Webを武器にしたい中小企業の方の外部の専門家!戦略立案・行動計画、HP制作・コンテンツ・SEO・広告・オフライン施策やシステム選定などワンストップ丸ごとサポート

資格にぶら下がるWebコンサルタントに未来はない

Webコンサルタント業務日誌

ラウンドナップ・Webコンサルティングの中山です。

今回は表題の通り「資格」あるいは「認定」の話です。Web業界に限らず、資格や認定は人気がありますね。

流行語大賞をスポンサードするユーキャンが業界を牽引しています。マーケティングの手法がうまいこともあり、100種類以上の講座は趣味系の物もビジネス系の物も人気です。

しかし、「実用ボールペン字講座」や「古地図で楽しむ江戸・東京講座」ならともかく、ビジネス系の資格となると、求める物は楽しさよりも、実益です。

端的に言えば、Webコンサルタントが取得することでメリットがあるのか?ということでしょう。

結論から言えば、私は「資格を取得して名刺に書いたりWebサイトに載せたりSNSに載せる」ことに、意味は「無い」と考えています

現に、ラウンドナップのHPでは、資格を全くプッシュしていません。略歴に入れている程度です。Googleのなど、持っているのですが。昔はもっといろいろ持っていましたが…捨ててきました。

では、考える価値無し、存在価値なしかというとそうではありません。

[無料週間メルマガ] Webコンサル通信 - 中小企業に活用に役立つヒント・トピックスをお届け

端的に知りたい方は動画セミナーをご覧下さい

公式YouTubeチャネルで約18分程度で配信しています。
ぜひチャネルも登録下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=a2GnPtMYOls

現実として「資格・認定を取得しても仕事は取れない」

Webコンサルタントが、あるいは目指す方がもっとも重要視しているのは「資格取得で、仕事が取れるようになるか」ではないでしょうか。

しかし、資格がついたといって、仕事が取れるようにはなりません

(特定の資格や認定をどうにかしたいわけではないので、名前は出しません)

大企業中の大企業の話は分かりませんが、中堅以下の企業については、持っていても加点にはならない、と考えることをお勧めします。推測ではなく、現場での肌感覚です。

なぜなら「知らない」からです。
あるいは「知っていても、それがどういう物なのか知らない」からです。

それより、相談の際に感じるレベル感や、知識の瞬発力と深さ、話しやすさ、信頼感等の方が遙かに大きなウェイトを占めます。

あの有名な「中小企業診断士」であっても、そこまで大きな加点にはなりません。いわんや、民間の無名の資格をや。まずこの現実は受け入れて頂きたいです。

では、資格なんて存在価値がない…とは思わない

では存在価値がないかというと私は、そのようには全く思いません。

資格は有用です。どういうことかというと

自分の知らないジャンルや疎いジャンルについて学ぶ際には、体系だってまとめられた学習プランや教材があると、習得速度が何倍にもなる

からです。

既に自分がある程度知っているところに、さらに知識やスキルを載っける場合には無駄が多いでしょう。

なぜなら、道筋がついていて網羅的に学習することになる講座や認定獲得のプロセスは、被るところが多く無駄が多くなるからです。

しかし、業界に入ったばかり、あるいは知っているけれど独学だらけなので、一度きちんと学んでおきたいという場合には、体系だったメソッドが有効です。

土台のないところにつまみ食いを繰り返すのが一番危険

Web業界のように変化が激しい業界において、もっとも避けたいのが「知識のつまみ食い」です。

この業界は、ノウハウや知識の陳腐化が速いです。昨日のベストプラクティスが明日にはひっくりかえっていることもあります。

そのため、いろいろな時代のいろいろな背景での情報が、とにかくごろごろ転がっています。

本来情報は、それが出された背景や意図を押さえておかないと、正しく吸収できません。しかしその情報が無い。ポジショントークや戦略的PRによる情報も多いのですが。

よくある失敗例が「SEOについて勉強しようと思って古本屋で安い本を大量に買い込んできた」「内容が当時は問題ない手法だったが、今はスパムと見なされる手法で、HPがペナルティを受けた」です。

きちんと、今の時代に合った情報を体系立って一気に入れることができれば、かなりのリスクを回避できます(教えている内容が真っ当だという大前提はありますが)

そういうときに、きちんとアップデートされている資格を「道具として」使うのは有効ですよね。

Webコンサルは資格・認定に頼るのではなく「利用する」べし

つまりは何が言いたいかというと、資格を利用しようということです。

資格を名刺に書くことに意味はありませんが、そのプロセスで得た知識や、講座で得られたつながりはきっと役に立ちます。

社内資格としても、あくまでスキルアップ目的と考えて、試験のために使って終わりではなく、テキストなどがあれば、それを元に勉強会など開いても良いのではないでしょうか。

資格にぶら下がって仕事を得よう、単価を上げようというのは期待しない方が良いですが、効率よく知識を入れる手段としては有効です。

そういった観点で見て頂くと、得るものが大きいと思います。

  • ※なので、適当に受講して適当に試験受ければ受かってしまうような認定には意味が無いのです…
  • ※繰り返しになりますがIT系は国家資格ですしかなり様相が違うので、そこは別物と考えて下さい

動画では発注側が資格保持者からの営業をどう受け止めるべきかも話しています

Youtubeの動画セミナーでは、逆に依頼側が、資格に対してどう向き合うかについても触れています。提案の際に資格保持ということを強くアピールしてきたら、どれくらい加味すべきか?について、知りたい方はぜひ動画をご覧下さい。

この内容が、資格について悩んでいる様々な方のお役に立てば幸いです。

中山

公式YouTubeチャネルで約18分程度で配信しています。
ぜひチャネルも登録下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=a2GnPtMYOls

中小企業専門特化・ラウンドナップWebコンサルティング