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インバウンドマーケターを目指すときに必要な6つの条件

2013年6月17日の記事のため、今の定義と当時の定義で齟齬がある可能性があります。その点ご留意の上お読み下さい。

インバウンド・マーケティングという考え方について語られる事がとても多くなっています。インバウンド・マーケティングを謳うサービスのローンチも続々と行われています。今後の主流となっていくことは間違いないんじゃないかな、と思います。

とは言え、それが今の「SEO」や「PPC」などと同列に一般的なものとして語られるには、まだまだ時間がかかるでしょう。

なぜそう思うかというと、インバウンドうんぬん関わらず、そもそもWEB戦略の実行がままならない状況の企業んが少なくないことを、日々実感しているからです。

しかし消費者の購買マインドは完全にインバウンド志向になっています。このままでは売り手も買い手も幸せになれません。

そこでやはり必要なのは、現場のWEB担当者が、今からご自身でスキルをつけて行くことです。

将来のマーケティングの動きを見据えて。トライアンドエラーの数が業界全体で増えれば、最適化のスピードもその分速まっていきますよね。

そこで今回は「どうしたらインバウンド志向になれるのか?」についてです。

どうしたらインバウンドマーケターになれるのか?

そこで今回は、どうしたらインバウンドマーケターになれるのか?というポイントをご紹介します。

元記事はHubSpotBlogから。

▼How to Get Hired as an Inbound Marketer :
https://blog.hubspot.com/blog/tabid/6307/bid/33467/How-to-Get-Hired-as-an-Inbound-Marketer.aspx

元記事は「どうやったら雇ってもらえるか」という観点の記事です。しかしこれは同様に「どうしたらマーケターはインバウンドマーケターとしてのスキルを得られるか」ということにも繋がりますよね。

そこで、その観点で6つのポイントをご紹介して行きたいと思います。

インバウンドマーケティングのスキルを得るための7つのポイント

コンテンツを自分で実際に作る

インバウンドマーケターとして雇われたいなら、コンテンツクリエーションの能力は雇い主が一番に重要視するものの一つです。ではどうやってそれを探すのでしょうか?履歴書で、ただ「コンテンツクリエイター」と書くだけでは不十分です。インバウンドマーケターを雇う人たちは、Googleで、実際にあなたがコンテンツを作っているかどうかを見るのです。あなたの名前で検索し、その結果を見ます。

これは「雇う」という観点の切り口ですが、「コンテンツを自分で作ることが、とにかくインバウンドマーケターへの第一歩」とも言えます。

実際、コンテンツを作る過程というのは、やってみないとわからない「辛いこと」や「楽しいこと」や「悩ましいこと」や「興味深いこと」がてんこ盛りです。

決して、コンテンツ作成がインバウンドマーティングの全てではありません。しかし、大きな部分を占めるものですし、そしてコンテンツを相手目線で作るという課程の中に

  • 相手目線の文章の書き方
  • 分かりやすい文章の書き方、レイアウト、配置など
  • 内的SEOやサイト内の情報の構造の作り方
  • コンテンツに対しての集客方法や実感
  • 最終的にゴールに繋げるための方向性の付け方

などなど…さまざまなノウハウを得るチャンスが巡ってきます。

まだまだ、コンテンツを作って情報発信しているWEB担当者の方は多くないと思います。内部向けでもいいので、ドキュメント作成に積極的に手を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

 

また、実際にコンテンツ作成が主業務でなかったとしても、コンテンツを作れるということはどんな業務でもプラスになります。

もしあなたがモバイルマーケティングの仕事に応募したとしても、コンテンツを作成しなければならない瞬間はあるんです。たとえそれがあなたの一番のメイン業務ではなかったとしても

ある意味、デザインとライティングは万能の付加価値です。

ソーシャルの世界で活発に活動すること

インバウンドマーケターの名前をGoogleで検索するとき、何がでてくるべきか?それは、ソーシャルメディアのアカウントだ。Facebookのプロフィールを何でもかんでも公開しろと言うことではない。そうではなく、TwitterやFacebook、LinkedLnのアカウントがきちんと見つかるようにしなければいけないということだ。

また、ただアカウントを持っているというだけでは駄目だ。実際に活用している必要がある。一番最近のツイートが2ヶ月も前となると、あなたが本当にソーシャルメディアの作用を理解しているか疑わしくなる。

そもそもTwitterやFacebookを使っていないというのは、今WEBマーケティングに関わるならNGです。人間「使ったことのないことは分からない」ものです。良くも悪くも、みんなが使っているものは使ってみないと、そしてマーケティングに使えるかどうか試してみることが大切ですよね。

やってみてダメだった、でもいいんです。「Twitterでいろいろやったけどダメでした。普通に情報を発信するだけにとどめています。」ということをため息混じりに言われたことがあります。しかし、私はそれで十分成果になっていると思います。

選択肢を減らせたことは、とても大切なことですよね(Twitterがダメだということではないですよ)

私自身、とりあえずやってみたことがたくさんあります。Podcast、動画セミナー、SlideShare、アプリ、ChatWork相談…後は言えないものも含めてたくさんあります、その中で残っているのは一握りですが、それは他の方にもおすすめできるなと実感を込めて言えます。

そういうのって、大事です、よね。

話を戻してソーシャルですが、コンテンツを作る場合に大切なのは「其の評価」です。良かったか悪かったか、です。ソーシャルメディアがない時代はフィードバックを得るのって、とっても難しかったと思うんですね。

しかしソーシャルなら、たくさんもらえるわけです。「反応がない」というのもフィードバックなわけです。とすれば、これを使うことで、PDCAサイクルを回せますよね。(強靭な心も時に必要ですが…)

