ラウンドナップ・コンサルティング公式ブログ 代表中山陽平が記事執筆。コンサルのノウハウ進化のための情報収集の一部を発信中。2004年〜開始。

8つのチェックリスト:サイトのソーシャル対応で最低限必要なこと

FacebookやTwitter、Google+を始めとしたSNSや、StumbleUponやdel.icio.usにDiggなどのSBM。一括りで言うと「ソーシャル」なものに対応していくことは、今や企業サイトでは必須のことです。

しかし「ソーシャル対応」をしようと思った時、いったい最低限何をするべきなのか…と悩まれることはないでしょうか。

SNSのボタンを置けば、それでソーシャル対応なのか?
というとやはりそうではありません。

それはただの入り口、それ以外にも沢山の押さえるべきポイントがあるんです。

今回はそれを8項目のチェックリストとして、ご紹介します。

SearchEngineWatchの記事から、ソーシャル対応で見落とされがちな13のポイントという記事をご紹介します。

ただ、まとめたほうがいいものもあるので8コに絞りました。

元記事はこちら「13 Website Social Optimization Oversights That Make You Look Foolish – Search Engine Watch (#SEW)

 

記事自体は「よく見落とされるポイント」を並べていますが、それをひっくりかえして「押さえるべきポイント」として書いていきたいと思います。

0.8つの項目

具体的には以下の項目です。

  1. SNSのボタンが「無い」か「多すぎる」 のはNG
  2. コメントはアカウント作成やサインインが不必要な物に
  3. ブログ記事にバイライン(著者や日付)を入れる
  4. 投稿した時に適切なサムネイル画像、タイトルやコンテンツが入るようにする
  5. SNSボタンのデザインは、デフォルトを使う
  6. モバイル端末に対応する
  7. Twitterなどの投稿を表示するなら、投稿内容に気をつける
  8. CallToActionを記事の最後につける

ここからはそれぞれの具体的な内容を、元記事の内容を絡めつつ書いてきます。

1.SNSのボタンが「無い」か「多すぎる」のはNG

全く設置されていないのは論外ですが、それ以外にも「多すぎる」事も問題です。

記事では、

最初は「2〜4」のボタンからはじめる、多くても7コを越えないほうがいい

とされています。

あくまで感覚値ですが、この数は適切な印象です。

実際、たくさんのSNSボタンをつけている場合、一般的ではないものまで並べていると、定性的ですが「節操が無い」「必死だ」という印象を受けます。

また、日本語コンテンツなのに海外のSBMボタンなどがついていると、本当にソーシャルについて考えてやっているのか、という印象も生まれかねません。

どのボタンを選ぶか?

考え方としては、

  • そのサイトが持つ目的にかなったものにすること
  • 例えば、アクセスを呼び込む可能性がある、SEO的に良い、読者の信頼性を獲得できる

といった基準がおすすめされています。

Twitter、Facebook、Google+ がAランク、その後に、日本なら「hatenaブックマーク」「Newsing」「BuzzURL」などがBランク、後はお好みでPinterestやdel.icio.usなどがいいかなと思います。linkdInやStumbleUponなどは日本ではあまり意味が無いと思います。Diggあたりも。

それ以外のTIPS

また、それ以外のTIPSとして

  • ボタンは最上部に設置する
  • クリックしてドロップダウンでボタンが出るようなものはNG、すぐに押せるようにしておくこと
  • カウントは出したほうがいい

とあります。カウントについては、ニッチな分野であったりすると、ずっとゼロということもあるので悩ましいですが、客観的に「人気があるページなんだ」と思ってもらえることは、非常にプラスです。

