ラウンドナップ・コンサルティング公式ブログ 代表中山陽平が記事執筆。コンサルのノウハウ進化のための情報収集の一部を発信中。2004年〜開始。

SEOmoz発表、2011年のGoogle上位表示はここが大事だった

検索エンジンの順位決定要因2年に1度SEOmozが発表している「検索エンジンの順位決定要因調査」が今年も発表されました。

2年前はドメインオーソリティが最も大事でしたが、今はどうもページレベルのリンクが重要視されている模様。

また、リンクの量より質を見ている傾向がやはり強いようです。

元記事はこちらです。かなり詳細なレポートかつ、図がふんだんに使われているので是非。
http://www.seomoz.org/article/search-ranking-factors#overview 

SEOmozは「Linkscape(OpenSiteExplorer)」というツールを提供しており、その中でTrustRankやMozRankといった、GoogleのPageRankのようなものを独自に出しています。

そしてこのMozRankなどは、

PageRankや実際のGoogleの検索結果とつじつまが合うように
定期的にアルゴリズムのメンテナンス

を行っています。

その中で得られたデータ、それを今回まとめて公開しています。
なので、感覚値では無く大量のデータを元にしたきちんとした定量的な調査です。

Google対策としてどのようなことを今行うべきか知りたい方にお勧めです。

※SEOmozのサービスやAPIなどについて知りたい方は、このサイトのSEOmozのカテゴリをご覧下さい。

追記:この調査結果の裏側を紹介した記事も書きました。ぜひどうぞ。

具体的な内容

※図は全て元記事からの引用です(丁寧に引用のためのHTMLを提供してくれています)

元記事を見て頂くと分かりますが、同じ事を色々な切り口で切っています。
全てを愚直に紹介すると被る部分が多くなります。なので、勝手にまとめます(^_^;)

1.ドメイン名にキーワードを入れること

  • 2010年の6月をMAXにかなり高い数値を誇っていた「狙っているキーワードをドメイン名に入れる」ことについては、今はかなり効果が薄くなっていると思われる。
  • 最も効果のあった「.comドメインでキーワードと完全一致するドメイン名にする」は、相関係数0.38から0.22まで下がってしまった。これは他の要素と比べて最も大きなダウン。
  • サブドメインに入れたり、完全一致では無く部分一致でキーワードを入れたものも、同様にダウン。

1.1_ドメインレベルごとの効果の違い
※現在のSEOmozのアルゴリズムから判断した物 

Domain Level Keyword Usage

とはいえ、全く効果が無いわけでは無く相変わらずある程度は効果があります。
具体的には以下の様な順序で効果が高いようです。 

  1. キーワードに完全一致したルートドメイン(keyword.com)
  2. キーワードが含まれたルートドメイン(ABCkeyword.com)
  3. キーワードがドメイン名の最初に来るルートドメイン(keywordABC.com)
  4. キーワードが入ったサブドメイン(keyword.ABC.com)
  5. キーワードが入ったセカンドサブドメイン(keyword.123.ABC.com)
  6. トップレベルドメインにキーワードが入っている(ABC.keyword)※なんてレアな
  7. キーワードが分割されて入っている(key.word.com)

1.2_ドメインレベルと、キーワードの使い方による違い
※10,271のキーワードで調査した結果から判断した物

Domain Level Keyword Usage

狙っているキーワードと完全一致しているドメインでないと、かなり効果は落ちています。

少なくともルートドメインでないと意味は無さそうですね。
サブドメインになると半分程度のパワーになってしまっています。

とは言え、ブランド名や会社名を入れたドメインというのはありますし、その場合はそのサイトを上位表示させるべきなはず。

2010年までが効果が高すぎただけで、これからもある程度の効果は続くのではないかなと思います。

2.リンクのやり方による違い

データが多いのでピックアップします。全てを見たい方は元記事をご覧下さい。

まとめると以下の様な状況のようです。

  1. アンカーテキストの一部にキーワードが入っている方がよい、完全一致はNG
  2. 下層ページからのリンクよりルートドメインからのリンクがいいが、そこまで大きな差は無い
  3. リンク元のドメイン数が大事。同じドメインからたくさんもらってもあまり意味は無い。
  4. リンク元のドメインオーソリティは大事
  5. IP分散はそれほど意味が無い
  6. 適度にnofollowが入っている方よい(恐らくナチュラルだから)
  7. 内部リンクも意外にあなどれない

