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Chrome Dev Summit 2021で押さえたい2つのこと

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目次

今週のトピックス

こんばんは、中小企業のWeb活用パートナー、ラウンドナップWebコンサルティングの中山です。

気がつけば、加湿器が必要な空気ですね。急いで引っ張り出して使っています。アロマエッセンスが使えるものもありますね。個人的にはレモン系で甘くないものがおすすめです。

さて、先週ですかね、Chrome Dev Summit 2021がオンラインで行われました。

動画はこちらです。

▶Chrome Dev Summit 2021 | Keynote: What’s new in Chrome – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Df2U9-R-OJs

これ以外にもいろいろ関連動画ああります。きちんとした日本語字幕がありますので、興味のある方はざっとでもご覧頂ければと思います。

この動画については、大きくは

  • よりプライバシーを重視していく流れ
  • 使いやすいWebサイトはより重要性を増していく(CoreWebVital)
  • ビジュアルデザインはユーザーに委ねる部分がどんどん増える

この3つが大きいですね。

ぜひ押さえていただきたいので、2点だけざっくり説明させてください。

こういう流れにあるのだなということは、最低でも押さえておいたほうが良いです。

よりプライバシーを重視した広告…とは?どうすれば?

サードパーティCookieの排除を中心として、ユーザーの行動や趣向などを外部に知られないようにする、というのが今の流れです。しつこく追跡してくる広告などがわかりやすいかもしれません。

ただ、とはいえ、その人に合わせた広告なりが表示されたほうが、みなさんとしてもありがたいですよね。

全然興味がないものばかりでてきたら、鬱陶しさは倍増ではないでしょうか。

なので、外部にあなたのプライバシーを知られずに、でもあなたにあった情報を配信できることを実現するために「プライバシーサンドボックス」という一連のさまざまな技術が現在実験されています。

例えば、最も初期からあるFloc(フロック)は、あなたの情報は外部に出さず、ブラウザにだけ保存しておき、さらにそれを個別の行動がわからないように、数字に変換して、その数字に合わせて広告などのコンテンツを表示します。

 

…分かりづらいですね!

 

詳細は個々では省きますが、広告活用はどんどん二極化が進むでしょう。予算としては月間30-50万円、年間500万円位が分水嶺に思います。

それは、今はAI・機械学習をいかにコントロールできるかが、広告の効率を上げるための最重要項目だからです。そのためにはデータが必要です。データは広告出稿しなければ得られません。

大量の広告を出してデータが取れれば取れるほど学習は進み最適化されます。少額でちょっと広告を出すくらいでは、機械学習はまともに働かないので、効率よくならないんです。

売っているサービスによっては、どうやってもペイしないケースもあるでしょう。また、予算をふるのは難しいというケースもあるでしょう。

 

恐らくGoogleにしても他社にしても、少額向けの広告メニューは出してくると思います。

学習済みのモデルを利用するですとか…。このあたりのアンテナを強く張っておくことをお勧めします。

広告よくわからない!SEOだけでいいや(自然検索だけでいいや)!と考えるのはやめたほうが良いです。

取れるなら機会損失を最小限に取っていくことが大事だからです。自分のサービスに自身があるならなおさらです。

取れなかった分は、将来顧客として世の中に放流されているわけではなく、他社に取られている、とお考えください。

ビジュアルデザインはユーザーに委ねる部分がどんどん増える

レスポンシブデザインと言うと、ザクッと言えば「画面サイズに関わらずきれいに表示できる仕組みを施したデザイン」ですよね。

端的に言えばPCとスマホ両方で見られるホームページです。

ただ、Googleはそれだけではなく

  • 文字サイズ
  • ダークモード
  • 全体の色味など

もレスポンシブデザインに含めると言っています。つまり、ユーザーに委ねるべきということです。

そもそもビジュアルデザインの効果ってどんどん活躍の場が減っているんですね。

 

それは

  • スマホが増えて画面サイズが小さくなり、やれることが減った
  • ロゴやメインビジュアル、全体のカラーくらいは覚えているが、ほかはそれほど気にしていない
  • デザインがとてもよいからといって、それがそのままサービスや商品の質に直結するとは考えない(盛ってるだけと思われる)

などの理由です。

 

