米国Yahoo!のトップページ変更前後の違いと、見逃せないポイント

Yahoo!の新デザインがローンチしました。

新旧比べてみると、それほど大きな違いはぱっと見てありません。左側に各種サービスへのリンクがあり、真ん中にニュース系のコンテンツヘッドライン。右側に人気の検索ワードとサービス系の誘導ボックス、という形です。

一つ大きく変わっているのが、左サイドバーです。

左サイドバーについて変化した点は2つです。

  1. (デフォルトの)項目が変わった)
  2. 項目がたくさん用意されていて、その中から一つ選ぶというタイプになった。しかも、その選択肢の中にはGmailなどの他社のサービスも多く含まれている。

左サイドバーに自社サービス以外も登録できる

先に「2」についてですが、驚いたのが「Boing Boing」「Newsweek.com」などの、いわゆる他社サービスも載せることが可能になっているということです。また、”Add a favorite website or feed”に、好みのURLを入れることで、実質上なんで載せられることになります。今までは実質Yahoo!関係のサービスへのショートカットでしかありませんでした。

これはかなりiGoogleを意識しているんじゃないかと。ブラウザのホームページとして便利なようにし、スタートページに設定されている割合がGoogleに負けているという現状を打破したいのではと思います。

My Yahoo!が実際はその役割を負うはずだったのですが、これがうまくいっていない。
なんでかというのはこれは推測なのですが、MyYahoo!って、ほんとにイチからきちんと作らないといけないんですよね。でも、Yahoo!を使うようなネットユーザ層はおそらくそこまで頑張る気は無く、多少自分好みにできればいい、と思っているから、じゃないでしょうか。

その点、Googleはうまくやったなと思います。もともとiGoogleはそれなりのものがセッティングされています。なので、ちょこちょこ出し入れするだけで結構自分好みかつ便利なものにできます。それに、そうでもない人達にもテーマという、変化のわかりやすいものを通じてカスタマイズの楽しさを伝えています。そして何よりインターフェイスが直感的です。

その辺の兼ね合いで、Yahoo!もライトカスタマイズ的な要素を正式なトップに入れたんじゃないかと思っています。

既存のサイドバーの変化と、その意図とは

続いて1つ目の、サイドバーの項目変更です。カスタマイズできるとは言え、大半のユーザがデフォルトないしデフォルトにいくつか変更を加えたものベースで動くと思われますので、デフォルトの項目というのは、イコール「Yahoo!的にこの位置に露出したいもの」と考えてよいかと思います。

ではそれが何かというと、以下が旧デザインのYahoo!でサイドバーにあったもので、新しいサイドバーに残ったかどうかのリストです。

  • Answers × 知恵袋的なもの
  • Autos ○ 自動車情報
  • Finance ○ ファイナンス情報
  • Games ○ オンライン無料/有料ゲームなど
  • Groups × メーリングリストみたいなもの
  • HotJobs ○ 求人情報
  • Maps × 地図
  • Mobile × 携帯サイトへの誘導と紹介
  • Movies | TV ○ 映画・TV情報
  • Music ○ 音楽情報
  • OMG × セレブ系の有名人のニュースやゴシップ
  • Personals × パートナーマッチングサイト(要はMatch.comみたいなもの)
  • Real Estate × 不動産情報
  • Shine × 08年4月にローンチした女性向けのニュースやコミュニティサービス
  • Shopping × ショッピングモール
  • Sports ○ スポーツ情報
  • Travel ○ 旅行情報
  • Yellow Pages ○ タウンページのようなもの

新しく追加されたものは以下のものです

  • View Yahoo! Sites : Yahoo!に登録されているサイト紹介
  • Yahoo! Mail : Yahoo!のWEBメール
  • Facebook :  SNSサービス
  • Flickr : 写真登校・共有サービス
  • Messenger : インスタントメッセンジャー
  • Updates 更新情報(各ユーザの)
  • Weather : 天気予報

なくなった項目についてですが、以下のような理由かと推測してます。

  • 「Answer」は日本で言えばYahoo知恵袋的なものですが、おそらく検索結果にヒットしてそこからがファーストランディングな人が多いためではないか。
    逆に言えば、トップページから誘導してもあまり興味を持ってもらえなかったか。
  • 「Groups」についてはすでに時代遅れのサービスだから。かわりにFacebookがその財についたことですし。
  • 「Map」については、使われている率は高そうですが、検索結果から誘導していくことを主な導線として決めたのではないか。
  • 「Mobile」は、海外の携帯端末事情をイマイチ追い切れていませんが、このページ経由でのPCから携帯への誘導があまり功を奏していないのではないかと思います。
    携帯でアクセスする人は自分で最初は手打ちで入れているのではないかと。
  • 「OMG」「Personals」「RealEstate」「Shine」については単純に人気が無いのではと思います。

それに対して、FacebookやFlickrなどのソーシャル的なものが追加されています。Updatesもその延長ですね。

したがって、今回のサイドバーの追加変更は

  1. トップからの誘導率が低いもの、誘導しても離脱が高かったりで回遊してくれないもの
  2. 他のところからの誘導に重きを置いたので、トップから誘導しなくても良くなったもの
  3. そもそも人気の無いもの
  4. 新しいソーシャル系の人気サービスの追加

といった理由ではないかと思います。

これからのYahoo!

パーソナライズの波に乗りながら、なんとかブラウザのスタートページのシェアを取り返そうというのがYahoo!の当面の目標なのかなと思っています。

この変更が、検索結果画面も含めていつごろから日本のYahoo!に波及するのか分かりません。

検索結果画面についてはOrganicの結果や、広告の出方は変わらなさそうなのでいいですが、左側に色々と検索結果カスタム項目が並ぶことで、誘目をめぐる争いは激化しそうですね。CTRは下がりそうです。

関連キーワードが前より強烈に出てきているので、複合キーワード or ニッチキーワードのインプレッションが増加しそうです。

サイドバーの項目変更については、はずされたサービスのインプッションは確実に減るので、ビッグバナーなどを出稿されている方は諸所確認した方がよい以下と思います。

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