PinterestはSNSとして注目すべきではない、では一体?

Pinterest Business Marketing1週間で1100万のページビューを稼いで一躍有名になった「pinterest

招待制ということで、私もやっと先週から使い始めました。使っていて感じたのは「あれこれってSNSじゃなかったっけ…何か違う」でした。

1.おさらいとして…pinterestとは?

Pinterestについては検索して頂ければ解説サイトがたくさんあります。

※紹介性なので、登録して招待状を待つか招待してもらうしかありません(メール頂くかFacebookで一声かけて頂ければお送りいたします)

このようなサイトです。

Pinterest for business and Makerting

女性が大半のサービスで、画像を中心にコルクボードに写真を貼っていくようなイメージで、情報を集めていって、それを整理して他人に見せることができるという点が特徴的です。

ちなみに、女性に大人気とのことです。画像キュレーションサービスという言い方もされているとか。

公式サイトから説明を引用しますと

Pinterest is a Virtual Pinboard.
Pinterest lets you organize and share all the beautiful things you find on the web. People use pinboards to plan their weddings, decorate their homes, and organize their favorite recipes. Best of all, you can browse pinboards created by other people. Browsing pinboards is a fun way to discover new things and get inspiration from people who share your interests. To get started, request an invite.
http://pinterest.com/about/

Pinterestはバーチャルピンボードです
WEB上にある美しいものを見つけ時、pinterestを使えばそれを整理して共有することができます。pinboardsを使って結婚式や家の飾り付け、お気に入りのレシピの整理を行ったりできるんです。最高なのは、他の人が作ったpinboardを見て歩くこと。きっと楽しくてわくわくすることに出会えるでしょう。早速初めてみますか?それなら招待をお待ちください。

どうやら、画像をフックにしながら面白いもの、いいなと思うものを見つけたり、あるいは自分でアップしたりできるもののようです。そしてそれを整理して共有できるようです。

2.Pinterestはこういう文脈で注目されている

Pinterestはそのユーザ数から、これはビジネスに使えるんじゃないか、マーケティングのどこかで役に立つんじゃないのかと、今本家本元の海外でも色々なことが試行されているようです。

日本でもユーザが増えてきたので、これをどのようにビジネスに応用できるかを考えている方も、少なくないと思います。アクティブ率がわかりませんが、なにせユーザ数が膨大です。

ただ、1点きちんと押さえておくべき事は

「Pinterestは決してネット上の全ての業種業態に変化をもたらすものではなく、また、そういう意図で立ち上がったサービスでもない」

ということです。

また、TwitterやFacebook、Google+のようなSNSではありません。これは「新しいソーシャルコマースサイト」です。

ソーシャルコマースとは、少し前に流行りそうになりかけて流行らなかった概念。

大雑把には

「オンライン上の消費者同士のコミニュケーションややりとり、
企業と消費者のやりとりを通じて、購買につなげよう」

というもの。

これまではTwitterとFacebook上でマーケティングをして他のサイトやアプリに誘導して、購買フローに乗せていくという形が主流でした。

それで成立はしていたのですが、ソーシャルコマースさんとしては自分一人で一人立ちしていないという状態でした。

2.1.Pinterestはソーシャルコミュニケーションの部分からサイト誘導までワンストップで提供している。

対してPinterestはそのソーシャル部分まである程度提供しています。

PINという投稿に対してREPINで共有したりコメントを残す。また、REPINTしたものを自分で整理して共有できる。ある程度のユーザ間コミュニケーション手段が用意されています。

そして、ショッピングカート機能こそありませんが、値段を設定して分かりやすくアクセスユーザに見せる機能もあります。また、そのままなめらかにホームページに誘導できるようになっています。

従って、今までのSNSより物販に繋げやすいです。

その点が注目されています。

2.2.物販小売などをやっている方は、急ぎではないがチェックすべき

そういったサービスなので、自ずと対象は「商品写真などを載せられる小売物販系の方」は、このサービスが日本に日本語で上陸して、一般的に使われるようになったら、ぜひ取り組むべきものです。

