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第5回:本当はみんな見て触って確認したい

この連載は2011年12月にPDFで公開したものに手を加えて2013年にHTMLで公開した物です。

  • 動画ガイドブック_アイキャッチこの感情と行動、私だけではなくみなさんに通じる購買行動です。ちょっと考えてみてください。 そもそも、これだけネットが発達して通販が簡単にできるのに、未だに店頭に商品を見に行く人が絶たない、その理由はなんでしょうか?

    配送の手間や店に行く手間を考えれば、物は通販で買うのがベストなのです? 理由は…そうですよね、実物がみたいからですよね。 言い方を変えれば、数値や画像ではわからない実際の雰囲気を知りたいからですよね。

    動画はこのニーズに素晴らしくマッチする

    で、このニーズに動画ってすごくマッチすると思いませんか? プラネタリウムだけではありません。例えば掃除機。 数字ではわからないものがたくさんあります。

    音や持ったときの感触、ヘッドの動き、重さ、重さも本体のバランスによって違うので単純な重量だけではわかりません。大きさも数字だけではわかりません。

    最近、家電量販店は、実際にフロアの片隅で使用してみるエリアを設けたりしていますよね。 それだけ「実感」に対するニーズが高いということです。

    私も某スティック型を検討していた際にやってみたことがありますが、ただ動かしているだけで数人のギャラリーができました。 これは別に私が凄まじく掃除がうまい(か下手)でおもしろがって見に来たわけではなく、人が使っているところだとしても見てみたい、ということを示しているのです。

    人間素敵なもので、人が使っているところを見ると「言葉にならない情報」をたくさん得られるんです。 この動きをしているということは、この人が掃除に慣れていないことを加味しても、動かしづらそうだな、ヘッドのしなりが大きいから、隙間に入れた時に思ったように入らなさそうだな、持ち手が大きくてここは楽そうだな…など…

    動画はその背中を押せる

    使っている場面をイメージしてもらうことは、実際の購買へつながる大きなステップアップです。 スペックという数字と商材画像だけでは伝わらないものを伝えられ、購買への背中を押せる。それがマーケティング上で動画が持つ「大きな強み」です。

    人間は複数の商品から1つを選ぶとき、「よりよいものを買いたい」という気持ちよりも「変なモノを買いたくない」という気持ちの方がかなり大きいです。

    さきほどのプラネタリウムも冒険してセガトイズの方を買ったほうが、結果的に良かったかもしれません。でも、マイナスにならないことを私は無意識に選びました(そんな苦悩を甥っ子は知るべくもありませんが…)

    なぜ、ホームページだけではなく「検索結果」にださなければいけないのか

    しかし、単純に考えれば公式サイトに使用感が分かる動画が載っていればよかったとも言えます。 実際、セガのサイトには載っていました。 それでも、WEB サイトに載っているだけではダメなんです。

    検索エンジンで検索したときに、検索結果に出てこないとダメなんです。 これには2つのわけがあります。

    1つめは「購買者は大本営発表にはうんざりしている」ということ。

    口コミマーケティングやステルスマーケティングが重要視されているのは、人々が企業やサービス開発元の情報・セールストークを鵜呑みにしなくなったからです。 なので、どんなに本家WEB サイトで魅力的に説明しても、話半分にも受け取ってもらえません。

    どうせ、いいところばかり書くのでしょう?と思うわけです。 なので検索エンジンで検索して、レビューであったり実際に使っている人のブログを探したりして、実際の客観的な意見を探すんです。

    YouTube は基本的には一般人が自分の取った動画を公開し共有するサービスです。 そういった所にアップされている動画は、もしそれがWEB サイトに載っている動画と同じであったとしても、アクセス者は「客観性を持ったもの」として見てくれます

    さらに、YouTube 向けに脚色をしないであえて素っぽい動画を作って載せれば、もっと反応は良くなります。配信者が明らかに企業であっても。 なので、YouTube に載せて検索結果に出てくるようにすることが大事なんですね。

    2つ目は「企業サイトを見ない人も多い」ということ。

    私は、ほぼ商品が決まっていたので企業サイトを見ましたが、企業サイトはどうせ大本営発表だと考えて、あえて避ける人も少なくありません。スペック表しか見ないよ!という人も多いです。

    なので、自社WEB サイトに載せているだけでは、あまり見てもらえません。 YouTube なら、作り方にもよりますが検索結果経由ならアクセス者は見てくれやすいです。 さらに、他の動画を見た後に関連動画として紹介される場合もあるので、リーチする機会が大きく広がります。 また、スマートフォン経由のユーザの場合に多いですが、いちいち重い企業サイトを見て動画を探すことを嫌がります。

    一発で動画に行ければ一番幸せなんです。 それに、そもそも検索したユーザは、はじめから動画を見たいと思っているわけではありません。 情報が欲しかったから調べたら動画があった、だからなんとなく見ているだけです。

    そういう段階のターゲット客が、企業のWEB サイトを見るでしょうか? 私はNO です。だから検索結果に出す必要があるんです。

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