3.ドメイン関係の細かい部分

このあたりは「この辺も見ているのかもしれないな」くらいでいいです。キリが無いので。

  • ドメイン名は短くハイフンなどは入らない方が良いが、それほど影響は無い。
  • サイトの直帰率も見ている模様(ユーザが検索結果ページに帰ってきた場合に限るが)
  • 検索結果からのCTRも見ている模様
  • リンク切れなど、エラーページの量も見ている模様
  • 上記3つの方がドメイン年齢より重要なようだ
    (あくまでそれなりに運用しているドメインでの話だと主思いますが)
  • ドメイン自体の検索数や、ソーシャル、サイトでの言及数はやはり重要
  • Googleプレイスに登録しているかも、多少重要。

図も省略致しますので、興味のある方はこちらから

4.ソーシャル関係

TwitterやFacebookの話になります。具体的には例えばShareが多いサイトは上位に表示していることが多い、等の話になるのですが、ここは飛ばします。

TwitterにしてもFacebookにしても直接GoogleがShareやLikeの数値を取れているわけではないので、あくまで結果的に相関があるように見えているだけで、実際に相関があるわけでは無いと思うからです。

Shareをたくさんされるようなサイトは、大概良いサイトなので他のリンク周りの要因なども相まって、上位表示されている、といった事ではないかと。

Shareをいっぱいされるから、上位表示される、という直接のつながりではないと考えた方が良いと思います。

※Google+は別です

5.ページ内でのキーワードの使い方

いわゆるページ内対策ですね。

  • Titleタグにキーワードが入っていることは最重要。ただし別に一番前では無くていい
  • 内部リンクでもキーワードが入ったリンクにすることが大事
  • ページのURLにキーワードを入れることも効果がある模様
  • H1にキーワードを入れることも効果がある模様
  • 最初の100ワードにキーワードは入っているべき

TitleやDescriptionにおけるキーワードの位置は、SERPsからのCTRをあげる事を優先して配置して問題無さそうですね。

2009年と2011年で全体の重み付けを比較すると?

まずは画像を引用します。

2011年の重み付け

2011 Overall Ranking Algorithm

2009年の重み付け

2009 Overall Ranking Algorithm

項目名が違うので、しっかり比較できないのですが、これを見ると

  • トップページというより、個別の下層ページに対するリンクへの評価が高まっている
  • リンク元サイトの質、オーソリティが大事。もはや数では無い。
  • ページ内でのキーワードの扱いに対する重要性はあまり変わっていない
  • 「ドメインパワー」は薄れてきている
  • それ以外はそれほど変わっていない

のではと思います。

まとめ

リンクについて、量より質になったのは流れとして納得がいきます。

また、ページ上のキーワードなどの重み付けが変わっていないのは、すでに2009年時点である程度完成していたから、ではないかと推測します。

ドメイン年齢もそれほど評価されていないようですが、ドメインエイジングフィルターはまた別物かと思います。個人的にはやっぱり、あると思うのですが…どうでしょうね。

後は、検索結果からのCTRや直帰率もどうやら関係しているようだという結果も出ていますので、これからは

「単純に集客するだけではなく、求めている物を提供してとどまってもらうこと」

をもっともっと考えなくてはいけませんね。

タイトルで引き寄せて、中身が残念なまとめ記事はもうダメです。SEO的な観点に絞っても。

 

と、あまりインパクトのある内容にはなりませんでしたが、改めてGoogleの考える方向性を帽章的に証明した調査結果なのでは無いかなと思いました。

さすがSEOmoz。大規模データを持っているところは強いですね。

 

※SEOmoについてもっと知りたい方は、このサイトのSEOmozのカテゴリをご覧下さい。

追記:この調査結果の裏側を紹介した記事も書きました。ぜひどうぞ。

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