可能性があるならカウントは出す方がいいかと思います。

「いいね!」などをコンスタントに押してもらえるサイトなら絶対にあった方がいいです。大きなオーソリティーになります。

特にGoogleのプラスワンは、Googleの検索結果にも表示されるので、とても有効です。

ボタンは最上部、すぐに押せるように

ボタンは見出しの下、コンテンツの上がベストだと私の経験値からもおすすめします。

なぜなら、ソーシャルでの「いいね!」などは、大概、タイトルと導入のあたりを読まれた後で押されているからです。

そしてそれはつまり、導入とタイトルとSNSボタンは、一画面に入る位置関係にあるのがベストだということでもあります。

2.コメントはアカウント作成やサインインが不必要な物に

今はあまりありませんが、コメントスパムが流行った時代に、最初にゲスト登録をしないとコメントが書けない、という設定にした方も少なくないかと思います。

コメントを書いてくれる事自体、かなり相手にとっては、労力を割く行為なので、それにサインインが加われば、かなりコメントを書いてくれる率は下がると思われます。

悩ましいのがFacebookですが…

悩ましいのがFacebookです。アカウントを持っていないと書けません。

Facebookの普及率と、Facebookでそこからつながれるかもしれないことを考えて、Facebook一本でもいいように思いますが、あるいは既存のコメント欄と併用でもいいのではないかと思います。

3.ブログ記事にバイライン(著者や日付)を入れる

SNSというのは、基本的には人と人との関係性の世界です。それは企業であっても変わりません。企業対人、という一対一の関係です。

そうすると求められるのは、フレッシュな情報です。

古い記事より、今その相手が何をしているのか、最近何をしているのか?そういったことが、重要視されます。

それを判断する際に使うのが、投稿の日時と著者情報です。

投稿日時がない場合は、判断するのが難しい=面倒くさい、となってしまい、その記事が読まれない可能性が高いです。

なのでバイラインはあるべきです。

ただそれは、「ホームページには、常に新しい情報しか載せてはいけない」ということではありません

あくまで、

SNSなどに流す情報はフレッシュなものではないといけない

ということです。

4.投稿した時に適切なサムネイル画像、タイトルやコンテンツが入るようにする

これはFacebookで言えば≒OGP(OpenGraphProcotol)です。

しかし例えばOGPの導入というのは難しいのも事実。WordPressではプラグインだけで簡単ですが、普通のサイトはカスタマイズが必要です。

 

しかし、それを考えてもぜひやるべきです。

きちんとサムネイルとタイトルとデスクリプションが入ったポストは、そうでないポストと比べて、SNSに流れた際の、現実的にはFacebookとGoogle+に流れたときに、興味を持ってもらえる効果がかなり高いです。

また、明示的にこれらを指定していなかった場合、適当な画像が使われたりしますので、それを防ぐという意味でも重要です。広告バナー画像が出たりすることもあるので…

OGP以外の方法

システム的に難しい場合は、OGPでなくとも、HTMLやMicrodataフォーマットもあります

例えば画像の場合のソース例を元記事から引用します。

  • HTML Link: (Supported by Facebook Share and Yahoo! Enhanced Search)
    <link rel=”image_src” href=”THUMBNAIL_URL_HERE” />
  • Open Graph (RDFa): (http://ogp.me)
    <meta property=”og:image” content=”THUMBNAIL_URL_HERE” />
  • Microdata: (http://schema.org)
    <body itemscope itemtype=”http://schema.org/article”>
    <img itemprop=”image” src=”THUMBNAIL_URL_HERE” />
    </body>

OGPが導入できないという場合は、このような手段で対応できないかも、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

5.SNSボタンのデザインは、デフォルトを使う

これはあまり心配することはありませんが、例えばソーシャルボタンまとめて設置サービスのようなものを使う場合(1番の観点からもあまりおすすめできませんが)ボタンの画像が、オリジナルと異なることがあります。

これは避けるべきです。

これ何のボタンなんだろう?と一瞬でも迷ったら、ユーザはボタンを押してくれません。

家電量販店で商品を吟味して気に入ったものを見つけて、それを持ってレジを探したけれども「レジらしきもの」があるだけ、という状態です。

ユーザーエクスペリエンスを大切に

フォームの部品のデザインなどのように、ユーザエクスペリエンスを大切にすべきです。

リンクの色は青系がいい、と同じレベルで、ソーシャルボタンもできるだけサービスが提供しているオリジナルの物を使うことをお勧めします。

また、Facebookのライクボックスのようなウィジェットも、同様の理由で、できるだけオリジナルな物を使う方が反応がいいです。

6.モバイル端末に対応する

SNSユーザはモバイルユーザの割合が非常に高いです。私自身も、周りでSNSをやっている人も、スマートフォンからかなり見ています。

なので、自社サイトがPCからみたらOKでも、モバイル端末で見た時にもOKかどうかを確認しないと、思わぬ落とし穴になってしまいます。

フィーチャーフォン(ガラケー含む)は仕方がないとして、

  • AndroidやiPhoneでの表示でもきちんとSNSボタンが出ているか
  • ボタンを押したらOGPなどが設定された形でSNSに投稿されているか

を、きちんとチェックすることをおすすめします。意外と、漏れます(経験者談)

スマートフォン専用のデザインは必要?