すでにシェアを取っているところは、Pinterest経由で一点突破されないように、同業者の利用状況はチェックし、強者の戦略をきちんとおこなうべきでしょう。

逆にシェアがないところはこれを使って、販売経路から差別化していくという戦略を考えるべきです。

もしかしたら、新しい販売チャネル(Place)として化けるかもしれません。

オンライン上でウィンドウショッピングや何かのカタログを見ているようなイメージがいいかと思います。何かを目的として見ていると言うよりは、なんとなく、いいものないかな〜とブラウジングしている状態です。

2.3.特にブランディング力の無い小規模、新興ビジネスに朗報

Pinterestは、実際にサイトを見て頂ければ分かりやすいと思いますが、

「とにかく画像で勝負!」

というサイトです。どこのブランドが作ったとかなどはあまり全面に出しません。また、ユーザもあまり気にせずに見て回れるようにデザインされています。

また、それぞれの画像は基本的に全て平等の扱いです。特定の会社だからなんとか、といった特典はありません。

そのため、実際のリアルの世界では棚を開けてもらえないような新しいブランドやメーカーも、どこの誰でも知っている大手メーカーの商品と同じ棚に並ぶことができるのです

これは、とても嬉しいことなんじゃないでしょうか。

DUCT TAPE Marketingにこんな記事があります。

▼How and Why to Use Pinterest for Business – Small Business Marketing Blog from Duct Tape Marketing :: Small Business Marketing Blog from Duct Tape Marketing

ここでは

Essentially, Pinterest is a social bookmarking site that focuses on images. So, it’s a bit of a mashup of sorts between Delicious and Flickr.「基本的に、Pinterestは画像にフォーカスしたソーシャルブックマーキングサイトだ。DeliciousやFlickrのようにね」

あくまで、Pinterestはソーシャルブックマークサイトでありソーシャルネットワークじゃないという前提で語られています。

そして

Brides to be have embraced the site, graphic designers, hand made artists, fashion designers and really anyone with goods and services that show well visually have found new sources of traffic via the site. (Word is Pinterest has become the #1 source of traffic to Etsy.)
グラフィックデザイナーやハンドメイドアーティスト、ファッションデザイナーやそれ以外の商品やサービスを行なっている人は、Pinterestを通じてサイトに集客を行うことができるだろう。

小規模かつビジュアル寄りのビジネスをしている人にはいいんじゃない、と述べられています。

同じ事ですね。

2.4.なぜならとにかく「画像を見て!」というインターフェースだから

Pinterestの画面を見ていると、画像そのもの以外の要素をかなり押さえているように感じます。
画像でとにかく判断してくれ!REPINTしてくれ!と。

以下は繰り返しになりますが、大事な事なので繰り返します。

とにかく画像を見て!とういう姿勢は、見た目だけで判断されるということで、一見マイナスのようにも思えます。しかし、個人で作っているアイテムなどが、大手の商品と同じ陳列スペースに置かれるということでもありますフラットな形で。

それはブランドやイメージでビハインドを持っている小規模なビジネスにとっては、かなり魅力的な場なのです。

純粋にこのデザインを見てくれ!そして評価してくれ!という人にはもってこいなのです。

marketingonpinterest.comで紹介されていたInfoGraphicが興味深かったです。

こちらです。

▼Pinterest Becomes Top Traffic Driver for Retailers [INFOGRAPHIC]

興味深かったのはこのInfoGraphicのタイトル部分にある以下のテキスト。
これで、あぁ、Pinterestってそういう位置づけなんだと再確認しました。

IS PINTEREST THE NEXT SOCIAL COMMERCE GAME CHANGER?
Social networking websites continue to drive a growing share of referral traffic . Althouth Google+ has garnered a lot of attention recently , another new player has entered the game and could be appearing in your website referral reports . Here’s how pinterest is reshaping commerce for online retailer .
「Pinterestはソーシャルコマースを次の段階に変える存在となるか?」
SNSがウェブサイトへの送客元を占める割合がどんどん増えていっている。Google+も最近注目を集めているが、新しい奴がソーシャルコマースに現れた。Pinterestはオンライン販売を行なっている者にとって、その商売の方法を変えるかもしれない、それがどのようなことか、このインフォグラフィックに書いた。 

