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第8章:具体的なステップ1 – 問題点の発見

パソコンを使う人にインターネットで検索をしてもらう(1→2)

WEB解析HTML_アイキャッチ画像これはさすがにどうしようもありません。パソコンの電源を入れた人が、デジカメの印刷だけではなくちょっと気まぐれに検索エンジンから検索をしてくれることを祈るだけです。

強いていえば…祈りましょう(^-^;

ただ、0→1→2→3と一気に進むことを促進させる方法はあります。

マス広告をうったり、TVで扱われたりするなど、ユーザの方から指名で探しに来る場合です。

その場合、非ネット(リアル)でのマーケティングや、口コミ経由・紹介などソーシャルな集客が主役になります。

とは言えウェブ解析とは少しずれた話になるので、今回はこちらの話は除外します。

検索結果の中で自社サイトを選んでもらう(2→3→4)

これが、いわゆる「SEO」や「SEM」の世界です。

狙ったキーワードで上位表示され、検索結果に出ている文章を魅力的にし、サイトに来てもらえるようにすることですね。

もう少し細かく分けますと、

自然検索(いわゆる普通の検索)なら

  1. 自分のサービスを買ってくれそうな見込み客が検索しそうなキーワードを考える
  2. そのキーワードの検索結果で上位表示できるように、内部外部様々な施策をうつ
  3. それと並行して、表示された時にクリックしてもらえるようにTitleやDescriptionをニーズにあった魅力的な物にしておく

Yahoo!プロモーション広告(旧:Overture)やAdwordsといったキーワードマッチ型PPC広告も同じで

  1. 自分のサービスを買ってくれそうな実顧客が検索しそうなキーワードで出稿し
  2. クリックしてもらいやすいキャッチコピーを考え
  3. クリックした先のページでさらにメッセージを伝えていく

という流れです。

ここが上手くいっているかどうかの計測は、「CTR」という指標で行います。

CTRは「Click Through Rate(クリックスルーレート)」または「クリック率」を表し、

「 そのキーワードでの実際のアクセス数 ÷ 月間のキーワード検索数」

で計算します。前者はアクセス解析から、後者はGoogleのキーワードツールやYahoo!のキーワードアドバイスツールなどで得ることができます。

▼Googleキーワードツール

 

また、GRCという検索順位チェックツールを使えば、SWCという同じ会社のアクセス解析と連動させることで、

  • CTRの計算が楽に(自動的に計算はしてくれませんが…)
  • あるキーワードからの流入数の変化の把握が楽

になります。有料ですがこちらもお勧めです。

▼検索順位チェックツールGRC:https://seopro.jp/grc/

シンプルな例

例を一つあげます。

例えば、先月1ヶ月のあるキーワードからの流入数が「100VISIT」だったとして、そのキーワードの検索数が「4800件/月」だったとします。

そうするとCTRは 100 ÷ 4800 = 2.08% になります。

パーソナライズド検索やクライアントの環境の違い、キーワードツールの数字の正確性で、数字はこの通りにはならないので、あくまで相対指標として捉えて下さい。

まとめると、ここを改善するために重要なのは、簡単には「上位表示されること」と「クリックしてもらえるような魅力的なタイトルを付ける」事に尽きます。

上位表示させるためには、自分の見込み客がいそうなキーワードで、なるべく競合が弱いところを探し、リンクの獲得やページ数増加などSEOの策をたくさんうつこと。

そして、検索結果に表示される文言を、そのキーワードを入れた人の気持ちになって魅力的なモノにすること。

このあたりをもっと詳しく知りたい方は、SEOやSEMの専門書を読んでみて下さい。良書がたくさんあります。

SEOやSEMは情報の鮮度がとても大事なので、なるべく新しい情報かつ、あおるようなタイトルではないものがいいです。(SEOで10倍儲かる!みたいなものはNGです)

また、SEOについてはブログがたくさんあります。これも鮮度の面で特にお勧めです。

SEOやSEMについてはそれだけで本が何冊も書けてしまうような物なのでここでは割愛します。

他のサイトと比較される(4→5→6)

閲覧し、他のサイトと比較されながらお客さんが検討している段階です。ここの計測は、実はかなり困難です。

なぜなら、自分のサイトならお客さんの動きをアクセス解析から得ることができますが、他社のサイトでの動きは分からないからです。

競合他社のアクセス状況を見ることはできませんし、以前にどこのページに行ったかというような情報を得ることはインターネット上では基本的にできません。(できたらプライバシー上大変ですよね)

ですので、ここは「ユーザの気持ちになる」“ユーザテスト”の出番です。

「ユーザテスト」によって、アクセス解析では拾えない気づきを得ることができます。

ただ、これは数値に表れるものではないので、定量的なものには繋がりません。

ユーザテストについては後ほど改めてご紹介します。

ただ、アクセス解析の数字だけでも、自社の製品やサービスの魅力がきちんと見込み客に伝わっているかどうかは、ある程度類推することができます。

例えば

「サービスのウリが書いてあるページ(最も読んで欲しいページ)」÷「全体のアクセス数」

が低ければ、読んで欲しいページにもっと来てもらえるように、サイト内のナビゲーションを変えるべきですよね。

あるいは

「サービスのウリが書いてあるページ」の平均滞在時間

が短ければ、あまり読んでもらえていない可能性が高いです。

ただ、これは逆に、さっと読めば内容がすぐに頭が入って他のサイトの情報も見に行った、とも考えられますので長ければ長いほど良いわけではありません。

また、

「サービスのウリが書いてあるページ」の離脱率

も重要です。

離脱率とは、このページを最後にしてサイトを去ってしまった(アクセス解析的に言えば、これ以降のアクセスログが無い)状態です。

これが高ければ、興味を持ってもらえなかった可能性が高いです。平均滞在時間が短ければなおさらです。

ただこれも、分かりやすくてすぐに理解してもらえ、去っていったというパターンも少なからずあるので、盲信は禁物です。

このあたりがウェブ解析におけるテクニカル分析の難しいところです。

ただ、

「ランディングページ」の直帰率

は、ある程度素直に見ることができます。

ランディングページとは「あなたのサイトにアクセス者が来た時、最初に見たページ」のことです。

自然検索ならほとんどがトップページ、キーワード広告の場合はその際に設定したページになるはずです。

そして「直帰率」とは、そのページを見ただけで、他に何も見ることなく去ってしまったアクセス者の割合です。

これが高いと言うことは、検索エンジンの検索結果からやってきた人が、表示されたあなたのサイトを見て「思っていた内容と違う、あるいはよく分からない」と感じ、すぐに去ってしまってしまった割合が高いと言うことです。

通常ランディングページだけでアクセス者が求める全ての情報が手に入ることはないので、「直帰率が高い=良くない」と考えていいでしょう。

一般的にトップページの直帰率は50%程度にはなってしまうと言われています。

これが80%~90%の場合は要注意ですね。

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