ちなみにこれは余談ですが、スマートフォン専用のデザインにすべきかどうかは、悩ましいところです。

特に簡単にスマートフォン対応できるようなプラグインは、簡単であるがゆえに、例えば

  • サイドバーがごっそりとなくなってしまったり、
  • ヘッダーが簡素になってしまったり
  • レイアウトがおかしくなってしまったり

と、思ったようなデザインにならないことが少なくありません。

iPhoneなどは特に、拡大縮小が極めて簡単なので、あえてPCサイトのまま表示するというのも決して悪い選択肢だとは思いません

もちろんベストプラクティスとしては、上記を踏まえた上でのデザインを用意することですが、その工数が割けないのなら、どうするべきかはきちんと考えるべきです。

※ちなみにこのサイトはサイドバーも目に入って欲しいので、PCそのままです。
レスポンシブデザインもいいのですが、サイドバーが大概コンテンツの下に潜り込んで、縦に長いページになってしまうので、個人的にはもう少し考えたいなと思っています(とは言えコンサル事務所サイトはレスポンシブデザインなのですが…)

7.Twitterなどの投稿を表示するなら、投稿内容に気をつける

Twitterの投稿ウィジェットを置く場合、その意図は「そこからフォローして欲しい」です。

その際に、フォローしようかしまいかを決める1つの大きな要素として、その発言内容があります。

そしてその発言内容についても、内容そのもの以外に

  • 他の人とコミュニケーションを取っているか、@投稿やRTがあるか
  • ハッシュタグをつけているか(特定のグループやトピックスに興味があることを示す)
  • ただの宣伝垂れ流しになっていないか

などをアクセス者はチェックします。

なぜならTwitterでフォローする、Facebookでフィード購読をする、Google+でサークルに入れる、その理由は、

相手が

あなたの投稿が有益だと思った、かつ、あなたとコミニュケーションが取れたらいいな、と考えているから

だからです。

なので、その期待に応えるようなことを行なっているのでなければ、ウィジェットはむしろ設置しないほうがいいかもしれません

そのSNSで接触されても、いい印象を与えない可能性が少なくないからです。

8.CallToActionを記事の最後につける

趣味でやっているなら、特に必要ないかもしれませんが、あくまでビジネスという観点で考えている以上、SNSから連れてきたお客さんを、次の段階にコンバージョンさせることが大切です。

なので、投稿する記事の最後には、次の段階へのステップアップを促すもの、CallToActionがなくてはいけないですね。

それは例えば

  • こういった内容を知りたい方のためにリーフレットを作りました、ダウンロードはこちら
  • 無料メールマガジンを配信しています
  • 今ならお試しサンプルが送料無料でお送りできます

なんでもいいのですが、記事を読んだだけで「なるほど、ではさようなら」では、ビジネス上のゴールに向かわせることはできません。

ソーシャルのことを考えていると、着地点としてのホームページのことを忘れがちなのですが、より大切なのはむしろ受け皿のホームページの部分。

ソーシャルから流入してきた人がゴールに向かう、その道筋(導線)をちゃんと用意しておくことが大切です。

そのために、まずはCallToActionを記事内に用意することが第一歩として大切です。

終わりに

以上で8項目をご紹介しました。

どれも、外せないほど大切なことです。

大きくまとめると、

ソーシャルではあまりビジネスくささを出してはいけないとされているが、裏ではしっかりビジネスのことを考えなければいけない

ということです。

そのために、効率的にアピールし、見せないべき物は隠しておき、そしてサイトに来てくれた人をきちんとコンバージョンしてもらえるようにする。

それが大事です。

お客さんとふれあうことがゴールでは無く、きちんとコンバージョンにつなげることがゴールです。

その考え方がぶれていなければ、きっと上手くいくのです。

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