コンテンツに対して真剣なら、ソーシャルは活用していてしかるべきです。

コミュニティの一員になること

それらがオフラインだったとしても、何らかのコミュニティのアクティブメンバーになることをおすすめする。なぜならば、この先いつそのコミュニティに参加できるかわからないからだ。オンラインコミュニティは、ネットワークを形成するためにはとても有効だ。

これは元記事の「雇用されるためには」という側面が強いので、あまり深入りしません。コミュニティに関しては好みですが、同じ趣向を持っている人たちと交流を持つことは、非常に価値がありますね。

なぜなら、自分の視野から外れているものを知ることができるからです。人間、自分が持っているバイアスには気づきづらいものです。そこをフォローするときに一番ありがたいのは、信頼出来る他者の存在です。

私は飲み会に行ったりすると、大概お腹を空かして帰ってきます。いっぱいご飯が出てくるのになぜ?と聞かれることもありますが、多分、食べるより聴いたり話したりしてる方が楽しいんでしょうね(それで家に帰って夜食を食べて体重があれになったりもしますが…)

人と話すということは、本当に楽しいです。

分析的に物事を見る

インバウントマーケターは、数字に対する苦手意識をもってはいけない。コンテンツ作成という印象から、毎日毎日「クリエイティブ」なことに没頭していればいいと思われるかもしれない。しかし現実は、デザインというのはインバウンドマーケティングのたくさんある要素のうちの一つにすぎず、後は数値とのにらめっこだ。

インバウンドマーケティングの中で重要な「コンテンツ作成」ですが、どうも海外ではアーティスト系の仕事だと捉えられることも少なくないようです。日本だとそうでもないかなという印象です。

コンテンツ作成は、最後の味付けと最初の発想が右脳的感性、残りは理詰めの左脳的思考だと思っています(この右脳左脳っていう考え方は正しいのかわかりませんが)さらに言えば、デザインもそのほとんどは理屈でできています

私は最初DTPデザイナーからのスタートだったのですが「画面にある全ての要素について、なぜそうしたのか説明できないならやりなおし」というのが、同じくデザイナーだった私の父親の教えだったりします。

テクノロジーに尻込みしない

インバウンドマーケティングは、システムやプログラムについてある程度知っていたほうがいい。プログラマーになる必要はないが、新しいソフトウェアについて学んだり、CMSをナビゲートしたり、あなたの企業のCRMがどのように機能しているか判断したり、基本的なHTMLいじることをある程度自信を持って行えないといけない

とにかくインバウンドマーケティング、というかWEBマーケティング全般は「効率との勝負」だと思っています。やろうと思えばいくらでもやれることはありますし、細かく見ようと思えばいくらでも見ることができます。

もちろん、首を突っ込む内容は精査しないといけません。無意味なことに時間をかけるほど切ないことはありません。安宅氏の『まずイシューからはじめよ』は全力でおすすめできる書籍です(昨年のアクセス解析サミットのセッションもしびれました)

その前提にはなりますが、やることに事欠かないのがWEBマーケティングです。

そこで助けになるのはシステムやプログラムです。これを「よくわからない」ということで遠ざけてしまうと、アウトプットの効率は非常に悪くなります。自動化できるところは自動化して、本当に付加価値のある部分に集中できるようにすることが、WEBマーケティングしいてはインバウンドマーケティングについては重要ですね。

常に学ぶこと・何でも読むこと

…発展を徹底的に研究し、新しいコンセプトやツールをどのようにインバウンドマーケティングに適用させるか知っていなければなりません。そうすることで、あなたのマーケティング戦略を最新の状態に保つことができ、仕事において劇的に効果を発揮し、なにか新しい議論を持ち込む前進的な人間という位置づけになれる…

インバウンドマーケターになりたいと強く願うなら、インバウンドマーケティングに関して入手できるものは何でも読むべきです。常にそうすべきです。毎日、あるいは毎週読む出版物の内容についてよく話すことができ、重要な著者やブロガーの名前を知り、読んだものについてなぜそれを読んだのか説明でき、実際にそれらを解釈することが必要です。それこそが唯一、動きの速いインバウンドマーケティングの世界についていくための方法なのです。

国内、そして海外にはたくさんのマーケターがいます。彼らは毎日自分自身で実験を繰り返しています。

何がうまく行ったのか何がうまく行かなかったのか…私達自分自身では到底行えないような量の実験が世界中で行われています。そして其の中の一部が、WEB上に惜しげもなく公開されています。

もちろん、情報を得ただけでは何もできません。しかし、情報を無視するのは最も良くないことですよね。世界中の実験成果を取捨選択して取り入れ、自分の実験に活かす、そういった考え方が良いのです。

そのために、効率よく情報を収集する仕組みを整えること、これはマーケターにとって大切な栄養補給です、ね。

私は1000以上のRSSをReederで読みつつ、Flipboardを並行してチェックしています。前者はすでに辺りをつけている情報を知るために、後者は知らない情報に出会うために、です。Amazonと本屋のような関係ですね。

終わりに

本当は7つ目もあるのですが、これは本当に「雇用してもらう」ための方法なので省略します。よろしければ原文を御覧ください。採用担当者に対してのアピールの話です。

▼How to Get Hired as an Inbound Marketer :
https://blog.hubspot.com/blog/tabid/6307/bid/33467/How-to-Get-Hired-as-an-Inbound-Marketer.aspx

 

それ以外に7つのポイントをご紹介しました。途中からインバウンドマーケティングのというよりはWEBマーケティングの、と拡大してしまった部分もあってすみません。

コンテンツを作れるということはとても重要なスキルです。コンテンツを作ることが出来る人は貴重です。

この記事がご参考になれば幸いです。

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