それが、このGoogleが今回発表したレスポンシブデザインの考え方が浸透すれば、もっとビジュアルデザインのできることは減っていきます。

色合いや文字サイズ・フォントまでコントロールできるのが当たり前になれば、微妙な要素のすり合わせや色合わせ、バランス調整などする意味は激減します。

そもそも、きれいに作ったからと言って売れません

だいたいそもそも、きれいに作ったからと言って売れません。

不快感を与えない及第点のレベル感と、お客さんが想定しているイメージに沿っているかという点をカバーできていれば、後は自己満足の世界にすでになりつつあります。
だいたいこだわりがあるのは、印刷時代を主として経験している世代なので、代替わりするとどんどん変わっていくのではないでしょうか。

みなさんも、自分のホームページ、いじると汚くなってしまうんじゃないかと不安になるかもしれませんが、多少崩れても、生っぽいほうが売れますよ。

 

また、テキストコンテンツも、

  • 本当にきちんとインタビューや取材を受けた上で、プロが書く
  • 現場の人が脳内を吐き出していく

どちらかでないと反応は取りづらくなります。

 

中途半端に制作会社に書いてもらっても、ダメなんです。特にSEOでは。
なぜか?こたつ記事だからです。

ネットで検索したり、ちょっと調べたら出てくる情報の継ぎ接ぎになるからです。

文章が上手い下手は、人間にとっては関係しますが、Googleにとっては対して問題になりません。文章がうまくても、オリジナリティが低ければ、評価は低いです。

 

もう今だって、飽和していますよね。同じような比較サイトたくさんあるじゃないですか。

 

現実的に、毎回プロのライターに取材して書いてもらったら一本20万とか平気でしますので、自分たちでひねり出して、整理やセカンドオピニオンを私達などから受けて修正、自分たちで公開してく、そうしないと、露出もそうですし、反応は取れないです。

もし「Webの会社ならなんとかしてくれる」と丸投げしている方がいたらやめたほうが良いです。

だいたい、Googleから見れば金太郎飴みたいな記事になります。

うちのコンサル先で動画に力入れているある会社さんがありますが、編集や撮影の仕方などはまだまだ言っては悪いですが素人ですが、YouTubeでの再生回数すごいです。そしてそこからHPに来てお客さんになってます。

 

うちも、そういう伴走してのブーストアップをどうしたらもっとできるかを、今一生懸命考えております。

 

と、長くなってしまいましたが、思うままに書きました。

技術の変化が速いので、やるべきこともどんどん変わっていっています。

 

キャッチアップ難しいですね。

よろしければ、オンライン無制限相談の一番シンプルなプランでも申し込んで頂くと、疑問はすぐに解消していただけるかと思いますし、何をすべきか分かるようになります。

→ https://roundup-inc.co.jp/service/web-marketing-komon/

Webinar最新回のご案内

第306回:中小企業が押さえるべき動画コンテンツの「勘所」- 中小企業を強くする 実践Web活用ポッドキャスト

動画コンテンツを作りたいという企業さまはどんどん増えています。

そして実際にホームページにアップして活用されていたり、他の使い方を始めているところも多いですよね。
ただ、どんな物を作ればいいのか、やっぱり動画編集ソフトなどを使えるようになってかっこいいものを作れないといけないのか?

それが難しいなら、高いけれど専門会社に出すべきなのか?など疑問点はたくさんあるはず。
実は、最初からソフトなんて買う必要ないですし、買ったところである状態になるだけです。それより前にきちんとやっていくことがあります。そんな内容です。

 

□配信スタンド

LINE@再開しました、ピックアップです

[1]YouTuberにも人気のビデオ編集ソフト御三家の方向性を探ってみた

https://bit.ly/302zgrU

動画編集ソフトはどれが良い?というご質問を時々頂きます。

この記事で紹介されている、Final Cut ProとpremierePro と DaVinci は恐らく良く比較される3つだと思います。

ただ、これからHYPやYouTubeで動画配信したい中小企業は、これらのソフトはやめた方が良いです。

まず、何だかんだ難しいです。パソコン作業が必須です。

そして、これが大きいですが、ソフトに慣れてくると、派手なエフェクトバリバリの物を作ってしまいます。機能を使いたくなるわけです。そうすると、見る方は辛いんですよ。濃厚豚骨ラーメンを押しつけられた感じです。

恐らく数年以内に、AI活用で今の数倍楽に作れるようになります。そうしたらスマホで撮影したら、後はおまかせで、ちょうどいい、生っぽい奴が作れるようになると思います。

