年会費がかかるなど、コストはのっかってきます。また、プロモーションを行わないと、自然にはダウンロードされません。

話題になるようなものを作ってプレスリリースを出す、アプリレビューサイトにレビュー依頼を出す、自社サイトでもプロモーションする、アプリ系の広告を出す…など、やることはたくさん出てきます。場合によってはエージェントに任せる方がいいかもしれません。

敷居が高いコンテンツです。

終わりに

と、かなり駆け抜けるように書いていきました。

コンテンツは、基本はやはり文字系と画像系です。しかし、それ以外にも様々な表現形態があることは知っておくべきですし、それによって生まれるアイディアも有ります。

きっとこれからまた新しいコンテンツ形態は出てくると思いますが、きちんと食いついて、美味しいそうなものはトライしてみてはいかがでしょうか。その際はいきなり投資せずに、ミニマムスタートがいいです。

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