やはり、一時流行りかけそうで流行らなかった「ソーシャルコマース」に息を吹き替えさせる存在として期待されているようですね。

 

ビジネスにつかう時の10個のTips(TheNextWeb)

という文脈の上で、1つ記事をご紹介します。

NextWebから、ビジネスでPinterestを使う際の細かいTIPSです。
▼10 Tips on Using Pinterest for your Business | The Next Web

  1. 商品を売る
    PINしたアイテムには値段をつけることができるので、pinterest上で販売を行うことができる。
    それを利用して、画像ギャラリーを作ってそれをウィンドウショッピング的なノリで見てもらい、販売につなげる。
    ※ショッピングカート機能があるわけではないので、PINした時に設定したリンク先を商品ページにしておく必要はあります。

    ※サンプル事例 「Etsy (etsy) on Pinterest」「Design Ideas we Love

  2. コンテストを行う 
    何かのコンテストを開催し、そのREPIN具合でマーケットで何が受け入れられそうか判断する。
    (テストマーケ的なことをコンテストを通じてやろうということです)
  3. 身近に感じてもらう
    会社の内部を移したりして、企業をより身近に感じてもらう。スタッフの顔写真などを載せる
  4. 新しい商品に興味を持ってもらうために画像を掲載する。例えば斬新なヘアスタイルなど。
  5. フリーランスのデザイナーや写真家の発表の場(例:visual CV
  6. 特別クーポンを発行する
  7. たくさん集めることで認知度を上げる(単品では目立たないものでもたくさん集まっていれば…)
  8. 顧客同士がインスパイアしあえる
  9. 写真を中心にしたコミュニケーションの場を作る(イベントごとなど)
  10. 他のブランドをフォローする

「コンテスト」「売る」「クーポン」「ポートフォリオ」などは、他のサイトでの記事含めてほとんどで語られているものです。特にコンテストはどこに行っても書いてあります。

今はこの辺りが王道なのです。

小売以外のビジネスにはあまりインパクトはないかもしれない

まとめますと、小売以外の業種にとってはあまり旨みがないし、これからもその方向で利用してもあまり意味が無いかと思います。

もし、Pinterestが圧倒的なユーザー数で世界を変える!と考えていたとしたらそれは少し時期尚早か、あるいはちょっとずれているかもしれません。

あくまでソーシャルコマースの文脈で語られるべき存在であり、既存のSNSと競合するサービスではないのだと思っています。

しかし、このユーザー数が日本にも波及してくればもちろん話は変わってきます。

日本のものを海外に売る

さらに言えば日本のものを海外に輸出していくという文脈で考えれば、これは日本のものを海外に出すチャンスです。

そう考えると、日本の小売も今から使ってアイディアを膨らませていった方が絶対にいいと思います。

少額決済を海外と日本をつないで簡単にできるようなサービスが安価で提供できれば、日本も海外向けの物販で、上手く行きそうに思うのです。

 

終りに

最後少し筆がすべりましたが、Pinterestの姿を正確に理解頂ければ幸いです。

SNSの代わり、次世代SNSのようなイメージで捉えると失敗します。あくまで「ソーシャルコマース」支援サービスです。

日本でブレイクするかどうかは分かりません。インターフェイスは思い切っていいですが、それゆえに日本人特有の「慣れていないUserInterfaceへの拒絶の強さ」という要因が不安です。

しばらく様子見かなと思っています。

みなさんも、何か活用事例などありましたら、ぜひコメント欄かSNS、あるいはメールにて教えて頂ければうれしいです。

 

ちなみに、ブログ記事の画像を10ほどPINして、URLを乗せておきました。
今のところアクセスはありません(^_^;)しばらく継続してWATCH行きたいと思います。

 

 

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