今は、コーポレート用なら安めの所に外注、普段の物は生っぽさ重視で、自分で撮ってスマホアプリ(ロゴが入るのは荒れなので有料)位で済ますのがちょうど良いと思います。

[2]SFA・CRMの「入力が面倒くさい」「活用しきれない」を防ぐためのチェックリスト

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2111/08/news019.html

こういった細かいチェックリストももちろん大事なのですが、一番大事なのは「そもそも、CRMやSFAやMAを入れるのは大変」という覚悟から入っていないからです。

現場の立場になってもらえればと思いますが、そう簡単に変えられないじゃないですか。

外の会社が絡んでくるとなおさらですよね。

なので、権限がある人が上に立って徹底的にやって、はやく生産性マイナスの所から抜け出す、そして、ダメなところは直していくけれど、しばらくは不満をきちんと潰していくことが必要という覚悟が必用なんです。

なんとなく「入れたらなんとかなるかな」が失敗するのはそれはそうなのですが、責任範囲とかルールとかそういったものは、ちゃんと決めても絶対問題が起きるんです。

事前に準備すれば軽減はできても、ゼロにはできません。その前提で未来を見据えて入れる覚悟を持つのが一番必要な事なんです。反発仕方無しです。

[3]「映像やテキストよりもリアルな人そのものを届けたい、残したい」、Voicyが目指す世界観

https://jp.techcrunch.com/2021/11/08/voicy-interview/

Voicyさんとは直接関係もありませんし、配信もしていませんが、この記事の内容は納得感があるなという印象です。

結局コンテンツは半分は配信する人や会社、残り半分がコンテンツの内容くらいの感覚なんです。

あふれてるので、Whatでは判断できず、Whoで判断するんです。ただそれは人間昔からそうですよね「あの人が行ってるんだからそうなんだろう」ですね。

なので、コンテンツを出すときに大事なのは内容もさながら、「この人なら」のところだったりします。

ただ懸念は、耳から入る情報は脳に直入りやすい、なので悪用するというか、そこが「上手い」人が入ってくるとおかしくなると思うんですよ。詐欺とまでは行かなくても。

そういう時に、私たちは取捨選択できるのか。

YouTubeはまだ視覚情報があるので論理的思考が働きやすい。でも音声は難しいですね。これからのITリテラシー教育はこの辺も大事にしたいところです。

LINE公式アカウントでもトピックス配信しています。裏のような扱いです。メルマガでピックアップするもの以外は、タイムラインにも出さない様になるかと思います。

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書籍は最初の一歩にお勧めです

Amazonか大手書店で販売中です。

さて、この本は、企業のウェブ担当者・経営者などの方に伝えたい内容がメインです。

フリーランスでマーケターとしての腕を上げたい、SEOや広告のテクニックを学びたいという方向けの本ではありません。

Amazonだと中身が見られないので、そこだけ気にして頂けると、ミスマッチも少なくなるかなと思います。是非読まれた方はブログやAmazonなどでレビュー書いて頂ければ幸いです。

今後の配信コンテンツの方向性を決める上で、是非生の声を頂きたいです。

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終わりに

YouTubeが低評価の数を表示しないようにするようです。これを書いている現在はまだされてないみたいですね。

ただそもそも、全部数字出さないようにすればいいと思いますよ。

数字が出るのが当たり前のように感じるかもしれませんが、例えば他にGoodやBadボタンを表示しているものとしては動画や音声系サブスクがあると思いますが、あれはあくまで個人の趣向を伝えるもので、数は表示されていません。

YouTubeとSNS系だけですよね。

自分が好きなものを気持ちよく見るには数字なんてないほうがいいですよ。そうすれば数字稼ぎで迷惑なことをする人も減りますし、それで浮ついた商売する人も減るでしょう。

YouTubeがすべての動画の「低く評価」数を非公開に | TechCrunch Japan
https://jp.techcrunch.com/2021/11/11/2021-11-10-youtube-is-removing-the-dislike-count-on-all-videos-across-its-platform/

ただ、低評価の数が出ないだけでも、周りに判断基準を委ねる人の同調行動は減るでしょうから、効果はあるのではないでしょうか。評価が公に明示化されるのって、普通はストレスですからね。

それでは今回は以上です。

またメールしますね。

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