顧客にデザインの意図を納得してもらうために考えた方がいい5つのステップ

Marketing & Strategy Innovation Blogの以下の記事より。

5 Steps to a Better Design Brief – Marketing & Strategy Innovation Blog
 http://blog.futurelab.net/2009/08/5_steps_to_a_better_design_bri.html

ちょっと意訳気味ですが、お許しください。

顧客目線のデザインを作る際に、ここは確実に抑えておきたいポイントです。

デザインはそれ単体で成立するものじゃなくて、あくまで目的語を必要とする動詞ですよね。「○○をデザインする」という形です。

なので、その目的語をまずきちんと把握した上で、デザイン作業に取り掛からなくてはなりません。

 

ヒアリングをしなかったり、うまく出来なかったり、不十分だったりすると、顧客満足度は上がりません。その結果デザインは「ビジネス上で役に立たない、一種のオーナメント」的な扱いを受けてしまいがちです。

そして本来お客さんが求めているのは、美しさや見栄えはもちろんですが、それ以上に

「このデザインにするとどんないいことがあるの?
もっと具体的には「売り上げが上がるの」みたいなところ

なんですよね。

ですので、中小企業の経営者の方を相手にデザインを提案する場合は、ここを論理的に説明して納得して頂くことが必要です。

例えばトークとしては

「あなたが売りたいこのサービスは、こういうものですよね、
とするとこのあたりをまずきちんとアピールしないと他社との差別化ができないですよ、
その他のこれとかこれとかこのポイントは、それを分かってもらった上で知ってもらわないと正しく伝わらないですよ、
なのでトップでアピールするのは止めたほうがよいですよね、
で、さきほどのところをきちんと見込み客にメッセージとして伝えるには、
そうするとこういう配色でこういったものを置いた方が伝わると思います、
例えばこんな感じです、目を閉じてパッとこれを見てください、
そういったメッセージがさらっと頭に入ってきませんか?
それなら、これが…」

…とスラスラいくことはまずないわけですが(笑)

それはそれとして、デザインは論点が分かりづらい分、普通のサービスや製品などよりも、きちんとビジネス的な提案をすることが必要です。

感性の次元で判断するのではなく、論理的なところに判断基準を出していかないと、全然決まらないんです(経験のある方も多いはず…)

※なので、デザイナーに必要なのは、スキルはもちろんのこと、それ以上に「全体を見る目」「聴く力」「提案力」です。

それでは、具体的にどうやるか?そのステップをご紹介していきます。

デザインの意図を納得してもらうために考えた方がいい5つのステップ

1.15~30秒くらいでのデザインの説明ができるかどうか

商品を売り込むのと同じで、まずデザインもその魅力の核となる部分を15~30秒で説明すること。

15~30秒というのは「elevator pitch」のことで、「顧客に偶然会ったとき、エレベータを降りるまでの短い時間(15~30秒くらい)に自分の会社(の商品)や自分自身を説明する。」という意味(Goo辞書より)

2.顧客が求めるものの優先順位を決める(決めてあげる)こと

顧客はデザインに対して、いくつかのニーズを持っていることが多いので、それを顧客のビジネスについてヒアリングしながら、優先順位をつけてあげることが必要。顧客の全てのニーズを満たすデザインを作ることは現実的にほぼ不可能。また、優先順位がつけば、そこにピントを合わせたデザインを再提案することも出来る。

3.そのデザインで、顧客にどんな夢を見せたいのか?を決めること

デザインはただきれいにみせるためのものではなくて、何かを伝えるコミュニケーションの手段。

なので、そのデザインで果たして何を伝えて、顧客がそれによって「これを使えば自分は○○について、こんなに幸せになるんだ!」と思わせるか・思わせたいかを決める。

4.全体の戦略の中で、そのデザインがどの役割を負っているか?を把握すること

広告だったり商品開発の一部だったりするわけですが、そのデザインがいったいどんな役割を期待されているのか、他のデザインや他のアクティビティとどんな関係にあるかを把握すること。でないと、シナジー効果を発揮できない可能性が高いばかりか、互いに干渉してだめになってしまうかもしれない。

5.どういう流れでそれを作るか?

デザインをいきなりするんじゃなくて、デザインを施す製品だったりサービスが、販売戦略などの上でどんな制約を負っているか、どういう風に製品を見せたいのかを考えること。でないと、見当違いのものを作ってしまうことが多い。

身につまされるものがあります。

ですが、これができれば、お互いに嬉しい関係で築けるはず、そして嬉しい結果になるはず。ぜひトライして頂くことをおすすめ致します。

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